米紙「ニューヨーク・タイムズ」では、暑い日でのエクセサイズにおいて、耐久性が落ちる理由を指摘し、これを改善するコツについて述べています。
まず、なぜ暑いと、エクセサイズでバテやすくなるのでしょう?
血液が皮膚を冷やすために集まり、筋肉を動かすためのものまでそちらに回ってしまうからです。暑ければ暑いほど、この動きが高まるので、その分、バテやすくなるというわけ。では、どうすれば、これを改善することができるのでしょうか?
いくつかの研究によると、エクセサイズの前にカラダを冷やしておくことが効果的なのだとか。具体的には、クールベストを着たり、一時間ほどプールに入ったり、冷たいシャワーを浴びるなどが挙げられます。また、お手軽な方法としては、エクセサイズ前にフローズンドリンクを摂ること。冷水を摂った場合に比べ、10分も長くエクセサイズを続けることができたそうです。
これらのプレクーリングが、どのようなメカニズムでパフォーマンスに影響を与えているのか、まだ明らかになっていませんが、仮説のひとつとしては、エクセサイズ前に体温を下げることで、体が暑くなるまでの時間を長くできるということが考えられます。
この記事によると、暑い日のジョギングの準備には、頭がキーンとなるくらい冷たいフローズンドリンクを摂るのが、効果アリということのようですね。「最近、すぐにバテバテだよ...」というジョガーさんは、ぜひ一度お試しを。
To Beat the Heat, Drink a Slushie First [NYT]
Adam Pash(原文/訳:松岡由希子)