Twitterに掲載される写真のほとんどが食べ物である、ということからも分かるように、旅行先に限らず、最近では日常生活においても「食べる前に撮る」というのが暗黙の了解となりつつあります(お店などではマナーを大切に!)。
ライフハッカーでも料理の話、写真の上手な撮り方についてはこれまでも多くの記事を掲載してきたのですが、今回はそれを合体させた、料理をおいしそうに撮影する方法というのを写真家アンドリュー・スクリバーニさんのガイドに沿ってご紹介していきたいと思います。
ランチを携帯でパチャッと撮る場合には全てが実行可能なわけではないですが、自分で作った料理をメールで恋人に送る場合など、出来るだけおいしそうに見えるコツがまとめられていますのでぜひ一読して見て下さい!彼が提案する5つの方法は下記の通り。
1. フラッシュはオフに!食べ物の撮影は、可能な限り自然光での撮影を心がけて下さい。窓からの光、欲を言えば外での撮影などが理想的です。フラッシュを使っての撮影も可能ですが、フラッシュを上手に使いこなすには多くの機材やノウハウが必要となってきます。最近のデジカメなどで食べ物を撮影する際にはフラッシュは最大の敵だと思って下さい。この手のフラッシュを使って食べ物を撮影した場合、写真に映る食材はのっぺりだらーんとして決しておいしそうには見えません!フラッシュはオフにして、横または後ろ方向からの光が当たる場所を探してみましょう。
2. 料理がフレームいっぱいにくるような構図で撮る! 食べ物以外が写っていたり、何も写っていないスペースが大きいとおいしそうに見えません。最悪の場合、食べ物がよく見えません! なので出来るだけお皿に近づいて撮影しましょう。
3. デートに行く時の服装と同じくらいの気配りでお皿を配置色使いだったり、コーディネートだったり、全体的にエレガントな雰囲気を醸し出せるように注意しましょう。欠点はカメラを通すと、拡大されたかのように目立ってしまいます。盛り付けをする際には目一杯には盛りつけず、少なめを心がけましょう。大きなお皿、ボウル、鍋などは上手い構図を作りにくいので、最大でも幅30センチ以下のものを使いましょう。
4. 白っぽい服装で撮影を!明るい晴れた日に直射日光の下で撮影する場合、ホワイトカードまたはペーパーを使って光と料理の間に白い壁を一枚挟むと、自然な明るさで撮影出来ます。またスクリムやフィルターなどを使って窓をカバーし日光をフィルターするのも効果的です(別途機材が必要ですが)。曇りの日などの場合、フィルターなしでも自然な感じで撮影できます。最も簡単に出来ることは白っぽい服装で撮影をし、反射された照明を被写体に当てる、ということです。これだけでも色合いなどが変わってくるのでぜひ試してみて下さい!
5. 暗い場所で撮影するなら三脚を! 暗い部屋で撮影する場合、部屋の一番明るいところへ料理を移動させ、ランプなどの照明を出来るだけ明るくします。フラッシュはオフにし、カメラを固定させるために三脚を使用、または平らな場所へ置いてください。暗い場所で手で持って撮影するとどうしてもぶれてしまいます。
多くの方の場合、さすがに機材を買ってまでやる必要はないかと思いますが、この5つのポイントを参考にしてせっかくのおいしい手料理がまずそうに見えないように工夫してみて下さい!
他にも料理を撮影する時に使える小技などをご存知の方はぜひコメントで教えて下さい!
How to Take Photos of Food [The New York Times]
Whitson Gordon (原文/まいるす・ゑびす)