節約は気持ちいい?節約は快感である!
皆さん、節約してますか? 節約FP山崎です。今回は「節約は快感である」という話をしたいと思います。
普通、「節約は辛い」、「節約は苦しい」と考えます。しかし、これが節約がうまくいかない根本的理由です。あなたが真性のMでない限り、苦しいことや辛いことは避けたいと思うはずだから。
逆に言えば、節約を楽しみ、気持ちよく感じられる場合は続けられる可能性が出てきます。そして、節約を快感にするには、それなりに頭をつかう必要があります。つまり、節約は知的な行為でもあるわけです。
ぜひ、「節約は地道でつまらない」とか「節約は苦しくてやる気がしない」という考えを改め、「節約すればするほどキモチイイ!」という境地を見つけて欲しいと思います。
それでは、節約を快感にする7つのパターンをご紹介します!
節約快感の1:おつとめ品で節約する
節約の基本として、閉店前の割引商品、賞味期限切れのおつとめ品を買うことは外せません。このとき「ああ、貧乏っぽい...」などと思ってはいけません。「おお、お得だ!」と、素直に喜ぶことが大切です。
お店だって、売れずに廃棄になるより、あなたが買ってくれたことで売り上げになったわけです。堂々と、気持ちよく買いましょう。
いつもは手が出ない、ちょっと高めの品を割引で買うのも、またテクニック。
いつもは買えないと思っている伊勢丹の食品売り場も、閉店前はお得に買えるチャンス。いつもの予算で、いつもよりすこしゴージャスな買い物にするのも、また節約です。おつとめ品を買うときも「節約の快感」を味わいましょう。
節約快感の2:買い物する店を変えて節約する
いつも同じスーパーで買い物してませんか?
ときどきお店を変えてみることは、ぜひ試してほしい節約方法です。新聞に入っているチラシを時々チェックして、いつもは行かないスーパーに顔を出してみましょう。
お店を変えると、「うわ、こんな安いものがあった!」という発見があるものです。食料品や日用品のチェックだけでなく、薬局や家電量販店も、積極的にハシゴしてみたいものです。競合店がすぐ近くにある場合はさらに、トクするチャンスがあるものです。
このとき、安いモノを見つけた自分を素直に賞賛し、発見した快楽を堪能してください。お店を変えて、より安く良い物を買って「節約の快感」を味わいましょう。
節約快感の3:買う曜日を変えて節約する
買う曜日、って考えたことありますか?気にしたことがない人は、少し意識してみましょう。
天気の悪い日は客足が落ちるので、緊急値下げが行われることがあります。これはスーパーでも、家電量販店でもあり得ます。あえて雨の日に買い物に行くことは、節約のチャンスです。店頭にはっきりと「雨の日サービス」なんて書いてある場合もあります。
また、大きく売り上げをのばしたい週末は、平日と違う値札をつけることもしばしばです。欲しいモノに、手書きの安い値札や「週末特価」なんて値札をみたら、気持ちよくなりたいところ。
混雑はちょっとイヤですが、お得に買い物をするチャンスです。同じお店で安く買えるわけですからね。曜日を工夫して「節約の快感」を味わいましょう。
節約快感の4:値下がりを待って節約する
資産運用においては、時間を味方につけることがコツのひとつですが、釣り竿を垂れて、のんびり魚がかかるのを待つように、買い物でも「時」を味方につけると大きな節約になります。
特に大型家電やパソコンなどは、時間を待てば節約のチャンスがあります。どんどん値下がりしていくからです。
型落ちを買うというのは、ほぼ同機能を安く手に入れる方法。
ネットを使う人なら価格コムあたりで、商品登録をするのもいいですね。「XX円以下になったらメール」みたいな機能もあるので、値頃感が今ひとつの場合は、少し待ってみるといいでしょう(待ってみたら、実は不要だった、と気づく場合もありますしね)。
値下がりを待つことにより「節約の快感」を味わいましょう。
節約快感の5:中古品やレンタルで節約する
新品を買う余裕がない場合は、中古で手に入れて買い物の快楽を得る方法があります。
この場合、レアグッズでなければ、新品より安くなることが一般的ですから、費用的にも節約になります。
中古に向く商品とそうでない商品はありますが、中古の状態をきちんと確認すれば、たいていの場合、中古でも新品並に動くものです。
例えば初めての車なんかはどうせ傷つけるわけですから、中古に限ります(私は初めての車を30万円でみつけましたが、問題なく7年動きました)。
また、レンタルも工夫して使ってみたいところです。まあまあ好きなアーティストの新譜をレンタルすれば、購入費用を9割減らせますし(ちゃんと印税は届きますし、iTunesより安いこともある)、旅行中の数日しか使わないモノなら、レンタルしたほうがトクすることがほとんどです。
その分、旅行先で贅沢できるかも?中古やレンタルを賢く使って「節約の快感」を味わいましょう。
節約快感の6:「置き換え」で節約する
「いつものアレ」は、実は他のモノと置き換え可能であったりします。
私は伊藤園のジャスミン茶が好きなのですが、自宅ではティーバッグで水出ししています(実はスーパーで普通に売っている)。これだと2リットルが約10円で出せるので、同等の品を安く買えていることになります(ここで大事なのは、「これに気づいた自分は偉い!」と快感を得ることです)。
いつもの商品を、他のメーカーの安いモノに変えても、満足度は変わらなかった、ということもよくあります。
ときどき、「置き換え」にチャレンジしてみるといいでしょう。もし、満足できなかった場合は「自分の気に入っているあの会社のモノは、やはりいいモノなのだ」と納得して、元に戻せばいいのです。
「置き換え」にチャレンジして、「節約の快感」を味わいましょう。
節約快感の7:高いモノをあえて買って節約する
あえて高いモノを買うことで、結果として節約になることもあります。これは上級編の節約といってもいいでしょう。しかし、うまくキマると快感も大きくなります。
コツは、「安いモノを何度か買い換える」コストと「高いいいモノを長く使う」コストのバランスです。俗に安物買いの銭失いなどといいますが、まさに名言です。
最近の分かりやすい例だと、電球なんかがこれに当てはまります。その場の費用が3倍以上でも、寿命が6倍かつ省電力になるものや、4000時間使えると言うLED電球にするなどトータルで十分トクするものはたくさんあります。
電球が切れてもコンビニですぐ買わず、あえて高い電球を買って快感を楽しみたいところです。高いモノをあえて買って「節約の快感」を味わいましょう。
大切なのは、節約をしたとき、「節約した~!」と実感し、快感を得ることです。節約をして「ああ、切り詰めた...」と下を向いてはおもしろくありません。
これからは「節約は快感」というキャッチコピー(つまり節約快感フレーズ)を心に秘めて、キモチいい節約にチャレンジしてみてください。
あなたの「節約快感フレーズ」もぜひ教えてくださいね(twitter: @yam_syun までお寄せください)。
追伸:
そうそう。時々聞かれるのですが、デフレ克服とか国の成長のために、我々がムダな買い物をする必要なんてありません。「いいモノをいい値段で買う」をただ心がければいいのです。
もちろん、欲しくていいモノは買えばいいでしょう。しかし、無理に高い買い物をする必要はありません。節約は堂々と、楽しく!です。
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