Microsoft 2009のセキュリティ掲示板に、心に止めておくと良さそうな情報が掲載されていました。特に友達や家族、同僚などのためにPCをセットアップしようとしている方は、要チェックです。90%の最も深刻なリスクは、管理者権限を取り除くことで無効化できます。
BeyondTrust security study(リンク先PDF)によると、その90%は「リモートコード実行」による脆弱性であり、基本的にはタチの悪いウィルス、ワーム、トロイがほとんどだそうです。Microsoftのセキュリティレポートによると、そのうちの57%は管理者権限のないWindows 7や、管理者権限を無効にした他バージョンのWindowsには、問題のないものだそうです。さらに、Microsoft OfficeとInternet Explorerにつけこもうとする悪者も、軒並み入り込めなかったようです。
家族で共有するPCのセットアップや、ウィルスに無頓着な友達などを手伝う場合には、このことを頭に入れておくと良いかもしれません。場合によっては、更新やプラグインのインストールを行う際に、電話やメールをする必要が出てくるかもしれませんが、嘆きや心配からは幾分解放されるかと思います。
90 percent of Windows 7 flaws fixed by removing admin rights [Ars Technica]
Kevin Purdy (原文/訳:松井亮太)