この記事を読んでいるあなた、もしかして仕事中、勉強中じゃないですか?すでに集中力が切れて、ライフハッカー[日本版]にやってきたあなたも、ここにかわいい猫写真がありますよ、なんて読んだら、さらに寄り道してクリックしてしまうことでしょう。でも、ここで、集中力が持続しない自分を責めないでくださいね。せっかくこの記事にたどりついたのですから、「Stepcase Lifehack」ブログで紹介されていた、気が散る自分とつきあう9つの方法を読んでから、作業に戻ってください。
以下が9つの方法です。
- 気が散ってしまう自分を受け入れる
集中力が続かないことは、誰にでもあります。気が散って作業が遅れ、イライラしてさらに遅れる、という悪循環に陥らないようにするためには、自分は気が散ってしまう人間だ、と受け入れることです。仕事中にTwitterでつぶやいてしまったら、そこで自己嫌悪に陥るのではなく、反省し、次はやらないようにしよう、と心に決めてください。次に、急いで返信する必要のないメールを開いてしまったときも同じです。気が散るのは仕方のないことですが、そこで、同じ間違いを繰り返さないようにしよう、と意識することが改善につながります。
- 途中で気が散ることを想定する
鉄の集中力を持続させることが非現実であるならば、最初から気が散って他のことをしてしまう時間も加味して、作業計画を立てればいいのです。作業を始める前に、自分の作業の妨げになりそうなものを、リストを紙に書き出します。Twitter、facebook、mixi、メール等。そして、実際にTwitterでつぶやいてしまったら、リストの中のTwitterにチェックを入れます。なんだか、一つタスクを終えたような気分になりませんか?想定内の寄り道ということにすれば、そんなに気が滅入りませんよね。
- 他の人に託すか、後にするか
集中力が切れた自分がどんな寄り道をしてしまうか、これまでで見えてきましたよね。そうしたら次は、その寄り道が緊急かどうかを判断します。誰かが亡くなったとか、いま返信しないと大きなチャンスを逃すメールだったかとか。そうでなかったら、誰か他の人に任せるか、後で時間ができたときにするか、立ち止まって考え、答えを出してください。
- 短めにタイマーをかける
私たちは、基本的に怠け者なのかもしれませんね。何も意識しないと、ダラダラ作業を続けてしまう傾向にあります。試しに、いつも3時間かかるタスクに取りかかるとき、トイレに行って、飲み物を用意し、タイマーを90分でセットして、よーいドンと始めてみてください。時間内に終わっちゃったりしませんでした?すべてのタスクでうまくいくとは限りませんが、一度試してみてください。3時間よりは短い時間で終わるかもしれませんよ。
- 寄り道の原因になりそうなものを分散する
好きなことをやっているときには、集中力がアップしますよね。気が散って他のことをしたくなるのは、気乗りがしないタスクをこなしている場合です。そんな寄り道の原因になりそうなものは、一日の中で分散して、スケジュールを組んでください。たとえば、お断りの電話を入れるのは朝9時、会議の議事録を作るのは午後1時、内心むかついている上司に気の利いた言葉をかけるのは3時、というように。こうやって一日の中に組み込めば、逆に言うと、それ以外の時間は寄り道する理由がない...はずですよね。
- 刺激になるものを排除する
周囲に刺激が多ければ多いほど、気になってしまうものです。だから、例えばプレゼンの資料を作っているのだったら、パワーポイント以外は開かないようにしましょう。調べものでGoogleには行くかもしれませんが、間違ってもそこからmixiに寄らないようにしてくださいね。
- 分散して発信する
メール送信を何回かに分けたり、電話連絡のための時間を確保する、というのは意外と効果的です。Twitterのように、リアルタイムで発信したい場合は特に、その時間を分散すれば、そんなに遅れは取りませんよね。まずは、毎日のメールの送受信や、ビジネス用のTwitterなど、コミュニケーションツールを書き出します。そして、それぞれにかける時間を一日の中で細かく振り分けてください。一つのアクションに、少しだけ長めに時間を取っておくのがコツです。自分で設定した時間がきたら、発信活動はひとまず終わりです。
- 周囲に協力を求める
メールやソーシャルネットワーキングなどの誘惑を排除できても、誰かに話しかけられて作業が遅れてしまうことはありますよね。そういう場合は、あなたのスケジュールを周囲に伝えておいて、作業をしている間は邪魔しないようにお願いしておきましょう。ホームオフィスの場合でも、そのDVDを見終わるまでは、仕事場に入ってこないで(緊急時をのぞく)と、子供に言ってから作業に入ることもできますね。ここで大事なことは、周囲の協力を求める為には、その人たちにとっても協力しやすいスケジュールを組むことです。小さい子供がいるフリーランスが、一日中話しかけないで!と子供に言って仕事場にこもるのは、非現実的ですよね。
- 寄り道しても戻ってくること
大事なことは、今取りかかっているタスクを終わらせることですよね。気が散って他のことを始めてしまっても、ちゃんと戻ってきて終わらせればいいのです。
みなさんは、どうやって気が散ってしまう自分とつきあっていますか?
9 Ways to Handle Interruption Like a Pro [Stepcase Lifehack]
Jason Fitzpatrick (原文/山内純子)