Appleは、Peek Performanceイベントで第3世代のiPhone SEについて発表しました。

外見はそれほど変わっているようには見えませんが、中身はかなりの充実度です。

新しいiPhone SEはどこが違う?

基本的にiPhone 13の機能がiPhone SEに搭載されており、価格は5万7800円。

物理的なホームボタン、720p画面、背面に1台のカメラがあり、本体は古いiPhone 8と同じです。

これは最先端のディスプレイを誇る製品とはかけ離れていますが、AppleがiPhone SEをアップデートしてくれたのは嬉しいかぎりです。

米Lifehackerの編集者、ジェイク・ピーターソンさんがAppleのイベントで触れられていないiPhone SEについての詳細をすでに取り上げているので、ここでは5万7800円でSEを購入する価値があるか見ていきましょう。

5G対応

この点は現時点ではそれほど大きなポイントではないかもしれませんが、今後数年で重要になるでしょう。

iPhone SEは5G対応なんです(ミリ波ではなくサブ6 GHz、つまりギガビットのダウンロードはなし)。

米国の通信事業者は2022年に3Gネットワークを段階的に廃止しており、あと2、3年で4Gになります。

iPhone SEは購入から1、2年で買い換えるようなスマホではありません。4〜5年、場合によってはもっと長く使えるので、5G機能はそのときにとても役立つでしょう。

ですから、2020年のSEはもっと安く買えるでしょうが、8000円を追加で払っても5G対応のある2022年モデルを購入することをおすすめします。

パワフルなプロセッサ

Appleは主力製品のiPhone 13のプロセッサをiPhone SEに搭載しました。

A15 Bionicチップは、2つの高性能コアと4つの高効率コアを備えた6コアCPUで、さらに4コアGPUと16 Neural Engineを備えています。

これは、ハイエンドなゲームをプレイするのに十分なパワーがあり、アプリが迅速に起動するということです。

古いiPhone SEもなかなかのものでしたが、プロセッサのおかげでこのiPhone SEは今後何年にもわたってラグがないでしょう。このプロセッサでどんなことが可能になるでしょうか。

その1つであるカメラ機能を見てみましょう。

カメラ機能も向上

iPhone SEの背面には12MPセンサーが1つ付いていますが、格安のAndroidスマートフォンでも3〜4個のカメラがある今ではこれは珍しいことです。

でも、平凡なカメラ4つより優秀なカメラ1つのほうがいいのです。

チップと同様、AppleはフラッグシップiPhoneから物理的なセンサーと計算機能をSEに搭載しました。スマート HDR4やDeep Fusionなどのテクノロジーを利用して素晴らしい写真が撮れるようになります。

でも、一番素晴らしいのはフォトグラフスタイルが加わったことかもしれません。

この機能で、写真に手を加えて暖かい感じや冷たい感じを出したり、それをデフォルトにすればPixelやSamsungのスマホで撮ったような画像のように見せることもきます。

ただし、iPhone 13のカメラ機能のすべてが搭載されているわけではなく、ナイトモードやシネマティックモードは含まれていません。

5年以上のセキュリティと機能アップデートが得られる

2021年、6年前のデバイスであるiPhone 6s Plusが最新バージョンのiOS 15にアップデートされました。

iPhone SEにiPhone 13のプロセッサが搭載されているということは、iOSの主なアップデートを引き続き、少なくともあと5年間は受け取れるということです。

また、セキュリティアップデートはそれよりももっと長い間受け取れるでしょう。

比較的価格の安いスマホに関してこれは前例のないことです。格安Androidスマホでは5、6年どころか、2年間アップデートを入手できればラッキーですからね。

バッテリー寿命も向上

2020年のiPhone SEの問題点の1つはバッテリー寿命でした。

どうやらそれについての苦情をAppleは聞き届けてくれたようです。Appleによるとバッテリーの寿命は少しだけですが長くなるそうです。

動画再生は13時間から最大15時間に、動画のストリーミングは8時間から最大10時間に、オーディオの再生は40時間から最大50時間まで向上したということです。

フレームも強化

残念ながら、iPhone SEにはセラミックシールドはありません。

これはまだiPhone 13 Pro限定ですが、AppleはSEの本体は以前よりも頑丈になっていると述べています。Appleいわく、前面と背面の両方に「スマホでもっとも頑丈なガラス」を採用したということですが、実際に使うまではわかりません。

それでも進歩があったのは間違いないでしょう。

iPhone SEがいっそう頑丈なガラス仕上げになったのは嬉しいことですし、やはりIP67等級に適合しており(最大水深1メートルで最大30分間)、防沫性能、耐水性能、防塵性能は変わりません。

また、黒、白、赤の色のオプションは変わっていませんが、iPhone 13のように見える微妙な変化は加えられています。

ホームボタンとTouch IDがある

最後にもう1点。

iPhone SEにはホームボタンとTouch IDがあります。

つまり、大きなベゼルがあるのですが、ホームボタン&タッチIDだけでも64GBモデルに8000円を余分に払う価値があるかもしれません。

iPhone 13のジェスチャーインターフェースが気に入らなくても、SEには物理的なホームボタンがありますし、これは今後も維持されるようです。

Image: Apple