女優の石原さとみさんの理想の男性像は「こだわりの趣味とかもってちゃイヤ!」だそうですが、趣味に没頭する時間もなかなか乙なものだと思いませんか。
しかし、生涯情熱を傾けられる趣味ばかりではありません。毎週のテニスにスキューバダイビング旅行、週末は木工作業にかかりきり...それも遙か昔の想い出。捨てるに捨てられない青春の名残、高価な不要品として、趣味に関係したがらくたが屋根裏やガレージ、クローゼットの中で山と化している人もいるでしょう。
趣味のものは基本的に増え続けます。すなわち何かが犠牲になっているのです。それではもったいない!ということで、過去数年にわたりほとんど実行していない趣味なら、もうきっぱり別れを告げましょうとブログメディア「Unclutterer」が提唱しています。
不要品を整理すれば、お小遣い稼ぎになるだけでなく、自分の部屋や心にスペース(余裕)が生まれるとのこと。人生ですもの、出会いあれば、別れあり。今こそ冷静に正確に見極めましょう。お金のかかる趣味を避けるのも一つの手ですが、ここでの選択基準はずばり、過去1年間に、その趣味へ費やした時間。趣味とのダラダラした関係を断ち切る5段階の判断基準は以下からどうぞ:
- 趣味に付随した品々を家中から全てかき集める。ずらりと一堂に並べれば、どれだけのスペースが侵食されていたか分かるでしょう。
- 過去12ヶ月間に、そのアイテムを使った趣味へどれだけの時間を割いたか、各趣味ごとに調べリスト化する。
- 過去12ヶ月で10時間しか費やしていない趣味はただちに切り離そう。専門店や慈善団体に寄付するなり、ebayやヤフオクなどのオークションに出すなり、問答無用の勢いで関連品を家の中から抹殺すべし。
- 費やす時間が24時間程度の場合は、注意深く見極める必要アリ。毎週金曜の夜に約2時間、友人とブリッジを愉しむ習慣があるなら、トランプは残しておく価値があるでしょう。しかし、たった一日のキャンプのためにテントや寝袋などを保管しておくべきか。それだけ大切な趣味なのか、自問自答をして客観的に確認しよう。
- 費やす時間が24時間を超える場合も要検討。中長期的な視点から、人生における趣味の優先度やバランスを一度熟考してみよう。詩人のゲーテ曰く「大事を小事の犠牲にしてはならない」、"平成の無責任男"こと高田純次曰く人生は結局プラスマイナスゼロ。趣味にかまけて他がおろそかに...。なんて後悔しないためにも、もっと大事なことのために時間やお金を割くことができないか。プライオリティ(優先順位)や力の入れ具合を再考してみよう。はまっている趣味から半年を目安に距離を置いてみるのも一つの方法です。熱が冷め、案外平気かもしれません。
Saying Farewell to a Hobby Part 1 & Part 2 [Unclutterer]
Jason Fitzpatrick(原文/訳:kiki)