美味しいコーヒーをいれるには、新鮮なコーヒー豆が欠かせません。ですが、ローストしたコーヒー豆はあまり日持ちがしない上に、一度開封してしまったらどんどん鮮度が落ちていきます。
そこで今回は、新鮮なままコーヒー豆を長持ちさせるためのポイントを、いくつかご紹介しましょう。
■なぜコーヒー豆は悪くなるのか?コーヒー豆の缶や袋を開けると、豆が酸素に触れてしまいます。酸素に触れると、コーヒー豆はどんどん酸化していきます。酸化することで、コーヒーの風味や香りが損なわれてしまうのです。
■豆のままと挽いた豆はどちらがいいか?一般的にも知られるところですが、挽いた豆よりもそのままのコーヒー豆の方を買った方がいいです。挽いた豆は酸素に触れる面積も大きい分、早く劣化していきます。たとえ前日に挽いたばかりのコーヒー豆でも、飲む直前に挽いた豆よりも味が落ちてしまいます。
■開封して何日以内に飲めばいいのか?アメリカの料理雑誌『Cook's Illustrated』のテイスティング調査によると、12日を過ぎた辺りからコーヒー豆の鮮度が落ちたそうです。開封してから10〜12日以内に飲み切るのがオススメだそうです。
■コーヒー豆の鮮度テストこれまた『Cook's Illustrated』によると、コーヒー豆の鮮度を自宅で試すことができるそうです。コーヒー豆を1/2カップほど、ジップで封ができる保存袋に入れます。空気をしっかりと抜いて保存袋に入れたコーヒー豆を一晩置きます。一晩経って袋が膨らんでいたら、コーヒー豆がまだ二酸化炭素を出しているという証拠なので、そのコーヒー豆はまだ新鮮ということです。
■コーヒー豆を冷凍するコーヒー豆を小分けにして冷凍しておけば、湿度や酸素に触れずに済むので、さらに長持ちします。冷凍庫から頻繁に出し入れしないためにも、使う分ずつ量って、小分けにして冷凍しておくといいでしょう。
[ まとめ ]
- 10〜12日以内に飲み切る分ずつ、挽いていないコーヒー豆を買う。
- 買ってきたコーヒー豆は、使う分ずつ小分けにして保存袋に入れて冷凍する。
- コーヒー豆の酸化を防ぐため、いれる直前に豆を挽く。
インスタントや缶コーヒーもいいですが、新鮮な豆でいれた香り豊かなコーヒーはまた格別です。この保存方法を参考に、たまには丁寧にいれた美味しいコーヒーを飲んでみてください。
How Long Do Coffee Beans Last Once Opened? [eHow]
Kevin Purdy(原文/訳:的野裕子)