スキルも可能性もあるのに、ちょっと引っ込み思案、という性格のせいで損をしている人、周りにいませんか? もしかしてあなたがそうですか? Investor's Business Dailyに、シャイを克服してビジネスシーンで輝くための9つの方法が載っていました。シャイではない人でも使えそうなワザがありますよ。
1. 存在感を与えるこれは、みんなから一斉に注目を浴びるようにする、というものではありません。周囲にちょっとしたインパクトを与える存在になるのです。たとえば、レーガン元大統領は聴衆を惹き付ける能力を持っていました。そこまで大きな存在感ではなくても、ちょっと気が利く人、とか、さわやかに挨拶できる人、など、小さなところから周囲にあなたの存在感を与えていきましょう。
2. 話をよく聞くまずは周囲の話をよく聞きましょう。そして、的確な質問を挟むのです。その質問によっては、あなたの持って行きたい方向に、話の内容を進めていくことができるかもしれません。
3. 軽くリハーサルシャイを克服する一つの方法は、会議であなたが発表する内容を家でリハーサルすることです。でも、一語一句暗記する必要はありません。メインテーマやキーになるフレーズだけを軽く練習しましょう。丸暗記すると、不意に質問されるなどの「アクシデント」が起きたときに、対応できなくなることがあります。
気になる、残りの6つの方法は、以下にて。
4. 聞き手の興味に敏感になるアメリカの第26代目大統領、セオドア・ルーズベルトは内気な人でした。でも、下調べを怠らな人でもあったのです。初めて会う人でも、可能な限りその人の好きな話題について調べ上げ、実際に会ったらそれを話題にして相手の気持ちを取り込みました。大きな会議の前はもちろん、議題やメンバーについての下調べが重要になってきますが、これを日々積み重ねて行けば、プロジェクトチームのメンバーとも打ち解けていくことでしょう。
5. 説得力を高めるチームのやり方、ボスのやり方に対して、どうも納得がいかないとき、シャイなあなたは「ま、いっか」「自分が我慢すればいいことだから」と、気持ちを押し込めてしまうのではないでしょうか。あなたにとって、最適なワークプレイスを作るためには、意見しないと変わらないこともあります。ここで大事なのは、文句を言わないこと。改革案とその理由を論理的、具体的に周囲に伝えましょう。説得力のある話し方をするのです。
6. 練習と経験を重ねるコメディトークショーの司会者、ジョニー・カールソンは実はシャイな人でした。でも、自分の番組を30年も続けたんですよ。彼はかつてインタビューで、「収録では毎回自分を追い込んでステージに立ち、番組内のセレブインタビューではインタビュアーという役を演じている」と話しました。表に出る機会を自ら作って、経験を積むことが大事なのですね。
7. ビジネス特化SNSで視野を広げる「LinkedIn」などのビジネス特化SNSに参加して、ネットワーキングに力を入れましょう。「LinkedIn」は転職するためだけのツールではありません。自分と同じ分野の人との交流や、スキルアップの場を見つけることができます。ここでも少しずつ、あなたの「存在感」を育んでいくのです。日本には「ケイレキ.jp」というSNSもあります(招待制ですが)。
8. 質問や要望は直球でビジネスにおいて、あうんの呼吸に頼るのはリスクが大きすぎます。何が欲しいのか、何をして欲しいのかは、周囲にはっきり伝えましょう。ただ、元記事のIBDにあるように、直球ど真ん中で言ってしまうと、日本では角が立つことがあるかもしれませんね。その辺は日本の奥ゆかしさを残しつつ...。
9. そして輝くビジネスシーンで輝くためには、あなたにそこで何が求められているかを見極めて、こっそり準備しておくことです。周囲の期待に応えることができて初めて、あなたはそこで「輝く」ことになるのです。
周囲からイマイチ認められてないなあと感じているアナタ、もしかしたら「輝き」が足りないのかもしれませんよ。挨拶や下準備など、小さなことからあなたの存在感高めてみませんか。
Shed Shyness and Rise [IBD]
(山内純子)