せっかく作った食べ物や、まとめ買いで安く買えた食品を冷凍焼けさせてしまうと、軽く凹みます。でも、ほんのちょっとの予防法と適切な保管方法を施せば、隠しておいたとっておきのステーキ肉も、冷凍焼けさせて硬くしてしまうことなく、美味しく新鮮に保つことができます。

ちなみに「冷凍焼け」とは、冷凍中に食べ物からゆっくりと染み出てきた水分が、その食品の上に再氷結してしまう状態のことを言います。ステーキ肉からアイスクリームまで冷凍焼けを避けられる食品はありません。その食品がずっと冷凍庫の中に入っている限りは、冷凍焼けによる食品の変質で、食べると体を悪くする、ということはありませんが、食品の味ははっきりと劣化してしまいます。

例えば、冷凍焼けしたステーキ肉は、硬く味気なくなってしまいます。というのも冷凍焼けのプロセスというのは、基本的には牛肉をビーフ・ジャーキーにするのと同じことだからです。冷凍焼けのステーキもビーフ・ジャーキーも、安全に食べられることは食べられますが...冷凍焼けステーキは「どうしても食べなきゃならないという栄養上の必要に迫られている」状況でなければ、やめておきたいシロモノです。

さてさて、冷凍焼けの始まりを回避するためにはどうしたらよいのでしょうか? 「wikiHow」を見ると、冷凍焼けを防ぐ方法がまとめられています。その中で、自分でもできる最も重要なポイントは冷凍庫内の温度を一定に保つことです。冷凍庫内の温度が大きく変動してしまうと、ほぼ必ずといっていいほど冷凍焼けが起こります。その基本を踏まえた、具体的な冷凍焼け防止Tipsは以下にて。

 

  1. 必要が無い限りは冷凍庫を開けないようにしましょう。また冷凍庫を開けたときにはドアを開けっ放しにしないこと、冷凍物をじーっと見つめるなんていう真似はしないように。
  2. プラスチックの容器に水を入れて冷凍庫に入れておきましょう。凍ると容器が膨らむのでその分のスペースもちゃんと確保しておくように。こうしておくと冷凍庫内の温度を一定に保つのに役立ちます。
  3. 熱い食品を直接冷凍庫内に入れないようにしましょう。熱い食べ物を冷凍庫内に入れると、それだけで冷凍庫の中の温度が劇的に変化してしまいます。まずは最初に冷蔵庫に入れて、凍らせる前に温度を下げておきましょう。

冷凍焼けを防ぐためのさらなるチップスを知りたい方は、ぜひともネタ元をチェックしてみてください。食品のパッキングと保存に関するより深い知識が学べます。あなたが普段使っている、冷凍食品を美味しく新鮮に保つ方法を何かご存知でしたら、是非コメント欄で紹介してくださいね。

Prevent Freezer Burn [wikiHow]

Jason Fitzpatrick(原文/訳:粟野雅子)