水が止まらなくなってしまったトイレは最終的にはあなたの神経をプッツンさせますし、手ごたえのない水洗レバーをいくら押しても、水がちょろっと流れるだけで肝心のものは流れていきません。ラ家庭生活改善サイト「DIY LIFE」がなんと5分足らずで、水が止まらない原因を突き止めて直してしまう方法を紹介しています。

まず何より大切なのは、原因をきちんと突きとめること。まずは次の2点をチェックしましょう。

●栓はちゃんと機能しているか? 水がタンクから漏れていないか?

タンクの水が確実にいっぺんに流れているのを確認するためには、トイレタンクの下にある栓を閉めて、タンクの中の水の量がどのぐらいか記録しておきましょう。数時間以内にそ再度水量をチェックし、水位が下がっている場合、栓の部分に問題があるということになります。

長谷工コーポレーションの「マンション百科事典」のサイトに、わかりやすく載っていましたので、合わせてご紹介。

A タンク内にも水がたまっていない場合

・断水の可能性を探る

断水しているのであれば、当然水は出ません。水道などから水が出るか確かめます。

・止水栓は閉まっていないか

止水栓は硬貨などでも回せるようになっているので、子どもがいたずらしたりすることもあります。止水栓を反時計回りに回して開けてみます。

・浮き球が引っかかっていないか

浮き球やそのアームがどこかに引っかかり、自由に動くようになっているのかもしれません。取り付け位置を調節してみましょう。

・3つのうちのどれでもない

上記3つのいずれでもなければ、ボールタップの故障の可能性が高いです。専門業者に連絡するしかありません。

 ●タンクのチェーンが壊れていないか?

水がたまっているのにちゃんと流れないという問題を引き起こす原因のうち、最も考えられるものは、フラッパに接続されているチェーンの不具合です。チェーンが短すぎるとフラップがきちんと閉まりません。チェーンが長すぎるとチェーンそのものが邪魔になってしまいます。チェーンが短すぎるわけでも長すぎるわけでもない場合には、フラップそのものを取り替える必要があるでしょう。

先ほどと同じく「マンション百科事典」にも...

B タンク内には水がたまっている場合

 タンク内に水がたまっているなら、タンクからの排水がうまくいっていないわけです。レバーと浮きゴムをつないでいる鎖が切れていないか確認してください。

 鎖が切れていると、浮きゴムが上がらず、排水されません。応急処置として、針金やビニールのひもで代用することもできます

それでも水の流れが滞っているときは、ラバーラップ(いわゆる「スッポン」)の出番。その使い方についてはこちらもご参照あれ。ラバーラップを使うときには、水を止めてタンク内の水を流しておくことは忘れないようにしてください。

洗剤がない時などには、以前紹介した「いざという時、トイレ掃除はコーラで代用」の記事もどうぞ。

$5 and Five Minutes: Fix a Running Toilet [DIY Life]

マンション百科事典[長谷工コーポレーション]

Azadeh Ensha (原文/訳:粟野雅子)