人生、山あり谷ありですよね。
誰しも谷に落ち込むことはあるものですが、ストレスを溜め込まないよう、鬱憤を晴らすのはとても大切な「ガス抜き」です。苦痛を感じると、気持ちの奥底に隠された箱に、傷みのプレゼントが溜まってしまいます。ライフハック情報サイト「Stepcase Lifehack」では、フラストレーションを解消するのに効果的な6つの方法が紹介されていました。
1:声を上げて泣く悲しいとき、美しいものを見たとき、流れる涙はストレス発散になります。声を出して泣くときは往々にして、思いやってくれる相手、頼りがいのある相手を求めているときです。そんな相手がいないときでも、泣くことで自分自身をいたわる効果があります。相手がいるときもいないときも、声を上げて泣く行為はあなたをもやもやした気持ちから解き放ち、気力を充実させるのに大変効果的なのです。
『お父さんのバックドロップ』とハンカチを取り出して、泣く準備を整えたところで、残る5つの方法へ続きます。
2:殴る激しい怒りの感情を抱いたとき、なにかを殴りたくなる衝動に駆られた経験があるでしょう。このパワフルな怒りのエネルギーをガス抜きするのにぴったりなのが、枕などを力いっぱい殴ること。怒りの対象を思い描いて、悪態をつきながら枕を殴るのは、鬱屈した緊張感から心を解放するのにもってこいの方法なのです。殴るときには、正確に怒った相手やフラストレーションの元を思い浮かべると、なお効果的。
3:書くフラストレーションでこんがらがってしまったあなたの頭の中も、文字に書きだすことで明瞭なります。肩をいからせてたままでは、頭の中は堂々巡り。ちょっとだけ筆記用具を持つ手に意識を落として、書ける限りのことを書き出してみましょう。思いや考えをすっきりとクリアにすることにかけては、ライティングは最もいい方法といってもいいでしょう。企業や商品のネーミングを専門に手がけているCatchword社の社長Laurel Suttonさんは「Asshat!」のような、ちょっとしたことを書き込めるサイトを使うのをオススメしています。日本ならさしずめtwitterですが、2バイト文字の国に住む私達には70文字の制限がちょっとネック。twitterに長文をポストしたいときには「TinyPaste」や「Tumblr」をどうぞ。
4:エクササイズイライラが溜まってしまった日は、スポーツジムでの最高の日になる可能性がありますよ。ストレス解消と一緒に、引き締まったボディも手に入りますしね。一石二鳥です。ランニングやボクシングで汗を流す、また、ウォーキングだったらもっと手軽にできますが、どれも頭を真っ白にするにはピッタリ。精神的にタフな人の多くは、定期的に運動をするための動機付けを持っていることが多いそうです。運動の習慣は、健康の維持にも効果的ですが、定期的なストレス発散にも役立つのです。
5:話す話すことに対するフィードバックは必要ありません。ただ、相手に話をするだけでいいのです。「王様の耳はロバの耳」といいたくてウズウズすることが、一番ストレスが溜まってしまいます。話を聞く相手にはちょっと申し訳ないかもしれませんが、聞き上手の人に話を聞いてもらって、スッキリしちゃうのもいい方法の一つです。
6:美しいものを造る蓄積された力を、アートの方向へ向けてしまうものいいでしょう。彫刻家のPablo Solomon氏は、ハンマーで石像をうがつのがなによりのストレス発散になるのだとか。そしてフラストレーションは彼の創作活動には欠かせない要素の一つだそうです。アーティストじゃなくても、好きな料理を作ったり、写真を撮ったり、趣味のプログラムを作ったり。フラストレーションを創作活動の源泉に転換するのは、ある意味エネルギーの有効利用かも。
鬱憤のぶちまけ方を間違うと、周囲に新たな鬱憤を溜めてしまいますからね。うまく処理するコツをお持ちの方は、ぜひコメントにて。
Six Great Ways to Vent Your Frustrations[Stepcase LIFEHACK]
(常山剛)
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