編集委員のひらたです。
日本の片隅でおとなしくしているつもりなのに、米国発の金融恐慌になぜか巻き込まれて忙しくなってしまいました。今回はこまごました仕事がたくさん増えたので、やらないといけない仕事を忘れてしまわないように、いや、忘れてしまっても困らないように、ToDo を 『Remember The Milk』をつかって管理してみることにしました。
『Remember The Milk (RTM)』 は、米国発のブラウザベースで簡単に利用できる ToDo 管理ツール。メールで登録したり、リマインダーをメールやインスタントメッセンジャーで受けとったり、タグをつけたりといろんな機能がついています。RTM を使うと、ToDo 管理が簡単になります。とりあえず使うだけなら無料で登録できるので、おすすめです。
気になるToDo 管理のポイントは、以下からどうぞ。
ToDo 管理のポイントは、タスクを忘れずに登録すること。といっても、基本はタスクの名前と〆切と優先度を RTM に入れておくだけでリストが完成です。普段、仕事を引き受けるときには、とりあえず RTM に ToDo として登録しましょう。このとき、仮にでもいいから、〆切を入れておくのがポイントです。日付順に並べてくれるので、仕事がどれくらい溜っているのかが一目瞭然になりますので、引き受けるときに、RTM をブラウザで開いて、その場でリストを睨みながら〆切も決めるほうが無難でしょう。登録したら、また、いまやっていたタスクに戻ります。
ToDo 管理のもうひとつのポイントはタスクの整理です。仕事量が増えてくると、自らをひたすらタスクを片付ける「マシーン」化して、タスク管理など忘れたいものです。なので、朝一番の時間に、当日のタスクを確認、決めてしまうのがいいです。ということで、ここで、iPhone の出番。iPhone 用の RTM アプリ(iTunes App Storeへリンク)を使うと、オフラインでも RTM のタスクの整理ができるようになります。わたしの通勤ルートはほとんど地下鉄なので、とてもありがたいです。通勤時間に RTM にアクセスして、タスクの整理をして、当日の ToDo をまとめることができます。それぞれのタスクの〆切を睨みつつ、当日中に片付けなければならない仕事の優先度を高くして、順番に並べておきます。これで朝あわてて家を飛びだしても、会社についたときには準備完了、すぐに仕事にとりかかることができます。
紹介した iPhone 版のアプリを使うには、RTM の Pro 版が必要です。料金は年間25ドル。金融恐慌のおかげで円高になったので、ちょっと安くなって2500円弱ですね。高いと思うかどうかはみなさまにおまかせです。ちなみに、機能は劣りますが、iPhone でなくても、モバイルブラウザ用のインターフェイスもあります。
実際のところ、通勤時間中に ToDo を整理する、というのがポイントなので、iPhone がなくても紙でもできない話ではありません。通勤時間中に ToDo 管理するようになったのは、2000年の春、あのときは Palm V を使っていました。はい。
(ライフハッカー[日本版]編集委員・平田大治)
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UPDATE:誤植を修正しました。ご指摘コメントありがとうございました。