国産ブラウザが、海を越えて紹介されていましたよ。
Firefoxの「Gecko」とInteret Explorerの「Trident」の、2種類のレンダリングエンジンを搭載するブラウザ『Lunascape』の新バージョンα版が先月発表され、米lifehackerでも2万PV(11/26現在)を超える注目エントリーとなっています。
最新バージョンの『Lunascape 5.0 α2』では、従来から搭載している2つに加えて、SafariやChromeの「WebKit」も搭載。世界初のトリプルレンダリングエンジンブラウザとなっているんですよ。
レンダリングエンジンはタブ単位で切り替え可能。タブを右クリックすると、メニューでエンジンを選択可能。公式サイトのデータによれば他のブラウザと比較してカナリのスピードを誇るようですね。『Lunascape』はプラグイン対応ですが、みんなお世話になりっぱなしのFirefoxプラグインには未対応。またβ版の前段階にあたるα版なので、細かな点はまだブラッシュアップが必要だろう、と米lifehackerでは評価しています。
WEB開発者やWEBデザイナーだったら1つのブラウザで3ブラウザ分の描画をチェックできる、この「ごった煮ブラウザ(「kitchen sink browser」)」を使うと便利かも。でも、まだα版だし、今の時点では「今使ってるブラウザから、この『Lunascape』へ乗り換える!」とまではいえないですが、米lifehackerのコメントを見るとなかなかの評価をしている人もいますね。ぜひ、日本のユーザーの意見も知りたいものです。Windows XP/Vista対応で無料なので、今のブラウザのスピードに物足りなさを感じている方は、お試しあれ。
Adam Pash(原文/常山剛)
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