たとえば、今流行の小さなノートパソコンを買おうと思って、店頭でデザインやサイズを確認して購入するとします。店頭で確認したから安心...と思いきや、2つ見落としがちな事実があります。
・モバイル機器は、ケースに入れて使う・モバイル機器の外装は、ケースである
「当たり前じゃないか」と思われた方も多いと思いますが、「ケースをどうするか」問題は、モバイル機器の体感サイズ、体感デザインに大きな影響を与えるので、購入する際に、その点も合わせて検討してみることをオススメします。ポイントとしては以下の2つ。
PCのサイズは、ケースの厚さを考慮した「体感サイズ」で検討する
ノートパソコンを買うとして、「頑丈だけど、その分厚い」パソコンを買う場合、そのまま持ち運びして大丈夫なら、布の袋でもいいので、意外に体感サイズは薄くなります。逆に超薄型のノートパソコンを買った場合、あまりに薄型だと、満員電車で液晶部分が圧迫されてキーボードの跡がついたりしてしまうので、それなりの厚さがある、頑丈なケースに入れておく必要があります。状況によっては、前者の方が後者よりも薄く感じられることもあるでしょう。
パソコン本体だけでなく、持ち運びの際に使うケースを想定しつつ、パソコン選びをすると、失敗がありません。
パソコンのデザインが少々野暮でも、デザインのよいケースに入れていれば満足できる
また、「日常的に持ち運ぶものだから、デザインも好みのものがいいよね」という考え方があるかと思いますが、これについても同様です。ノートパソコンに接するときに見るのは、ディスプレイとキーボードなどの中面で、背面のデザインを見ることはあまりありません。使っている本人にはパソコンの背は見ませんから...。それを考えると、ノートパソコンはケースに入っている時間のほうが長いので、その一番多い姿にテコ入れをすべきです。つまり、「パソコンそのもののデザインが優れている」だけでなく、「デザインのよいケースが使える」パソコンを選べば、より満足できるはずです。
上記2ポイントの実践例は、以下にて。
以上をふまえた、わたくし的な最適解を参考に書かせていただきますと、「本体のデザインや厚みは譲歩しても、とにかく頑丈なパソコンがいい」です。頑丈なパソコンなら、インナーケースは、たとえばこんな感じの和風のケースが使えたりします。
ちなみにこれは、「かまわぬ」で買った和風のA4サイズケース。木のボタンで封をすることができますが、取り出すときの便宜を考えて、思い切って外してしまいましたが、鞄に入れる時もかさばらないので、体感サイズが、ほぼパソコンのサイズと同じになっていい感じです。
パソコン選びとケース選びを同時に行って、より活用実感に近い形で候補を絞り込んでいくと、後悔のない買い物ができるのではないでしょうか。(ココロ社)
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