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「Microsoft Teams」が「Slack」より優れている5つの理由

author MakeUseOf/訳:長谷 睦(ガリレオ)
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「Microsoft Teams」が「Slack」より優れている5つの理由
Image: MakeUseOf

「Microsoft Teams」と「Slack」の争いはもう何年も続いています。

職場のコラボレーションを担うこの二大ソフトは、トップの座を獲得しようと、激しい競争を繰り広げているのです。

2020年12月はじめに、Microsoftの最大のライバルのひとつ、SalesforceがSlackを277億ドル(約3兆850億円)という驚異的な高額で買収すると発表して以来、両者の争いはさらに熱を帯びています。「実際、どちらが優れているのか?」という疑問を抱いている人もいるでしょう。

この記事ではMicrosoft TeamsがSlackより優れていると考えられる理由を、5つのポイントを挙げて解説します。

1. コストパフォーマンス

Microsoft TeamsとSlackは、どちらも信じられないほど強力な法人向けのコラボレーションツールです。また、小規模の事業所向けには、どちらも無料プランを用意しています。

とはいえ、より規模が大きい、あるいは成長著しいチームでは、こうした無料プランではいずれ制約を感じるようになるでしょう。

有料プランに関しては、Microsoft Teamsは3つの選択肢を用意しています。

より幅広い機能や、多様な生産性アプリ、セキュアなクラウドサービスを使いたい場合には、3タイプが用意されている「Microsoft 365」の有料プランのどれかを選択することを検討するべきでしょう。

MicrosoftTeamsの料金プラン
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「Microsoft 365 Business Basic」は月額5ドル(日本での価格は年間サブスクリプションで税抜540円/月)で、「OneDrive」ストレージがユーザー1人あたり1TB付与されるほか、チャットへのファイル添付、Microsoft Teamsとチャンネルでのファイル共有が可能になります。

さらにこのプランでは、ユーザーとアプリの管理ツール、セキュリティとコンプライアンス関連機能、そして「Yammer」や「SharePoint Online」「Planner」「Stream」といった、Microsoft 365の追加サービスが利用可能になります。

Slackにも、3つの有料プランが用意されています。

Microsoft Teamsの生産性アプリや外部コラボレーション、管理機能にアクセスするには、Slackの有料プランのいずれかに登録する必要があります。

Slackの料金プラン
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3つある有料プランのうち最も安価な「プロ」では、月額6.67ドル(日本での価格は年払いの場合で税抜850円/月)で、メッセージの全履歴閲覧、無制限のインテグレーションのほか、1ユーザーあたり10GBのストレージが付与されます。

さらに外部とのコラボレーションが可能になり、セキュリティ機能もついてきます。

小規模の事業所で出費を抑えたい場合は、Microsoft Teamsのベーシックプランが価格面では最良の選択と言えるでしょう。

月額わずか540円と、Slackよりも利用料が安いうえに、Office 365と統合されているため、Slackよりも多くの機能が利用できます。

それゆえに、コストパフォーマンスの面では、Microsoft Teamsが最も優れており、おすすめの選択肢です。

2. ユーザーインターフェース(UI)

MicrosoftTeamsのUI
Image: MakeUseOf

職場で使うコラボレーションプラットフォームを選ぶ時、担当者は「このプラットフォームを導入することで、私のチーム内の業務はどのように改善されるだろうか?」との問題意識を持っているはずです。Slackは、誰もが使ってみたくなる魅力的なUIを擁していることから言っても、この問いに答えることに力を注いでいるようです。

明るい色を使った画面構成で見た目の魅力を高めているだけでなく、ユーザビリティを最優先したレイアウトも、ユーザーが何のストレスもなく、直感的に使えるよう工夫されています。

簡潔なナビゲーション、カスタマイズ可能なサイドバーに加えて、ステップごとに丁寧に説明してくれるチュートリアルも用意されていて、初心者にも親切です。

とはいえ、見た目の良さ以外の部分では、業務用のコラボレーションプラットフォームの場合、理想的なユーザーインターフェースを決定づける要素は、シームレスな業務体験を確実に提供する能力です。

簡単に言えば、他のサイトを訪れることなく、採用したサービス内で業務を完結できるものが、優秀なプラットフォームということです。

Microsoft TeamsのUIは、初めて使う人にはわかりにくいかもしれませんが、業務の流れをさまたげないというメリットがあります。

それは、すべてのコラボ用ツールと、他のMicrosoft 365内の生産性アプリを、ひとつのダッシュボードにまとめて表示してくれるからです。

必要なツールがひとつにまとまっているのはとても便利です。

特に、締め切りが迫っている時や、特定のプロジェクトに関する提出書類を同期したい時にはありがたいはずです。この点で、Microsoft Teamsの機能はSlackと比較して抜きん出ています。

3. コア機能

MicrosoftTeamsのミーティング設定
Image: MakeUseOf

コア機能について言えば、Microsoft TeamsとSlackはほぼ同等と言っていいでしょう。

チャンネルベースのメッセージ管理機能や、通話およびビデオでのオンライン会議機能、詳細なメッセージ検索機能、ストレージなど、必要とされる機能は揃っています。

しかし、それぞれの料金プランで使える機能を詳しく見ていくと、両者の違いが明らかになります。例えば無料バージョンでは、以下のような相違点があります:

  • Microsoft Teamsでは、メッセージの全履歴から検索が可能です。一方Slackでは、アーカイブ化されたメッセージのうち、検索できるのは1万件までに限られています。
  • Microsoft Teamsでは、無料版でもデフォルトで画面の共有が可能です。Slackでは、画面共有機能をオンにするには、有料プランにアップグレードする必要があります。
  • 最大の違いは、オンライン会議に関する制約です。Microsoft Teamsでは、通話とビデオによるオンライン会議では、有料プランで300人、無料プランで100人まで参加が可能です。一方、Slackの場合は無料プランで利用できる音声およびビデオ通話機能は1対1に限られています。

この比較リストは、どちらのプラットフォームについても、その機能のすべてを網羅しているわけではありません。

それでも、これらの項目を見るだけでも、Microsoft Teamsのほうが優れていることは明らかでしょう。

4. シームレスなインテグレーション

MicrosoftTeamsでのシームレスなインテグレーション
Image: MakeUseOf

Microsoft TeamsとSlackはどちらも、ユーザー体験の向上を目的に、多数のインテグレーション機能を擁しています。

アプリ関連のインテグレーションに関しては、Slackの圧勝と言えるでしょう。Slackが1500以上のサードパーティーアプリに対応し、ユーザーに豊富な選択肢を用意しているのに対して、Teamの対応アプリはその半分ほどです。

でもここで忘れてはいけないのは、「そもそも職場向けのコラボレーションプラットフォームを導入する目的は何なのか?」という点です。

社内のユーザーができる限りこのプラットフォーム内で業務を完結できて、なおかつプラットフォームを使うことで生産性をフルに発揮できることが重要なはずです。

この点において、Microsoft TeamsはSlackに対して圧倒的優位に立っています。というのも、Microsoft TeamsにはOffice 365とのインテグレーション機能があるので、このプラットフォームを離れることなく、必要なものほぼすべてにアクセスできるからです。

一方、Slackの場合は、リンクされているアプリの大半がサードパーティー製で、同プラットフォームの外にホスティングされているため、Teamsのように内部で完結させることができません。

5. セキュリティとデータ保護

MicrosoftTeamsのセキュリティ設定
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Microsoftの強みを端的に表現できる単語をひとつ選ぶとしたら、それは「セキュリティ」でしょう。Microsoft Teamsも例外ではありません。

セキュリティ侵害に関して言えば、Teamsへの不正アクセスはほぼ不可能に近いと言えます。

Teamsは、エンドツーエンド暗号化や、映像および音声データに関するセキュアなリアルタイム伝送プロトコルの採用、多要素認証、Information Rights Management(IRM)への対応、プライバシーポリシーなど、さまざまなセキュリティ対策を備えています。

Slackもこれらのセキュリティ機能のうち一部には対応していますが、Microsoft Teamsは、他のプラットフォームよりも広範な管理ツールを用意してる点で、一歩先んじています。

Microsoftはまた、Data Loss Prevention(DLP:データ損失防止)機能や暗号化などのセキュリティ保護機能を採用し、ユーザー企業の最も重要な情報を脅威から守っています。

さらに、チャットルームへのアクセス権や可能な操作を制限する、堅牢なセキュリティ管理機能も備えています。

激化するSlackとTeamsの競争

SalesforceによるSlack買収をきっかけに、業務コラボレーション市場がさらに活気づくのは確実です。Slackはこの市場ですでにかなりの利用例があり、しかもそのUIは業界標準のベンチマークとなっています。

とはいえ、コストパフォーマンスで言えば、Microsoft Teamsユーザーのほうが安い料金ではるかに上回る価値を手にしています。Microsoft 365スタックのおかげでシームレスな作業が可能ですし、堅固なセキュティ機能があるので、業務時間外も不安を抱くことはなく、ぐっすり眠れるはずです。

MakeUseOfとしては、職場向けのコラボレーションサービスでは現時点でMicrosoft Teamsが最高のソフトウェアだと断言できます。


Original Article: 5 Reasons Why Microsoft Teams Is Better Than Slack by MakeUseOf

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