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コロナ後も在宅勤務を。会社に交渉する5つの方法

author Meredith Dietz - Lifehacker US[原文]/訳:長谷 睦(ガリレオ)
コロナ後も在宅勤務を。会社に交渉する5つの方法
Image: Shutterstock

最近になって新型コロナウイルスの感染者数が再び急増するなかで、多くの職場ではオフィス勤務再開の見通しが、これまで以上に不透明になっています

その一方で、従業員の側は、オフィス勤務への復帰について明確なスタンスを貫いているようです。

ブルームバーグが報じたある調査結果によると、「在宅勤務の権利を手放すくらいなら、今の仕事を辞めることを検討する」と回答した従業員は40%に達しています

確かに、在宅勤務だからこそ味わえる特権は山ほどありますよね。個人的にも、通勤のために早起きを迫られた挙句、隣の席で同僚がツナサンドをモグモグしている様子を目にしたいかといえば、どうにも気が進みません。

新型コロナウイルスのパンデミックをめぐる状況が流動的で、先が見えない状態が続いていても、会社の上層部が「そろそろオフィスに戻り、同僚と机を並べて働き始める時期だ」と強硬に主張するケースもあるでしょう。

こうした場合に、今後も完全リモート勤務を続けたいという意志を的確に伝えるにはどうしたら良いでしょうか?

特に、社内の立場的に、自分にそうした要望をする資格がないと感じている時に、これは問題になります。

ここでは、恒久的に在宅勤務ができる立場を確保するためのハウツー記事をすでに読んで知識を得ている人向けに、上司と直談判をする際に押さえておきたいポイントを説明しましょう。

1. 的確な段取りで、交渉に向けた作戦を練る

在宅勤務を続けるための交渉をする場合は、上司に連絡を取り、前もって予定を押さえておきましょう。交渉の際には、上司が好む連絡手段を選ぶようにしてください。

上司によって好みはさまざまですが、交渉する部下の側は、ビデオ会議形式で話をしたいと思っているケースも多いでしょう。

結局のところ、「自分はリモートワークでも、(オフィス勤務を上回るとは言えなくとも)同程度の成果を出す人材だ」ということを訴えたいと考えているわけですから。

また、当然のことですが、上司が目標達成や生産性の向上に関して過剰な重圧を感じているタイミングで話をすることは、可能な限り避けましょう。

結局のところ、雇い主である会社側が気にかけているのは、従業員の士気よりも生産性なのです。

この交渉のアポイントをとる時には、用件を明確に示しましょう。

明確で、なおかつ相手に敬意を払った形で説明します。

「在宅勤務が、生産性の面で理にかなった選択である理由についてお話し合いできればと思います」といった文面が良いでしょうね(生産性の問題については、後で詳しく触れます)。

面談でどう話すかの計画を練ったなら、話したいポイントをきちんと話せるよう、まずは、自分を相手にリハーサルをしましょう(鏡の中の自分に向かって話しかけるのは気が進まないかもしれませんが、これはなかなか良い方法です)。

2. 交渉では、「生産性の向上」をアピールする

オフィス勤務に戻るよう促す会社側は、企業文化やコラボレーションの重要性、それに会社によってはシナジーといった要素を、根拠として持ち出すことが多いはずです。

あなたが在宅勤務を続けたい主な理由が個人的なものだとしても、交渉の席では、リモートワークは会社にとってもメリットがあるということを全力でアピールするようにしましょう

ここで言うメリットとは、つまるところ生産性です。リモート勤務を始めてから、自分の生産性が向上した具体例をいくつか用意しておきましょう。

ちょっと考えてみてください。通勤が不要になったことで温存できた気力や体力を生かして、より多くのプロジェクトに取り組めるようになった(さらには会社も、通勤手当というコストを抑えられた)のではないですか?

リモート勤務のほうが、さまざまなタイムゾーンに住んでいる人たちと協力しやすいのでは?

自分が信頼に足る、即応性の高い人材であることを証明する、具体的な事例はありますか?

自分の主張を裏付ける数値や指標があれば、それも前もって準備しておきましょう。

あなたがリモートワークを続けることが、会社にとってもメリットがあって理にかなっていると、上司に納得してもらうことが目標です。

結局のところ、雇い主である会社側が気にかけているのは、従業員の士気よりも生産性なのですよ。身も蓋もないですが、それが資本主義というものです

3. 主張すべきことを、攻撃的にではなく、はっきりと述べる

はっきりと自分の意見を主張しながら、礼儀正しい従業員だという印象を持ってもらうことは可能です。

こちらとしては、完全リモート勤務のほうが生産性が高くなることを主張していくわけですが、それと同時に、上司が可能な限りこちらの要望に耳を傾け、オープンに接してくれるような雰囲気を維持したいと望んでいるはずです。

会話の中では、上司が主張する内容を復唱するようなかたちで確認すると、こちらが上司の話をちゃんと聞き、理解していると示す上で効果的でしょう

これに加えて、自己主張をしつつ相手に敬意を払うという難しいバランスを保つには、ボディランゲージも利用しましょう。たとえビデオ通話であっても、アイコンタクトなどを心がけるべきです。

4. 自分の思いを、(すべてでないにしても)正直に語る

あなたが在宅勤務を続けたいのは、ひたすらに会社のためを思っているわけでなく、ほかにも理由があることに、上司が気づいている場合もあるでしょう。

子育てや通勤、さらには新型コロナウイルスへの感染に関して、もっともな懸念を抱えているのなら、率直に打ち明けたほうがいいです

さらに、ざっくばらんな話ができる関係であれば、上司が個人的にどう感じているのかを尋ねてみましょう。

上司も、(全員とは言いませんがたいていは)血の通った人間です。人と人として接したい、というあなたの気持ちを尊重してくれることもあるはずですよ。

5. オープンな姿勢を保つ

これは、すべての交渉ごとに当てはまることですが、妥協という選択肢を、常に頭に置いておく必要があります。

交渉の結果、「勤務時間をより柔軟に設定する」、あるいは「オフィスとリモートを組み合わせたハイブリッド勤務にする」といった妥協案で手を打つこともあり得ますので。

また、最悪のシナリオをたどった場合、上司との交渉が決裂し、転職に向けた職探しをする可能性があることも覚悟しておきましょう(ただし、そのことを上司に知らせる必要はありません)。

幸いなことに、あなたと同じような考えを持つ働き手はたくさんいるので、完全リモート勤務が可能な仕事を見つけられる可能性は高まっているかもしれません。


Source: healthline, KORN FERRY, INSIDER

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