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「一流の上司」がやらない5つのこと

author Inc./訳:遠藤康子(ガリレオ)
「一流の上司」がやらない5つのこと
Image: Shutterstock

リーダーシップの構成要素を、ごく基本的かつ実践的なレベルまで分解するとしたら、それは、部下のニーズを満たすことと彼らの可能性を最大限に伸ばすことだと定義できるかもしれません。

従業員が成長の機会を与えられず、よい仕事をするためのニーズを満たしてもらえなければ、彼らの士気は低下し、関心を失い、挑戦することを止めてしまいます。

質の低いリーダーシップが重要な場面に影響を及ぼすのを防ぐために、私が長年エグゼクティブコーチとして最も多く目にしてきた、悪いリーダーの行動を5つご紹介しましょう。

1. 部下の優れた働きを評価しない

世論調査会社ギャラップ(Gallup)が、世界の何百万人という従業員を対象に行なった調査では、定期的に仕事を評価され成果を認められている人は生産性と仕事への意欲が高く同じ職場にとどまる傾向が強いことが明らかになっています。

さらに、顧客の満足度やロイヤルティも高く安全実績に優れ職務中の事故が少ないことがわかっています。

2. 部下に敬意を払わない

履歴書作成サービスを手がけるResumeLabは2020年に、好ましくないリーダーの特徴に関する調査を実施しました。その結果、上司から失礼な態度を取られたり、軽んじられたりしたことがあるとの回答が72%にも上りました。そのうえ、70%近くが同僚の前で叱責された経験を持ち、83%がその経験を不愉快に感じたと回答しています。

そして、恐らくこれが一番嫌なことでしょうが、好ましくないとされたリーダーの実に42%が、自分の失敗の責任を他人になすりつけていて、84%の従業員がそれを不当だと考えていることも明らかになっています。

3. 適切なコミュニケーションをとらない

リーダーを相手にコーチングの仕事をしていると、コミュニケーションの問題によく遭遇します。コミュニケーションが不十分だったり、あるいは過剰だったり、誤ったメッセージを送っていたりするのです。

どのような問題であれ、コミュニケーションがうまく取れていないと、職場の士気に影響しますし、従業員の意欲がそがれたり、顧客の満足を得られなかったりします。

いずれにせよ、これだけは明確にしておかなければなりません。コミュニケーションは、対個人でも組織でも、成功を収めるうえで必要不可欠なものです。

4. 誠実さに欠ける

リーダーが、個人的な金銭的利益やメリットのために問題のある決断を下せば、部下はそれを見逃しません。そうした行為に気づかれたら最後、もう上司として尊敬を勝ち取ることはできないでしょう。

けれども、もしあなたがリーダーとして模範を示し誠実な態度で意思決定を下せば、あなたがリーダーにふさわしい人間であることが十分に伝わります。

他の人たちとの関係においてあなたがどのような人間であるかが最終的にはあなたの成功のレベルを決定づけるのです。

5. 継続的なフィードバックを与えない

企業では一般的に年に1度、人事評価が行なわれますが、その評価やプロセスが、前向きなフィードバックにつながることはほとんどありません。

通常は、管理職が人事評価の時期までに意見や見解をため込んでいき、それらをまとめて年に1度従業員に向かって放出します。それを受けとめる従業員は、戸惑い、圧倒され、ときに腹を立てることになります。

部下の成長を望むなら、手を差し伸べるのに1年も待つ必要などありません。

フィードバックとは、共通の目標に向かって進む道の途中で、有益なアドバイスや洞察を求め、与えることです。大切なのは信頼関係を築くことであり、力を貸してくれる人がそばにいると実感することなのです。

上手く伝えることができれば、フィードバックは部下を奮い立たせ、自分がもつ長所の理解に役立ち、キャリアアップの次なる一歩を踏み出す道しるべとなるのです。

Source: ResumeLab

Originally published by Inc. [原文

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