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ジョブズやイーロン・マスクに共通する、ある特性とは?

author Inc./訳:春野ユリ
ジョブズやイーロン・マスクに共通する、ある特性とは?
Image: Getty Images

起業家には、スタートアップの成功に欠かせない一連の特性があると思われています。

情熱的、意欲的、知的、創造的、戦略的、粘り強いなどの形容詞がずらりと並びます。

しかし、これ以外に見落とされている特性があります。

それは、謙虚さです。非常に強力な特性でありながら、あまりにも目立たなくて気づかれないことが多いのです。

スティーブ・ジョブズやイーロン・マスクにも共通する

スティーブ・ジョブズ、イーロン・マスク、マーク・キューバンなど、現代の最も優れた起業家精神を持つ人たちに共通する一つの重要な特性は、謙虚さです。

彼らは、より大きなビジョンと常人とは異なる視点を持っているので、他人にとっては大きな飛躍であっても、彼らにとっては大したことではないのかもしれません。

スティーブ・ジョブズはしばしば「謙虚なナルシスト」と呼ばれてきました。最初は矛盾しているように聞こえるかもしれませんが、自分のことをすごいと思うと同時に、間違いを犯しやすいとも思っているという意味です。

人間は自分の弱さを理解することで、強くなれます。ジョブズは、成功して有名になる前の初期の頃から、謙虚な性格であったことがわかります。大学時代の履歴書を見ても、当時の多くの人から怠惰だとか無関心だと思われそうな謙虚さが現れていました。

プロフィール欄に現れる謙虚さ

同じことがマーク・キューバンにも言えます。彼はAngelListの投資家プロフィールで、自分の業績を並べて「引き続き取り組んでいる」と公言しています。

この億万長者の投資家は、間違いなく実績や偉大な業績を山ほどあげていますが、それらをひとまとめにせず、自らの輝きについて、ある驚くべき情報と洞察を共有しています。

それは、「まだ自分は仕上がっていない」ということです。

もしキューバンが有名人でなかったら、彼のプロフィールを見ている人たちは、まだ何も達成していない人、少なくとも注目に値することは何も達成していない人として、彼の業績に対する彼の反応を心に留めるでしょう。

謙虚だからこそ誰よりも働く

また、イーロン・マスクの「成功の法則」、すなわち「がむしゃらに働け」はよく知られています。この理論はシンプルです。週に80時間から100時間働けば、たとえ週に40時間働いている人と同じレベルの仕事をしていても、数学的には、他人が1年かけて達成することを、数カ月で達成することができます。

これは表面的には、「努力が成功につながる」と理解されやすいですし、その通りです。しかし、その裏には、21世紀の天才であるマスクが、必ずしも自分を他人よりも優れていると考えていないこと、つまり彼の本質的な謙虚さが表れています。

むしろ、自分を対等な存在だと考え、より多くの時間を投資することが、自分が人より先んじて、成功する方法だと信じているのです。

もし彼が自分は優れた知能を持っていると信じていたならば、「一生懸命働くのではなく、より賢く働け」という理論を採用していたかもしれませんが、彼は天才だからこそ、そうしなかったのでしょう。

謙虚に生きよう

この謙虚さがあるからこそ、最も成功している人たちは、必ずしも自分が最も成功しているわけでも、最も達成しているわけでも、最も優秀でないと感じるのです。これが、起業家の他の特徴に拍車をかけます。

今の自分に満足していないからこそ、モチベーションや忍耐力に火がつきます。また、自分を隣の人と違うとは思っていないからこそ(だからこそ競争心が湧きます)、努力や知性、創造性が生まれるのです。

心理学では、人間は不足によって駆り立てられるとされており、謙虚な人は常に駆り立てられています。

その見返りとして、謙虚な人は、情熱的で、意欲的な成功者や起業家になる傾向があります。

起業家にはまずハングリー精神が必要だという考え方がありますが、ハングリー精神を駆り立てるのは謙虚さです。

現代で最も成功している人たちは、ハングリー精神だけでなく謙虚さも持ち合わせており、次世代の天才起業家たちもきっとそうでしょう。


Source: AngelList

Originally published by Inc. [原文

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