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印南敦史の「毎日書評」

お金持ちがやっている行動習慣〜「目標と計画」を立ててから動く

author 印南敦史
お金持ちがやっている行動習慣〜「目標と計画」を立ててから動く
Photo: 印南敦史

お金持ちがしている100の習慣』(ナイジェル・カンバーランド 著、児島 修 訳、ダイヤモンド社)は、以前ご紹介したベストセラー『成功者がしている100の習慣』の続編。

著者は国際的に活躍するイギリスのコーチング第一人者ですが、本書では多くのクライアントと接するなかで培ってきた経験を軸として、本書ではお金持ちに共通する100種の習慣を明かしているのです。

本書はあなたを豊かな人生に導くためのガイドです。

本書は、「お金持ちがしている100の習慣」を一つずつ紹介する、100個の短い章で構成されています。

これらの章をパズルのように組み合わせることで、自分の望みや状況に合わせて、経済的な夢を実現するために必要なものが理解できるようになります。

(「はじめに『使う前に稼ごう。投資する前に考えよう。やめる前に粘ろう。引退する前に貯めておこう。死ぬ前に分け与えよう』」より)

紹介されていることは、経済的な成功の可能性を最大限に高めるために必要な考え方や習慣、能力、人間関係、行動を身につけるのに最適。それらはすべて、「お金持ちになるために必要な、スキルのポートフォリオ」を築くうえで重要なものだと著者は記しています。

これらを実践すれば、経済的に成功するためのマインドセットと、富を築くために必要な「やるべきことリスト」が手に入るとも。

そんな「お金持ちの習慣」のなかから、きょうは「目標と計画」に関するトピックをご紹介しましょう。

はっきり「ノー」と言おう。成功するために意識したい「2つの習慣」

お金持ちの習慣:目標と計画に基づき行動している

お金持ちになる人は目標と計画に従い、

お金持ちにならない人はその場しのぎの行動をする

[大きな成果への道のりは常に、シンプルな目標を設定し、それを具体的な行動計画に落とし込むことから始まる] (35ページより)

富は偶然手に入るものではなく、鍵を握るのは計画。資産管理会社レッグメイソンの2018年の調査によれば、投資家の77%が具体的な目標を定めて貯蓄や投資に励んでいるのだそうです。

つまり資産を築くためには、「やることリスト」を書いて真面目に実行するタイプの人が有利だということ。もしもそうでないのなら、自分を変えていくべきだと著者は主張しています。

その場の感情や思いつきに任せて行動しているだけでは、資産をつくることは不可能。行き当たりばったりだと、経済的な目標を遠ざける対象や人間関係に時間や労力を費やしてしまうことになるかも。つまり味方にすべきは、細かな目標と計画だということです。

計画を立てるとは、決断すること。お金持ちになるために必要なことを、ぬかりなくひとつひとつ緻密に考えていくことが大切だという考え方です。

もちろん、予期せぬ幸運に恵まれることだってあるかもしれません。しかし、資産を着実に増やすための計画に従って行動するほうが、幸運をたくさん呼び込めるということ。(35ページより)

経済的な目標設定を実践する手順

具体的な計画を立てる(37ページより)

自分の経済的な目標について、もう一度考えてみることを著者はすすめています。

「100万ドル貯めたい」「早く仕事を辞めたい」「不動産を所有したい」など、漠然とした夢であったとしても問題はないそうです。なぜなら、それらは原稿の下書きのようなものだから。

大切なのは、それらを「スマート(SMARTの法則)」と呼ばれる目標設定のフレームワークを用いて、詳細かつ具体的に変えていくこと。

それぞれについて、以下の法則を当てはめて考えてみるべきだというのです。

・具体的(Specific)

・測定可能(Measurable)

・達成可能(Attainable)

・現実的(Realistic)

・期限付き(Timeframe)

(37ページより)

自分の目標がこの基準に則しているかどうかを確認すれば、漠然とした目標を具体的な計画に変えることができるわけです。

たとえば「不動産を所有したい」という漠然とした目標も、SMARTの法則を当てはめてみれば次のように書き換えることが可能になります。

不動産に関する目標

・総額100万ドルの不動産ポートフォリオを構築する。

・5年以内に実現する。

・小さな賃貸アパートを数軒購入する。

・エリアは学生街。

・銀行の不動産融資を活用する。

・自分の預金を手付金にする。

(38ページより)

プロジェクト管理のつもりで取り組む

SMARTの法則に従って目標を立てたら、中間目標(1カ月、3カ月単位など)を設定した詳細な計画を作成すべき。

プロジェクト管理で用いられることの多い「ガントチャート」と呼ばれる工程管理表を作成し、タスクや活動の進捗を週単位や月単位で測ると効果的だそうです。(38ページより)

たとえばこのように、紹介されている習慣はとても実践的。もちろん紹介されていることすべてを実践するのは簡単なことではないでしょうが、経済的に成功している人はこれらを実践しているのだと著者はいいます。

だとすれば、(少なくともなんらかの志を持つ人は)彼らと同じ道を進むことを目指すべきかもしれません。

Source: ダイヤモンド社

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