連載
特集
カテゴリー
タグ
メディア

夏の夕涼みは庭のパーゴラで|つる性植物の育て方

author Aisha Jordan - Lifehacker US[原文](訳:長谷 睦/ガリレオ)
  • カテゴリー:
  • SKILL
夏の夕涼みは庭のパーゴラで|つる性植物の育て方
Image: Shutterstock

どこに住んでいても、家でアウトドアな雰囲気を楽しめる場所があると素敵です。とりわけ、屋外で座ってくつろげる場所が作れたら最高です。

パーゴラ(軒先や庭に設ける日よけ棚)のようなしつらえがあれば、きつい日差しを和らげられますし、庭にちょっとおしゃれなムードを演出できます。

ここにつる性の植物を植えて頭上を覆うようにすれば、日よけと景観の向上という、一石二鳥の効果も。

パーゴラとは?

パーゴラは、たいていは木製の、高さのある構造物です。天井には細長い板が渡されていて、日陰を作ってくれるタイプが多いのですが、これだけでは日よけの効果は最小限です。

ここにつる性の植物を植え、天井部分を覆うように育てれば、天然の日よけになります。

緑を取り入れることで美観が増す上に、日差しの強い夏の時期でも快適に過ごせるようになるでしょう。

こうした庭に憧れ、まるで夢のような環境だと思う人たちに向けて、この記事では、パーゴラに植えるのに適した植物や、栽培を始める上でのコツについてご紹介しましょう。

パーゴラに適したつる性植物の種類を知ろう

パーゴラを覆う植物に求められる条件は、丈夫で、簡単に世話ができ、葉が多くてほどよく日陰を作り、見た目も良いものでしょう。

ボストン・アイビー

例えばボストン・アイビー(ツタ)は、成長が速く、カエデに似た大きな葉をつけるので、一面を覆うような日陰を設けたい場合に良い選択です。

丈夫で、日光が照りつける場所であれ、少し日陰になる場所であれ、元気に育ちます。また、自力で壁などにはい上がる性質を持ち、成長するにつれて、巻きひげの先端が小さな吸盤になり、壁などに貼りついて上に伸びていきます。

バージニア・クリーパー

もう1つ、ツタの仲間で成長が速く、ボストン・アイビー以上に日差しをさえぎる効果が期待できるのが、バージニア・クリーパー(アメリカヅタ)です。

この植物はたくましく、ほぼあらゆる土壌や気候で生育可能で、手間もほとんどかかりません。

ツタの仲間は成長力が旺盛なので、緑の葉がパーゴラ全体を覆い、夏には十分な日陰を作ってくれます。さらに、秋には葉が真っ赤に色づきます。

チャイニーズ・ジャスミン

庭に、緑以外の彩りが欲しいなら、チャイニーズ・ジャスミン(スター・ジャスミン)は、しっかりと日差しをさえぎってくれる上に、可愛らしい花をつけます。

こちらも、壁などをはい上がる性質を持ち、常緑性で、1年中葉を落とすことはありません。成長がとても速いのが特徴です。白やピンクの花をつけ、心地よい香りで和ませてくれるでしょう。

パーゴラを花で覆う方法も

家の周囲をさらに美しく飾りたいなら、つるバラを植えるのも良いでしょう。

こうしたタイプのバラは丈夫で、さまざまな色の花が咲きます。

壁をはわせるには多少の補助が必要なので、つるが巻きつくように、トレリスや格子状のラティスを用意すると、パーゴラを覆うように育ってくれるはずです。

クレマチスも、つるバラと同じように、はい上がる性質を持つ花です。

育てる側が少し手助けすれば、柱に巻きついて育ち、パーゴラを覆ってくれるでしょう。

クレマチスは、紫やピンク、白といったさまざまな色合いの花をつけ、葉も十分に日差しをさえぎってくれます。

多年生植物なので、花をつけるまでは何度か成長サイクルを経る必要がありますが、待つだけの価値はあるはずです。

パーゴラに「植えてはいけない」植物も

要注意の植物としては、イングリッシュ・アイビー(セイヨウキヅタ)やフジが挙げられます。

どちらもつる性の植物ですが、非常に成長が速いため、パーゴラなどの構造物を破壊し、他の植物の成長を妨げる恐れがあります。

それでも、こうしたタイプの植物を選ぶというなら、その成長に常に目を光らせる必要があり、思い切った剪定も不可欠です。

さらにフジの場合は、強くて成長が旺盛なだけでなく、ペットにとっては有毒なので、ペットを飼っている人は、より安全な別の植物を選んだ方が良いでしょう。

つる性植物の成長を促す方法

天然の日よけとなる植物を育てるためには、選んだ植物の性質や、植える庭の土壌や気候について調べておく必要があります。

まずは、庭の土壌の酸性度と、植える予定の植物が必要とする水の量について検討してください。クレマチスのような植物は、湿気の多いアルカリ性の環境で良く育ちます。ですから、このような植物を選ぶ場合は、必要とされる条件に従って土壌を整えましょう

また、壁などをはい上がるタイプの植物は、ある程度は人の手による介入が必要です。剪定をしたり、枝を曲げたりひもで縛ったりすることで、望む場所を覆うように仕向けることができます。

土壌を整えたら、パーゴラの根元に、選んだ植物を植えましょう。

植物の芽が育って、パーゴラの柱に届く高さになったら、巻きひげを支柱に巻きつけてあげましょう。さらに補助が必要なタイプの植物では、柔らかい園芸用の結束バンドを使って、植物を柱に沿わせます

ネットを使うことも、植物の芽を望む方向に向かわせるのに役立ちます。また、つるバラのような植物なら、先ほども紹介したラティスが、望む方向に向かわせるのに有効です。

つるがパーゴラの天井に達したら、今度は横方向に広がるように仕向けるわけですが、これはなかなか大変です。うまく天井に巻きつくように、ひもを使ってパーゴラ全体に枝を広げる作業が必要になるでしょう。

家事関連のハウツーサイト「HomeSteady」は、つる性植物については春先に剪定をするよう勧めています。

こうすると、さらなる成長が促され、葉が覆う場所や植物全体の形を整えるのにも役立ちます。ですから、夏に庭の木陰でくつろぐ自分の姿を思い浮かべながら、春のうちに剪定を済ませておきましょう。


swiper-button-prev
swiper-button-next