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汗をかいても本当の減量にはならない理由

author Beth Skwarecki - Lifehacker US[原文]/訳:春野ユリ
汗をかいても本当の減量にはならない理由
Image: Shutterstock

今日は運動と汗について詳しく書きたいと思います。

ただし、「汗をかくと気持ちが悪い」とか体臭の元になるといったことは今回は横に置いておき、汗が人体にどのように役立っているか考えてみましょう。

身体が熱くなり過ぎて、深部体温が健康を脅かすほど上昇しそうになると、皮膚の小さな汗腺が皮膚の表面に水滴を絞り出します。その液滴は、空気の流れに接するとすぐに蒸発して、身体の熱の一部を奪います。

すばらしい仕組みですよね。それでは、運動中に汗をかく理由を考えてみましょう。

  • 暑いと感じているから
  • 身体がクールダウンを必要としているから
  • まさにこれですね。間違いありません

シンプル過ぎますか?汗をかくときの状況に目を向けてみましょう。

暑い日にのんびり過ごしているときはどうでしょう。エアコンが効いている屋内で、トレーニングをしているときはどうでしょうか。

運動すると体温が上昇するので(筋肉は動くと熱を発生します)、暑いと感じて汗をかき始めます。汗

をかくのは運動自体のせいでなく、暑さのせいです。

発汗量が少なくてもしっかりトレーニングできている

同じ温度の環境では、よりハードなトレーニングをするほど体温が高くなるので、発汗と激しい運動には相関関係があると思われてきました。しかし、それは間違いです。

暑い日に10マイル走ると、滝のように汗をかきます。室温で10マイルをランニングマシンで走ると、そこまで汗をかかないかもしれませんが、それでも汗の雫が流れ落ちます。

しかし、冬に屋外で10マイル走ると、汗ばむこともほとんどありません。それは、身体が体温を下げる心配をする必要がないからです。

人によって発汗量が異なる理由

人によって発汗量が異なる一番の理由は、身体の大きさです。

太っていようと、筋肉質だろうと、背が高かろうと、あるいは、これらのどれかを組み合わせた人であろうと、発汗量とは関係ありません。

身体が大きければ大きいほど、皮膚は頑張って身体を冷やす必要があり、したがって発汗量が増えます。

平均的以上のサイズの大人と比較すると、子どもや小柄な人は、冷やす必要がある体重の量の割に、表面積(皮膚)が多くなります。

言い換えれば、体積に対する表面積の比率が高いので、その分少ない量の汗で身体を冷やすことができます。物理学的に説明がつきますね。

そのため、体重をかなり減らすと、発汗が(わずかに)減ることがあります。裏を返せば、身体が元気であればあるほど、よく汗をかきます。

研究により、ランニングをよくする人の身体は座って過ごす時間が長い人よりも早く汗腺を開き、同じトレーニングをしていても、汗をかく量が多いことがわかっています。

最後に、自分が仲間内で誰よりも汗をよくかくと感じるなら、適切に比較しているか確認しましょう。

真昼の太陽の下で汗を流しながら走っていているとき、エアコンが効いているジムから友人が投稿した自撮り写真を見て、発汗量が自分と違っていても当たり前です。

たくさん汗をかいても本当の減量にはならない

トレーニング中にどんなにたくさん汗をかいても、それで自体で脂肪は減らないので、この神話はすぐに忘れましょう。たくさん汗をかくと、体内の水分量が減ることがありますが、これは一時的なものです。

人体は、血液や人体を構成するさまざまな細胞や室の中に一定量の水分を含んでいます。その水分をごくわずか失い、ほんの少し脱水状態になっても、ほとんど気付かないかもしれません。

あるいは、大量の水を飲んでたっぷり水分補給すると、正常なレベルに戻すために、たくさんおしっこをしなければならないこともあります。

極端な脱水症状は健康を脅かす可能性がありますが、普通に活動していればめったにそうはなりませんよ。


Source: Wikipedia, PLOS ONE

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