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印南敦史の「毎日書評」

会社以外でも稼ぐスキルを身につける、3つの効率的な勉強法

author 印南敦史
会社以外でも稼ぐスキルを身につける、3つの効率的な勉強法
Photo: 印南敦史

これからの時代は、ひとりでも食べていける人材にならないと生き残っていけない。

今日、会社がなくなっても食えるビジネスパーソンになる!』(石川和男 著、明日香出版社)の著者はそう主張しています。

過去にも著作をご紹介したことがありますが、建設会社の総務経理担当部長であると同時に、セミナー講師、大学講師、時間管理コンサルタント、税理士、ビジネス書著者と5つの副業を行っている人物。

したがって、これからどうなっていこうと生き抜くことができるわけです。

「これからの仕事」について考える際、見逃すべきでないのは社会の変化です。「人生100年時代」といわれる一方、会社の平均寿命は23年といわれます。

またAIによって、人間の仕事の9割はなくなるという予測もあります。さらには新型コロナウイルスの影響で、ビジネスパーソンを取り巻く状況は激変しました。

こんな社会で生き残るためには、アイデアをカタチにするクリエイティブ能力、企画力、やり切る力、逆境を跳ね返す精神力、圧倒的行動力などが必要になります。

勉強し続け、個人の能力を上げ、オンリーワンの自分になるための専門性を持たなければなりません。(「はじめに」より)

だとすれば、どうすればそうした能力を身につけることができるのでしょうか? 本書で著者は自身の経験を軸に、そのためのポイントを紹介しているわけです。

きょうはそのなかから「勉強」に焦点を当てた第4章「『勉強』が道を開く」に注目してみたいと思います。

進化するためには勉強しかない

ビジネスパーソンがこれからの時代を生き抜くための選択肢は、大きくは次の3つしかないと著者はいいます。

・好きな会社に転職できるだけのスキルを身につける

・今の時代に勝ち残れる方法で独立(副業)する

・リストラされないだけの力を身につける

(110ページより)

この3つに共通するのは、専門知識を養うことで実現できること。

そして、そのために避けて通れないのは勉強することです。なお、ここでいう勉強とは、「自分が現在、あるいは将来に向かって、必要としていることを自ら学ぶこと」だそう。

子ども時代の勉強は、大人になってからどんな世界で生きていくのかを選ぶためのもの。

学生時代の勉強は、自分がどんな仕事に向いているかを知り、どんな仕事をしてどんな人生を歩むのかを考えることが目的。

大人の勉強は、もうすでに何をするかわかっていて、その目標に向かって行う勉強。 言い換えるとスタートを決める勉強から、ゴールに向かって突っ走る勉強へ。

同じ勉強でもまったく違うものなのです。(112ページより)

つまりは子どもの勉強が受動的なものであるのに対し、大人のそれは能動的なものだということなのでしょう。(110ページより)

能力が上がる3つの勉強法

しかし、そうなると効率的に能力を上げることが必要となるはず。そこで著者は、飛躍的に能力が上がる3つの勉強法を紹介しています。

1. モノクロからカラーに変える

意外なことですが、書く文字をモノクロからカラーに変えることで、脳の働きがよくなるのだそうです。

ご存知のとおり、脳の働きは左脳が「分析、計算などの論理的思考」、右脳が「感覚。イメージなどの直感的能力」。

また、左脳は文字を認識し、右脳は色を判断するともいわれています。つまり、文字を書くことに左脳を使い、その文字をカラーで描くことで、右脳をも使うことになるというのです。

具体的には勉強のときにカラーペンを使うだけで、簡単に両方の脳を使うことができるそう。いろいろな色のペンを使うのが面倒なら、青ペンに変えるだけでも効果があるとか。

2. 「ながら」で勉強する

見るだけ、書くだけ、聞くだけ、話すだけではなく、「声に出して読む」「暗記したい単語を読みながらノートに書く」「ラインを引きながら見る」「散歩しながら唱える」など、2つ以上の動作を組み合わせることが、記憶の定着を向上させるのだと著者。

右手、左手、右脳、左脳、読んで、聞いて、書いて、歩いて、線を引いて…と全身を使いながら勉強すれば効果が期待できるということのようです。

3. 場所を変える

毎日、同じ場所で勉強していると飽きがくるもの。自宅では、本、テレビ、ゲームなど、気の散るアイテムも少なくありません。そこで思い切って外出し、違う環境で勉強してみようと著者は提案しています。

いちばんのオススメは、専門学校や学習塾、図書館、公民館などの自習室です。 自習室には「勉強する」という共通の志を持った仲間しかいません。

疲れたなと思っても、周りの仲間が勉強していたら、もう少し頑張ろうという気になります。 この、「もう少し」の積み重ねが大きな力になるのです。(139ページより)

いいかえれば、勉強部屋がなかったとしても効率よく勉強できる場所はいくらでもあるのです。(136ページより)

本書で紹介されているのは、これからのサバイバル時代を生き抜くためのテクニック。冒頭で触れたとおり実体験に基づいているだけに、強い説得力を感じさせます。

将来に対する不安を解消して実力を高めていくために、参考にしてみてはいかがでしょうか?

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Source: 明日香出版社

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