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関係が悪化する、ついやりがちな悪い謝罪とは?

author 訳:伊藤貴之
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関係が悪化する、ついやりがちな悪い謝罪とは?
Image: Inc.

誰もが何らかの形で過ちを犯します。それは家庭でかもしれないし、職場でかもしれません。

そんなときにすべきことは至ってシンプルです。謝罪をしてください。

しかし、本当に多くの人がそれができません。弱みを見せるのが嫌なのかもしれないし、自分に自信がないのかもしれません。

火に油を注ぐ、悪い謝罪とは?

もう1つ、多くの人が犯しがちな過ちに、「謝罪じゃない謝罪」があります。

「あなたがそう感じたなら謝ります」などが典型的な例ですが、もっと悪質になると「怒ったのなら謝ります」などと言う人もいます。

こうした言い方が謝罪ではない理由は、相手に対する共感がなく、自分の行動が問題を起こしたという責任の意識がないからです。

こういう言い方をする人は、自分は引いた立場に立って、相手の問題にしているのです。

誠実に心から謝る機会を逃してしまえば、関係を修復し、ネガティブな状況を好転させる機会をも逃してしまいます。一方、良い謝罪には、深い傷をも修復するだけの力があります。

以下に、ビジネスでも私生活でも役立つ、「良い謝罪」をするためのポイントを解説します。

1. 責任を引き受ける

良い謝罪を構成する第一の要素は、自分の過ちであることを認め、責任を引き受けることです。「私の過ちです」と言ってください。

それで終わり。「犬が宿題を食べてしまった」とか、「悪魔にそそのかされた」などの言い訳をしてはいけません。

また、状況を正しく理解していることを示すために、自分がどのような過ちを犯したのかを具体的に説明することも重要です。

金曜に報告すると言っておきながら、実際は火曜に報告したのなら、そう説明して、自分の過ちであることを認めてください。

2. 共感を示す

良い謝罪の第二の要素は、相手への共感を示すことです。

先ほどの「報告が遅れた」事例でいえば、自分の報告が遅れたせいで、相手に心理的ストレスを与え、業務に悪影響を及ぼしてしまったことを、理解していることを伝えてください。

重要なのは、頭と心をつなげること。自分が引き起こした事態を把握していること、また、そのせいで相手に与えてしまった感情的ストレスについても理解していることを示してください。

もし自分が相手の立場だったら、どんな気持ちになるかを伝えるとなお良いでしょう。

自分がした過ちを認め、それが相手に与えた影響への理解を示すことが、良い謝罪の基礎となります。

3. 同じ過ちを繰り返さない

良い謝罪の第三の要素は、二度と同じ過ちを繰り返さないという約束で、関係の修復を始めることです。語尾に「するよう努力する」と付け足すことで、少しトーンを抑えてもいいでしょう。

いずれにせよ重要なのは、自分の過ちが相手にもたらした痛みを理解していることをしっかりと示し、同じことが二度と起こらないように全力を尽くすと約束することです。

そして、もし、自分がまた同じことをすれば信頼を失うことを理解していることも伝えるようにします。

4. 和解する

家に帰ってキスをして仲直りをしてもいいし、グータッチや握手でもいのですが、謝罪が受け入れられたことを確認する和解の儀式を行ってください。

画面越しの相手なら、率直に「これで仲直りだね?」と尋ねてもいいでしょう。

ポイントは、これから関係の修復を始めることができるのを確認して、謝罪を終えるということです。

もちろん、あなたが謝罪を受ける側なら、謝罪を受け入れてあげてください。もっとも、本当に深く傷ついていたり、同じ過ちを5回連続でされた場合には、簡単にはいかないでしょうが…。

自分が謝罪を受ける側なら、「謝罪を受け入れます」と伝えてください。

「あなたのしたことで私がどんな風に傷ついたかを理解してくれてありがとう。同じことが二度と起こらないことを願っています」などの言葉をつけ加えればさらに良いでしょう。

こうした和解の言葉を伝えあえたとき、本当の癒やしと関係の修復が始まります。

良い謝罪(上記で示したような)は、あなたがどんな穴を自ら掘ってしまったのであれ、そこから這い出すだけの力を与えてくれます。

また一方で、「謝罪ではない謝罪」をしてくる人たちにはくれぐれも注意してください。

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Originally published by Inc. [原文

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