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気持ちがポジティブになる睡眠習慣の作り方

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気持ちがポジティブになる睡眠習慣の作り方
Image: Getty Images

世界的パンデミックが始まってから1年という残念なマイルストーンを迎えていますが、良いニュースもあります。

気分がすぐれなかったり落ち込んでいる時に、毎日の習慣にちょっとした変化を取り入れるだけで気分をかなり改善することが新しい研究で示唆されたのです。

気分がアップすれば、仕事もはかどり、チームを効果的に導くことができ、最終的には人生とビジネスの目標を達成できるようになるでしょう。

その研究の内容とシンプルな変化とは? そして、それを実践すればすぐに気分がアップする理由をまとめました。

若い医師の生活から判明したこと

その研究を行なったのは、ミシガン大学の学術医療センターであるミシガンメディスンの研究者らです。

病院のインターンとして働くキャリア初期の医師ら2100人から報告された睡眠と気分についての研究結果を、npj Digital Medicineに発表しました。

実際に医療に携わっている人や、テレビで医療ドラマを見たことがある人ならご存知のように、インターンというのは長時間の過酷な仕事です。不規則な勤務時間の上に、夜中でも緊急の仕事が入り、睡眠不足に陥ります。

そんな日々が累積するインターンが、睡眠スケジュールを維持するのは難しいと報告したのは当たり前と言えます。

そこで、研究者は、睡眠や他の活動を追跡するデバイスを手首につけること、毎日気分について報告すること、四半期ごとにうつ病の兆候を検査することを被験者に依頼しました。

不規則にたくさん寝てもNG

1年間データを追跡した後、研究者は単純な相関関係を発見しました。

•ウェアラブルデータ追跡デバイスによると、気分が良いと報告し、四半期ごとでうつ病の症状が少なかったのは、睡眠スケジュールの変動がもっとも小さかった人たちでした。

•逆に、睡眠スケジュールが大きく変動した人は、実際に寝た睡眠時間の合計にかかわらず、気分がすぐれず、うつ病の症状が増える可能性が高くなりました。

言い換えれば、不規則な睡眠時間は、最少の場合と同様に、気分やうつ病の症状に悪影響をおよぼしたのです。気分を高めるという観点からは、不規則な睡眠不足を「補う」ことは不可能なのです。

この研究を報告したアメリカ科学振興協会が経営するプラットフォームによると、「これらの研究結果によって、うつ病と健康をターゲットにする要因として睡眠の一貫性が過少評価されていることが明らかになっています」とSrijan Sen医学博士。

Sen医師は、ミシガン大学でインターン健康調査を実施しています。

研究では、これまでは大規模に調査できなかった健康に関連する重要な要素を理解する上でのウェアラブルデバイスの可能性が強調されました。

パンデミックで睡眠は最初に影響をうけた

では、これが現在の自分にどう当てはまるのか考えていきましょう。

他の複数の研究で、パンデミックによって最初に影響が出ているのは睡眠であることが示されています。

カナダの研究によると、5525人の被験者の半数が、新型コロナウイルス感染症やストレス、不安やロックダウン、生活の激変の結果として、睡眠習慣が乱れたと答えています。

また、アメリカでの研究では、睡眠に悪影響が出ているのは67%に近いことがわかっています。

その中で、在宅勤務のプロと自称する人たちから、在宅勤務のポイントは、朝起きてシャワーを浴びて会社に行くかのように服を着替えることだと長年聞かされてきたことに触れました。

でも、結局どうなったのでしょうか。ある調査によると、従業員の9割がそのアドバイスを無視し、「ベッドから転がり出るだけ」になったそうです。

ビデオ通話の時にあわてて着る「Zoom用シャツ」のオプションが加わった人もいるでしょう(私はGretchen Goldmanが共有した写真についても書いたのですが、それはまさしく現実のものとなったのです)。

自分に優しく(2倍)

あなたがチームを率いる立場や経営者の立場にある場合には、少なくとも2つの角度から影響を受けているはずです。

  • 第一に、自分の睡眠パターンが乱れ、自分の気分に影響が出ている可能性。
  • 第二に、チームメンバーの睡眠パターンが乱れ、それぞれの気分にも影響がおよんでいる可能性。

まさしく問題は二乗になっているのです。

この状況を解決するために何ができるでしょうか。この点については、私自身の睡眠状況も安定していないので、人にとやかく言えないのですが(医者の不養生)。

しかし、私たちは少なくとも取るべき手段は知っていますし、自分のチームに対して負担をかけないようにする方法も知っています。

  • 自分とチームメンバーのために定期的な時間を設けます。
  • できるだけそれを守ります。
  • 勤務時間以外のEメールや他のコミュニケーションを制限するように試みます。
  • そして、自分のために(気分や睡眠について)起床時と就寝時に書き留めるか、スマホに録音します。

最後になりますが、自分を優しくいたわることを忘れないように

パンデミックについてはトンネルの終わりに明るい光が待っていることを願いますが、少々悪い習慣がついてしまったらといって自責の念にかられるべき1年ではなかったのですから。

2021年はより良い、より規則的な睡眠と、気分アップを目指して、頑張りましょう。

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Source: EurekAlert, AJMC

Originally published by Inc. [原文

Copyright © 2021 Mansueto Ventures LLC.

訳:ぬえよしこ

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