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キャッシュレスと現金を使い分けながら「家計管理」する方法

author 横山光昭
キャッシュレスと現金を使い分けながら「家計管理」する方法
Image: Shutterstock

2019年の消費増税をきっかけに、今まで以上に普及が進んでいるキャッシュレス決済。その支出の管理の仕方としては、キャッシュレス決済自体の支払い履歴を活用する、家計簿アプリの自動記録を活用する、手書きするなど様々な方法が良いと紹介されています。

ですが、キャッシュレス決済が増えたといっても、まだまだ現金払いも必要な場面が多いもの。そうなると途端に管理が大変になります。

お金の形が多様化している今、どのような管理をするとお金の全体像が把握しやすくなるでしょうか。

散らばる支出の履歴は1つに集約する

スマホに入力
Image: Shutterstock

支出が把握しにくい原因の一つに、「支出履歴が複数に散らばっている」ということがあります。そのため、家計簿アプリなどを活用し支出を1つに集約することは、支出把握に効果的です。

ですが、家計簿アプリによっては、利用しているキャッシュレス決済方法が、家計簿アプリに紐づけられる対象になっていない場合もあります。

また、現金払いは自動で集約されないため、手入力またはレシートの写真撮影などが必要になりますから、この手間が面倒で「現金だけ記録していない」ということも起こります。

ですから、アプリでの支出管理もよいですが、私は個人的に手書きで支出管理をすると良いと思っています。

毎日のように複数のキャッシュレス決済を使って支出をしている人は、その手書きの記録も大変になるので、できればキャッシュレス決済の手段は2〜3個に絞るようにすると、記録は格段に楽になります。

ではどういう記録をするのか。私がノートでしている工夫を少しお見せしましょう。

支出は細かく分けず、支出の手段ごとに書く

ノートを書く
Image: Shutterstock

自分はどういった支出の管理が向いているのかがわからない、という人は、まず、手書きでの支出管理をしてみましょう。

少々手間ですが、ノートにその日の支出を記録していくと、格段にわかりやすくなります。細かいことは抜きに、「何にいくら使ったか」だけを書くのです。

例えば、

タクシー/ ●2200円

飲み会 1次会 / ★4000円

コンビニ(お菓子)/ ■500円

このように書き、金額前のマークに意味を持たせます。

●はクレジットカード、★は現金、■はスマホ決済というように。マークは自由に設定していただいてOKです。これだけで断然ラクになります。

こうすると、残高確認の方法も簡単です。これを続け、自分なりに少しずつ改善や工夫をしていくと、「自分なりにやりやすい方法」ができあがってくるでしょう。

まだ現金払いのメリットはあるの?

お財布を出す
Image: Shutterstock

キャッシュレス決済をメインとした支出の把握についてお伝えしてきましたが、では、いまでは減ってきている「現金」での支払いには、メリットはないのでしょうか。

店舗によっては、未だにキャッシュレス決済を導入せず、現金払いしか取り扱わないというところもあります。また、ランチタイムは現金だけ、というお店も。その理由は、キャッシュレス決済の手数料負担のこともあるでしょうし、何より現金の方が「お金の動きがわかりやすい」ところにあるはずです。

では、私たち利用者にとってはどうでしょうか。

まず、現金を手にするためにATMからお金を引き出すとき、手数料がかかる場合があります。また、支払いに時間がかかる場合があったり、今では「感染予防」の観点から避けたいと考えることも多いでしょう。

ですが、お金の動きのわかりやすさは抜群です。キャッシュレス決済を多用していて、支出の流れについて混乱してしまうような人は、現金払いに立ち戻ると良いかもしれません。

このように決済手段はそれぞれに一長一短がありますし、その管理方法も同様です。人により得手・不得手があるでしょうから、それにより、自分に合う使い方や管理方法を見つけることができるとよいでしょう。

管理方法は、どういう方法をとっても、多少の手間はかかります。その手間を負担に感じずに継続できる自分に合った方法を探してみましょう。

横山光昭(よこやま・みつあき)

横山光昭

家計再生コンサルタント、株式会社マイエフピー代表。お金の使い方そのものを改善する独自の家計再生プログラムで、家計の確実な再生をめざし、個別の相談・指導に高い評価を受けている。これまでの相談件数は23,000件を突破。書籍・雑誌への執筆、講演も多数。著書は60万部を超える『はじめての人のための3000円投資生活』や『年収200万円からの貯金生活宣言』を代表作とし、著作は累計330万部となる。

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