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成功者がやっている、失敗から学びを得る方法

author 訳:春野ユリ
成功者がやっている、失敗から学びを得る方法
Image: Getty Images

精魂込めてきたプロジェクトが衆人環視の場で失敗してしまったら、これ以上の失敗はありません。

先日SpaceX社CEOであるイーロン・マスクの身に起こったことは、まさにそのレベルの大失敗でした。

SpaceX社の宇宙船のプロトタイプの打ち上げが失敗して、火柱と焼けた金属片の雲が立ち上る様子が全世界にライブでストリーミングされたのです。

イーロン・マスクは億万長者の実業家であり、むこうみずなところがある著名人で、複数の業界で大成功を収めたことで有名です。

そんな人でもいまだにたびたび失敗することがあり、ときには、火星に人類を運ぶロケットを作るという野心が文字通り炎上することさえあります。

失敗から学ぶ成功者たち

イーロン・マスク以外にも、成功を収めている大物やアイコンがときどき失敗の奈落に落ちることがあります。

トーマス・エジソンが、山ほど失敗したことは有名な話です(失敗を成功の一部ととらえていました)。

J.D. サリンジャーは、短編小説がThe New Yorker誌にボツにされ続けたため、長年その文才に光が当たることはありませんでした。

マイケル・ジョーダンは、高校時代、初めからバスケットボールの代表チームに入れたわけではありません。

必ずしも、裕福な大物、特にイーロン・マスクのように波乱に富んだ評判の大物の努力や、先見の明のある発明家や伝説的なアスリートを参考にする必要はありません。

大成功をおさめた名もなき人が克服したつまずきからも、学ぶべき教訓があります。

しかし、失敗には、成功が放つ輝きはないにしても、多くの場合重要な教訓が隠されています。

爆発してしまったとは言え、SpaceX社のこのロケットが前例の無いことをしたことは事実です。その事実を評価できれば、失敗の概念そのものの考え方を変えることができます。

人間に失敗はつきものだと考えてくよくよしない

失敗に関してよく耳にする決まり文句は、文脈を問わず豊富にありますが、特に仕事に関するものはたくさんあります。

「若いうちに頻繁に失敗しておく」という考えは、仕事の足がかりを得るために苦労している働く若者を励ますためにあります。

「失敗を受け入れる」は、辛抱強く何かを構築する初期段階の試みで賭けに出る起業家に当てはまります。

この言葉は、失敗を受け入れることは、長く続く成功の理想化された概念への瞬間的な足がかりになるということを示唆しています。

しかし、人生において、物事がそこまで型どおりにいくことはめったにありません。

企業のエチケット指南書『Works Well With Others』の著者であるRoss McCammon氏によると、成功は思っている以上に失敗と二人三脚でやってきます。

同氏が言うように、失敗が実用的なジレンマとして解釈できるなら、これは実は良いことです。

「失敗してもそれで終わりではありません」と同氏は米Lifehackerに語っています。

失敗には命があり、そこからエネルギーを引き出すことができます。

しかし、失敗はすぐに顧みないと、化石になってしまいます。

そうなると、失敗は現在と未来の重要な一部ではなく、死んだ出来事になってしまいます。

犯してしまった過ちに対して注意深くアプローチすることが、その過ちを短期的にも長期的にも、教訓にするコツです。

McCammon氏は、失敗したことに気づいたら、同僚や上司と正直に話し合うという積極的なアプローチを力説しています。

失敗の中にある成功は、失敗したと気づいた直後か、失敗している最中に一番良く見つかります。

「早いうちに頻繁に失敗する」は、早いうちに頻繁にその失敗を評価し、その評価を同僚だけでなく上司にまで知らせてこそ、理念として役立つことが多いと思います。

誰もがそのような寛容な職場や理解ある上司や気が合う同僚に恵まれているわけではありませんが、失敗の意味をとらえるときの視野を広げることで、心の中で失敗の暗雲がわきあがることを回避できます。

キャリアは一直線でないことを受け入れる

「私は会社の予算や人員削減のせいで、これまでほぼすべての勤め先から解雇されました」と、ウェブサイトAsk Menの編集者であるSean Abrams氏は言います。

29歳のミレニアル世代の作家として、同氏は2008年の大不況以降、より広範な労働市場に蔓延している流動性は言うまでもなく、デジタルメディア業界に影響を与える激動も身をもって体験してきました。

彼のような立場の人々にとって、失敗はしばしば自分でコントロールできない状況から生じます。そのことを認識すると、貴重な視点を得ることができます。

「失敗の原因となった要因が、実際にはまったく自分と関係がないこともあります。単にくじ運が悪かったのです」とAbrams氏は言います。

うまくいかなかった冒険に失敗のラベルを貼ることは、教訓的価値を得るには減点し過ぎです。

McCammon氏は、「失敗フェーズや成功フェーズといった観念を持たず、もっと長期的なゲームをする」ことを提案しています。

長期的なゲームだと、キャリアがどのように展開するか予測できないことを受け入れざるを得ないとして、米Lifehackerに次のように語っています。

失敗から教訓を得るようにする

特に成功を過度に煽る文化において、失敗に対する見方を変える方法の1つは、失敗について考えるとき、あまり深刻ではない言葉を使うことです。

「これは失敗した」と思ったとき、失敗の極端な結果にくよくよせず、挫折は教訓となる過ちだと思いましょう。

人間が間違いを犯すのは当然であり、許されることであり、定期的に間違いを犯すものです。

間違いを犯しても、それによって人間性を定義されることはありません。堂々と自分で自分という人間を定義すべきだとMcCammon氏は考えます。

男女を問わず、成功している人はわるびれずに間違いを犯すことが得意です...キャリアは、間違いを犯すことの連続であり、それを何とかして成功に変えていくものだと言えます。

このような心構えがあると、失敗したと思うことの中に成功の種を見つけることは全然難しくないはずです。

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Sam Blum – Lifehacker US[原文

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