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「繊細な頑張り屋」がやらない仕事を見極める方法

「繊細な頑張り屋」がやらない仕事を見極める方法
Image: Getty Images

ストレスは、通称「繊細な頑張り屋」タイプの人たちに、特に影響を与えます。

彼らは、根っからの完璧主義者。

「何もやっていない」のは「失敗」と同じだとみなします。自分のキャパが限界に達しているのに、さらにそこに上乗せし、責任の荒波を泳ぐはめになります。

見方を変えれば、自分のエネルギーをしっかりとコントロールし、燃え尽きないように、仕事のやり方を考え直す時です。

良いバランスを見つけるのに大事なのは、やることを減らすだけでなく、やらない仕事を見極めることです。

そこには、仕事人生をより平和なものにするために、あきらめなければならない目標は何かを考え、もはや自分には役に立たないものを自ら手放すことも含まれます。

そうすることで、今後の余裕が生まれます。ここからは、目標をあきらめるべきだと決める時期を考える基準をいくつかご紹介します。

そもそも目標が自分のものではないとき

明らかな兆候は、目標が自分のものではなく、「達成したい」ではなく、「達成しなければ」「達成する必要がある」と言い聞かせるようなものです。

例えば、上昇志向があり、出世コースにも乗っているから、昇進したいと思っていたとします。

しかし、義務感に駆られて昇進するために働いている場合は、一歩引いて、自分の行動の動機を見つめ直したほうがいいでしょう。

前者の場合は、本当に心からの衝動による影響ですが、後者の場合は、人を喜ばせるため、もしくはチャンスを逃す恐怖による影響です。

自分の本当の目標と、家族や社会、その他外的要因に押し付けられた目標を、区別するのは難しいことがあります。

その違いを区別する簡単な方法は、脅威、罰、判断、拒絶などを避けることが目的の、恐怖が元になった目標を見極めることです。

本当の目標は、自分が最優先したいことに向かうこと、自分の直感を信じることに基づいています。

実際、自分の感情に基づいた選択をした人は、より自信が持て、自分の選んだ道を確かなものにする傾向があることが、研究によってわかっています。

目標によって主に苦痛を味わっているとき

目標に少し怖さを感じたり、達成できるかどうか不安になったりするのは普通です。

ほとんどの目標には、ある程度のリスクがあるので、不確かで不安な状態に耐える方法を学ぶことが必要です。

しかし、私のコーチングのクライアントの多くは、ストレスで疲弊した状態でも、目標を達成した後で私のところに来ます。

業界を牽引する思想家や演説家になろうと努力している場合、大人数の公衆の面前で話す時に緊張しないようにしたり、自分の意見に反対の人たちからの批判に慣れたりしなければならないかもしれません。

そこに身を置くことを考えると少し怖いかもしれませんが、最後にはがんばろうと思ったり、意義のあることだと感じるかもしれません。

一方で、ネガティブな感情が健全なレベルを超え、重度の恐怖や不安、不眠、その他健康に問題が出てきた場合は、手放した方がいいかもしれません。

目標の達成が、あなたの幸せを犠牲にするべきではありません。

過程よりも結果に固執している場合

間違った達成感によって、賞やタイトルを取ったり、特定の給与の額を超えたり、何か外的な成功の目安に到達したりすると、満足したり、幸せになれると考えるようになります。

しかし、目標に到達するのに必要なスキルを身につけたいかどうか、最初は考えていなかったかもしれません。

例えば、本当は会社の規模をそこまで大きくしたくないのに、ビジネスを年商100万ドルに成長させるという目標を設定するかもしれません。

熱意がなくなったとき

ある夢から卒業することもありますが、あらゆる犠牲を払うという責任感や義務感によって、自分の熱意は消え失せているのに、それまでの優先順位に従い続けることがあります。

目標達成に必要な努力のせいで、家族との時間、自主性、透明性のような、基本的な大事な価値をないがしろにしなければならないこともあります。

自分の大事な価値観に反する行動は、間違いなく失望へとつながります。

正当化している時

サンクコスト(投じたが回収できない費用)バイアスがあると、すでにリソースを投資したからというだけで、見返りのない行動も、見境なく最後までやってしまう傾向にあります。

たとえば、仕事の資格を取ろうとし始めた直後に、仕事の環境が変わり、資格は意味がないものになった場合。

すでに資格取得プログラムにお金を払っていたので、最初は目標をあきらめきれないでしょう。

しかし、そのプログラムを続けたら、さらにエネルギーやお金や貴重な時間を失うことになると気づけば、前に進むことができるはず。

やめるのは失敗ではない、というのを忘れないでください。

時に、目標をあきらめることが、最も勇気ある(そして生産的な)行動のこともあります。

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Source: NCBI, Smarter Living, APA, KFF

Originally published by Fast Company [原文

Copyright © 2021 Mansueto Ventures LLC.

訳:的野裕子

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