連載
特集
カテゴリー
タグ
メディア

VO2maxが表す数値の意味と活用法を徹底解説

author 訳:ぬえよしこ
VO2maxが表す数値の意味と活用法を徹底解説
Image: Westend61/Getty Images

現在出回っているフィットネストラッカーには、VO2maxを教えてくれるものが増えました。

VO2maxは「カーディオフィットネススコア」とも呼ばれ、他人と比較した際の健康状態の良さを教えてくれたりします。

トレーニング中にこの数値が変動するのを見るのは楽しいものですが、VO2maxがフィットネスを示す良い尺度であるとは言い切れません。

フィットネスはさまざまな方法でテストしたり測定したりできますが、1つの指標で全体像を把握するのは無理です。

たとえば、360kgもデッドリフトできるのに、腕立て伏せは数回しかできないという人がいるかもしれません。短距離は得意でも、長距離はダメな人もいるでしょう。

運動能力は、筋肉や肺など体のいろいろな部分が連携して生み出されるものなので、「フィットネス」を定義できる単一の数値はないのです。

VO2maxとは?

詳細はこちらの記事に譲りますが、手短に言えば、VO2maxが高いほど長時間激しい運動ができるということです。

他の条件が同じだとしたら、VO2maxが高い人は走るスピードを維持できるので、VO2maxが低い人より速く走れるということになります。

最新Apple Watchで注目を集める、VO2maxとは?


VO2maxと呼ばれるのは、ラボでの従来の試験方法が、呼吸マスクを着けた被験者が1分あたりに体に取り込んで使用できる酸素(O2)の最大(max)量(V)を測定するからです(体重1キログラムあたり1分間に消費される酸素をミリリットルで測ります)。

その数値が高いほど良いということになります。

有酸素運動をあまり行なわない人ならVO2maxの数値が20台かもしれませんし、耐久アスリートなら40を超えるVO2maxを持っているかもしれません。

年齢と性別も数値に影響します。一般的に女性は男性よりも低く、高齢者は若者より低くなります。(フィットネストラッカーには、ユーザーのスコアを同じ年齢や性別の人たちと比較するようになっているものが多いのはこのためです。)

VO2maxはどれくらい正確なの?

フィットネストラッカーは収集できるデータからVO2maxを推定します。ですから、ラボでのVO2max試験ほど正確ではありませんが、スコアが役立つこともあります。

通常トラッカーは、ランニングなどのディスタンス・トレーニング中に心拍数と速度を使用して、有酸素運動のフィットネスレベルを推測します。

1マイルを10分で走ったら心臓が激しく鼓動する人は、1マイルを10分でランニングしても心拍数が安静時より少しだけ上がる人と比べると、おそらくVO2maxが低いでしょう。

VO2maxは体重に比例するため、実際の計算では体重も含めたさまざまな要素が使われます。

ですから、VO2maxの数値を測定するなら、アプリに入れてある自分の情報が最新であることを確認する必要があります

そして、時々は実際に走ったりしてデータを送り込みましょう。トラッカーがあっても、VO2maxの測定に対応するトレーニングを行なわなければ、正確で有用な測定値を得ることはできません

どのようなトレーニングが向いているのかを知るには、スマートウォッチの詳細をチェックします。

通常スマートウォッチは、心拍数を適度な有酸素運動レベルに上げる、最低10分間は継続するランニングや早歩きのウォーキングに対応しています。

また、平坦な場所にいて坂を登ったりしていない時に最も正確な結果が得られます。

VO2maxの計算方法について、Fitbitの説明Appleの説明のリンクを貼っておきます。Garminも負けじと、VO2maxを計算する方法を5つ紹介しています。

VO2maxをどう活用する?

「デバイスが可能なかぎり最も正確な推定値を出せる」と仮定すると、ユーザーがすべきなのは、有酸素運動レベルが向上するにつれVO2maxが上がるのを観察することだけです。

数字に囚われすぎると、休憩後に数値が変わったら焦ってしまうかもしれませんが、変化はあまり気にしなくて良いと思います。

また、自分が運動する理由を忘れないようにしましょう。

何かのレースに向けて準備をしているなら、トレーニングとタイムトライアルの面で向上しているかを知ることができます。

一般的な健康のために有酸素運動をしているなら、適度なスケジュールを自動的に守っているかぎり、スコアに関係なく運動できているということです。

ですから、スコアが役立つ時とそうではない時があることを覚えておいてください。

とはいえ、VO2maxを向上させたいなら、もっと頻繁に、もっと一貫して、時々はペースを速めて有酸素運動を行なうという選択肢があります。

ゆっくり長く行なうトレーニングと短時間で速く行なうトレーニングのどちらも有酸素運動レベルを向上させるので、両方が含まれているのが理想的なプログラムだと言えます。

VO2maxからはわからないこともある

VO2maxの推定値では筋力のレベルはわかりません敏捷性や、あるスポーツでの熟練度は教えてくれません。足取りがどれほど効率的か、長いレースを走るのに必要な考え方計画を持っているかどうかも教えてくれません。

ラボで試験を行なったとしたら、実際のVO2maxがどうなるかさえもわからないのです。

スポーツの世界には、ある測定基準(時にはVO2maxであり、時には別の数値)によって限界があると言われてもトライして成功を収めた人が大勢います。

逆に、優れた数値を持っていてもそれに見合った結果が出なかった人も大勢います。

Runner’s Worldでは、知られている中で最高値のVO2maxを記録した18歳のサイクリストが、「成果のなかった短いプロキャリア」で数年後に引退した例を挙げています。

つまり、VO2maxがすべてではないということです。

あわせて読みたい

最新Apple Watchで注目を集める、VO2maxとは?

【2020年】スマートウォッチおすすめ15選! 最新人気モデルを紹介


Source: FitBit, Apple, Garmin, Runner's World

Beth Skwarecki – Lifehacer US[原文

swiper-button-prev
swiper-button-next