実はお酢できれいにできる8つのもの
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鼻につく匂いの液体が、最高の家庭用洗剤かつ臭い消しになるというのは、一見相反することのように思えるかもしれません。
しかし、持ち家に住む長い年月が、昔ながらの透明なお酢(同量の水と混ぜることも多い)は、家の隅々に溜まった汚れ、あか、油汚れを完全に撃退してくれると私に教えてくれました。
お酢の瓶を取り出して、私と一緒にお掃除ツアーに出かけましょう。思いもよらないような方法で、家の中をピカピカでいい匂いにしていきます。
1. トイレ

ほとんどの人が、お酢と水を混ぜたものをスプレーボトルに入れて、台所のいたるところに振りかけて掃除を始めます。
それもいいですし、かなりおすすめですが、お酢が台所のカウンターやレンジ周りをきれいにするというのは、言われるまでもないと思います。おそらくみなさんご存知でしょう。
お酢は、家で一番汚い場所であるトイレもきれいにします。マーサ・スチュワートがトイレ掃除にお酢を使うなら、私も使います。マーサ・スチュワートは次のように簡単に説明しています。
トイレの便器に1/2カップのお酢を入れ、そのまま数分置き、ブラシでこすって水を流しましょう。
水が硬水の場合は、お酢を入れて1時間ほど置いて軽くこすり洗いする必要があるかもしれません。
2. コーヒーメーカー

コーヒーメーカーを使う度に、取り外しできるパーツをお湯と洗剤で洗うのはいいことですが、取り外しできないところはどうしていますか?
長年の間に、コーヒーメーカー内部の奥底は硬いミネラルが溜まりやすいので、月に一度はお酢でしっかりと掃除しましょう。
「Good Housekeeping」では次のように説明しています。
コーヒーメーカーのタンクを同量のお酢と水で満杯にし、空のドリッパーにペーパーフィルターをセットします。
ポットを所定の位置に置き、溶液を半分ほど「抽出」します。電源を切り、そのまま30分ほど置きます。
もう一度コーヒーメーカーの電源を入れ、抽出を完了させて、ポットに溜まったお酢と水を捨てます。
新しいペーパーフィルターをセットし、タンクにきれいな水を満杯に入れて、すべて洗い流します。これをもう一度繰り返します。
「House Beautiful」では、この方法で洗濯機に溜まった汚れを取り除くこともできると言っています。2〜4カップのお酢を洗濯機に入れ、お湯で洗濯機を回します。
食洗機も酢で掃除したり、匂いを消したりできます。一番上の棚に酢を入れたカップを立てて置き、それ以外は空にした状態で、お湯で食洗機を回します。食洗機の底に重曹を振りかけて、空の状態で、お湯で食洗機をもう一度回して終了です。
3. キッチン戸棚

台所の戸棚や引き出しの外側は時々拭いているかもしれませんが、ちょっと考えてみてください。最後に中を掃除したのはいつですか?
きれい好きな人なら定期的に掃除しているかもしれませんが、大抵の人は「引っ越してきた日かも?」という答えではないでしょうか。
そんな人は、ここの掃除をしていきましょう。
お酢を取り出し、同量の水と一緒にスプレーボトルに入れます。戸棚の中のお皿や調理器具を取り出し、戸棚の中に長い間に溜まったパンくず、ホコリ、かす、油汚れを確認してスプレーします。
きれいな布ですべて拭き取ったら、掃除をした自分を褒めてあげましょう。
4. 電子レンジ

あまり頻繁に掃除をしないもう1つのものと言えば、電子レンジです。電子レジの内側は、加熱した食品が無数に飛び散っているだけでなく、匂いが残りやすくもあります。
私は特に、温め直したコーヒーの匂いが残っているところに、スープのお皿を入れて温めるのは好きではありません。私だけかもしれませんが。
とにかく、電子レンジを掃除するには、まず耐熱性のボウルを用意し、水を半分入れ、大さじ数杯のお酢もしくはアップルサイダービネガーを入れます(レモンやライムのスライスでもいいです)。
「Better Homes & Gardens」に書いてある次の手順は以下の通りです。
水とお酢の入ったボウルを、沸騰するまで高温で4分ほど温めます。温める時間は電子レンジの出力によって違います。
電子レンジの扉に貼ってあるステッカーにワット数が書いてあり、大抵の電子レンジのワット数は以下の一覧にあると思います。
電子レンジのワット数毎の掃除時間は以下の通りです。
・1200W=1分半
・1000W=2分
・800W=2分半
・700W=3分
・600W=4分
かなり高温になったボウルのお湯が泡立つ危険性は少ないですが、泡が周りにできるようボウルの中に木の串やスプーンを入れ、空気中に放出することをすすめる専門家もいます。
電子レンジが止まった後も、お湯になった酢水から数分間蒸気を出します。
それからボウルを取り出し(熱いので注意!)、ターンテーブルや取り外し可能なパーツを取り出し(こちらも熱いので注意!)、内側を湿った布で拭き、取り外したパーツを洗いましょう。
5. ブラインド

キッチンから出たら、次はブラインドです。窓のブラインドは、プライバシーを守るのに活躍しますが、大量のホコリや汚れを集めるのにも同じくらい素晴らしい“活躍”をします。
嬉しいことに、お酢があれば掃除はそこまで大変ではありません。
「SelectBlinds.com」によると、掃除の手順は以下の通りです。
・お酢を小さな容器に入れ、きれいな綿の手袋もしくは靴下を1組用意する。
・手袋/靴下の中に手を入れ、指先もしくは靴下の先をボウルに浸す。
・ブラインドのスラット(羽根)に手もしくは指をすべらせ、ホコリや汚れを取る。手袋/靴下を数回すすぐ必要もある。
・2つの手袋/靴下を交換しながら、片方を使ったら片方を浸す。
木製のブラインドの場合は特に、あまりビショビショにしない方がいいですが、濡れた状態で掃除してもダメージを与えずにすぐに乾くはずです(私はお酢の容器に水を足すこともあります)。
6. タイル目地

タイルの目地には汚れが付きやすいですが、汚れた目地を見るのが好きな人はいません。
「Bob Vila」では、ちょっとのお酢さえあれば汚れた目地はきれいになると言っています。お酢と水を同量入れたスプレーボトルを手に取り、タイルの目地にスプレーし、5分ほど置き、それから固いブラシで汚れをこすり落とします。
目地の汚れが頑固な場合は、重曹を加えてもいいでしょう。
さらに洗浄力を高めるには、タイルの目地を重曹と水を混ぜたペーストで埋め、そこに先ほどのお酢のスプレーをかけます。混ざって泡立つのが止まったら、ブラシでこすり、水で洗い流しましょう。
7. 足の臭い

家の中の掃除にお酢を使うと言いましたが、自分の足が臭いのにその足で家に入った場合は、他のものと同じようにお酢できれいにするのが公平だと思われます。
足先が臭う人は、「Healthline」のアドバイスに従って脱臭液で撃退しましょう。
お酢は足を傷つけませんが、足を浸すなら少し薄めた方がいいでしょう。
一般的には、お酢と水の割合は1:2がいいです。薄めたお酢の脱臭液に耐えられて、効果があまり感じられない場合は、お酢を増やして脱臭液を強めてもいいです。
足をお酢の溶液に浸すのは、足のイボ、たこ、乾燥、ひび割れなどにも効果があります。溶液に浸す前に、足を石鹸で洗うのもお忘れなく。
8. 家全体の臭い

以前、米Lifehackerでは、家全体に染み付いた臭いを中和できると言いましたが、この記事を見逃した人のためにもう一度言うと、お酢を鍋でグツグツ煮立たせるだけで空気がきれいになります。
小鍋に1カップのお酢を入れ、コンロで煮立たせます。
煮立ったお酢は、空気中に消臭効果を放出するので、しばらくそうしていると、家全体が消臭されます。もちろん、必要に応じて、蒸気が出ているお酢の鍋を持ち歩き、部屋から部屋へと移動してもいいでしょう。
最初はかなりお酢の香りがしますが、しばらくすると何の臭いもしなくなります。
当然ですが、沸騰中はお酢の香りがしますが、それが不快な他の悪臭を消してくれます。すぐにフレッシュないい匂いになりますよ。
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Image: Shutterstock.com
Source: Martha Stewart, Good Housekeeping, House Beautiful, Better Homes & Gardens, The Blinds Spot, Bob Vila, Healthline
Meghan Moravcik Walbert - Lifehacker US[原文]
訳:的野裕子