Web会議中の集中力を維持するコツ5選
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新型コロナウイルスのパンデミックの最中に、人と会わずに過ごす生活の単調さは容易に予測できますが、それ以上に予測されるのは、今後もWeb会議が果てしなく続きそうだということです。
画面を凝視し続けていると、まさに「Zoom疲れ」の状態になります。どうやら、一般のサラリーマンだけでなく、ハリウッドのアイコンであるアル・パチーノ氏もこの影響は及んでいるようです。
日曜日の夜のゴールデングローブ賞で、セミリモート制作中にダイヤルインした80歳のアル・パチーノ氏は、ちょっと朦朧としていた様子で、画面内では別の顔を見せていました。
アル・パチーノ氏の艶っぽい油断した顔は(実は寝ていたのでしょうか?)、あらゆる人を魅了したのではないでしょうか? なぜなら、Zoom通話中に意識が朦朧としたことがない人はいないからです。
Al Pacino sleeping at the #GoldenGlobes is the most I’ve ever related to a celebrity. pic.twitter.com/uJGoDXzFIv
— Peter Martino (@RetepM82) March 1, 2021
残念ながら、ほとんどの“働き蜂”は、インターネットに接続されたデバイスの向こう側からこちらを見つめている相手がいる限り、眠りに落ちることも全く興味がなさそうな顔をすることもできません。
世界的スターのアル・パチーノ氏とは違う普通の人々のために、Web会議中に集中力を維持するコツをいくつか紹介します。
1. メモを取る
先にお断りしておきますが、このアドバイスには1~2つ注意点があります。
Zoom疲れは実際に現実に起きている事象であり、これは仕事が精神的に負担になっているからだけでなく、誰もが在宅勤務をするようになったので、仕事と私生活の境目がどんどん曖昧になっているからです。
しかし、精神を集中させて臨むべきWeb会議の通話中に心がさまよっていることに気付いたときは、会議の要点を詳しく書き留めてみるようにしましょう。
多くの研究が実証しているように、手でメモを取ることは、情報を総合的に捉えて記憶するのに非常に有効な手段です。
もちろん、裁判所の速記者のように詳細な議事録を作成する必要はありませんが、最も重要な要点を書き留めておけば、少なくとも会議の重要ポイントをより幅広く思い出すことができます。
2. 余計なタブは閉じる
ブラウザで開いているタブに気を取られても当然です。特に、どうでもいいと感じる会議に参加しているとそうなります。
会議が退屈になってくると、もっと楽しいタブを回遊したくなる可能性があるので、開いておく理由が特にないタブは全て閉じましょう。
カメラがオンになっていると、こちらが会議の発話者に視線を向け続ける代わりに、Twitterをスクロールしたり昨夜のバスケットボールの試合のハイライトを見ていたりするところを同僚に見られてしまいます。
私も個人的にはタブをたくさん開いておきたいタイプなので、もう開いておく必要があまりなくなったタブでもなかなか閉じることができない気持ちはわかります。
それでも、スクロールしたい衝動をコントロールできない人は、ぜひ余計なタブを閉じてください。
3. ヘッドホンを着ける
ヘッドホンは、余計なノイズを消してくれるので、通話中に気が散らずにすみます。
ヘッドホンを身に着けると、特にメモを取っている時は密室にいるような感じがするかもしれません。
ヘッドホンを使用すると、特に自分のPCの向こうで起こっていることがあまり聞こえないので、しっかり仕事モードに入ることができます。
4. 無意味な会議には出席しない
多くの組織はWeb会議への依存度が大変高いので、就業時間のほとんどがWeb会議に費やされる傾向があります。
そうならないためには、「日常業務に必ずしも不可欠でない会議に参加することで得るものは何か?」と自問しましょう。
定期的に参加している集まりの数を減らすことができれば、もう少し新鮮な気分で必要不可欠な会議に耳を傾けることができるでしょう。
5. 「Zoom疲れ」になっていることを伝える
「Zoom疲れ」は役職の上下に関係なく発生します。もしかしたら上司も「Zoom疲れ」に苦しんでいるかもしれません。
自分も同僚たちも、Web会議の集中砲火を浴びて疲れ果てたと感じた経験を一丸となって共有しているなら、上司に会議の数を減らすことを提案するために、どのようなアプローチを取るか考えましょう。
画面に永久にはりついているという現実に共感してくれる良い上司に恵まれているなら、必須でない会議を徐々になくしてくれるはずです。
さらに、全員が通話にログオンしなくても、価値のある情報は常に伝えることができます。
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Image: Westend61/Getty Images
Sam Blum – Lifehacker US[原文]
訳:春野ユリ