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休むことに罪悪感を感じなくてもいい3つの理由

author 訳:ガリレオ
休むことに罪悪感を感じなくてもいい3つの理由
Image: Maskot/Getty Images

疲れ果てて燃え尽きてしまったのに、休むことに罪悪感を覚えている起業家は、あまりにもたくさんいます

私はコーチとして、そんな彼らに関わってきました。しかもそれは、コロナ禍が始まる前の話です。

先頃発売された自著『Build From Nowにも書きましたが、私も新しく始めたビジネスが苦境に陥っていた当時は、周りの人たちに「今日昼寝をした」などとはとても言えませんでした。

NPRやTEDなどで活躍するセレステ・ヘッドリー氏の新著『Do Nothingは、この問題に真正面から切り込んでいます。

ヘッドリー氏は、タイムマネジメントの専門家、ローラ・ヴァンダーカム氏のポッドキャスト「Best of Both Worlds」に出演した際に、こんな興味深い話をしています。

私はいつも、「怠けている」と「休んでいる」を分けて考えるようにしています。

この2つは同じではありません。「何もしていない状態」を「怠けている」のと同じだと思い込んでしまうと、仕事を休むたびに罪悪感に襲われます。

(中略)人間の脳は絶えず働き続けられるわけではありません。波があるのです。

この記事では、休むことに罪の意識を感じなくてもいい3つの理由をお教えします。

1. “天才”も時間をかける

ウォーレン・バフェットやビル・ゲイツ、スティーブ・ジョブズなど、近年、ビジネス界の因襲を打破してきた大物たちはみな、考えるための時間を苦心して作っています

バフェットはゲイツに、スケジュール帳を予定でびっしり埋めないようにとアドバイスしました

ゲイツは年に最低1週間、ゆっくりと本を読むための時間を作っています

ジョブズはよく、とても長い散歩に出かけていました。歩きながらミーティングすることもあれば、静かに考えごとに耽ることもあったのだとか。

Video: YouTube

シャワーを浴びているときや運動しているとき、子どもと遊んでいるときに最高のアイデアが浮かぶ理由は、そこにあります。

これまでに何度も書いてきましたが、私たちの脳はいくつもの課題に絶えず取り組んでおり、その課題が意識の最前線に浮上していないときでも処理を続けています。

実のところ、いくつかの研究から、さまざまな問題について考えるのをやめられれば、脳が水面下で働く余裕ができることがわかっています。

そのために必要なことは、休むための時間を予定に組み入れることです。

2. 計画を練り直せる

仕事のペースを落とすときには、次の一手について、そして何に時間を費やすべきかについて計画を練ることができます

Think Again』の著者、アダム・グラント氏の言葉を借りれば、大切なのは「タイムマネジメント(時間の管理)」ではなく「アテンションマネジメント(注意力の管理)」の実践なのです。どこに注意力を向けるべきなのでしょうか?

いま求められる集中力を維持するスキル「アテンションマネジメント」の始め方


この問題はここ最近、いっそう重要になってきています。

先頃発表された研究によれば、コロナ禍が始まってから、私たちの労働時間はほぼ1時間長くなっているそうです

オフィスではなく、キッチンのテーブルや書斎、子どもの遊び部屋にいると、ついいつまでも仕事をしてしまいがち。戦略を練るために、そして休むために、仕事の手を止めることも必要です。

3. 「忙しい」≠「生産性が高い」

「忙しい」は名誉の印になっています。特に西洋文化ではそうです。ですが、この物差しは役には立ちません

以前にも書きましたが、「忙しい」は「生産性が高い」と同義だと間違われがちです。けれども、忙しくしていても、進捗状況に不満を感じることはよくあります

何より、コロナ禍によって24時間がむしゃらに働くことが答えにはならないことが示されています。

実際のところ私たちは、度を超えて忙しすぎる場合でも、そうした自分の状況を常に認識できるわけではありません。

なぜなら、自分がそんなにも忙しい理由を理解していないからです。ほかの人たちにどう評価されるかという恐れが、本当の理由であるときもあります。

とりわけ、難局を乗り越えようと必死でもがいているときには、なおさらそうなるでしょう。あるいは、直面したくない何かを避けるために、忙しいという状態が必要な場合もあります。

いずれの場合も、あなたの「生産性の源泉」が毒されてしまうおそれがあります。

私は以前、忙しさに関する記事(英文)でこう書きました。

残念なことですが、もしあなたが自分の過去に不満を抱いているのなら、あなたを常に忙しくしているさまざまな決断は、自身の過去に対する反応であり、自身の未来についてのスマートな戦略ではない可能性が高いでしょう。

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Source: Amazon.co.jp(1, 2), Laura Vanderkam

Originally published by Inc. [原文

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