
プログラミングを学びたいけれど、独学ではなかなか続かない。かといって、高額なスクールに通うのはハードルが高い…。
そんな人にちょうど良さそうなのが、オンラインのプログラミング学習サービス「Progate(プロゲート)」。スマホ版アプリならゲーム感覚で進められるので、プログラミング初心者にもおすすめです。
実際に「Progate」を試してみると、そこには、数々の学びのハードルを下げる仕組みがありました!
基礎レッスンは無料で受講できる
Progateには、プログラム言語ごとに「コース」が用意されています。
- Webサイトの制作に欠かせないHTML&CSSやJavaScript
- システム開発などに広く使われるJava
- 最近人気のPython
など幅広く揃っていることが特長。

各コースとも、基礎レベルのレッスンは無料で学ぶことができます。たとえば「JavaScript」コースなら、全7レッスンのうち2段階目の「JavaScriptⅡ」までが無料。

無料で受講できる範囲が広いので、有料プランに切り替える前に自分に合うかどうかをしっかり確認できるのがうれしいところ。
レベルアップしていく場合、途中から有料プランの加入が必要になりますが、その場合も月額980円と手頃な価格です。
スマホからゲーム感覚で取り組める
Progateにはスマホアプリ版とWeb版の2種類が用意されています。まずはアプリ版を使ってJavaScriptのコースを試してみました。
最初に単元ごとに用意されている解説スライドを読んで基本を理解します。
その後、理解度を確認するための演習問題にチャレンジ。用意された選択肢から答えを選ぶ穴埋め式問題なので、スマホの小さな画面でもサクサク進められます。
正解すれば次の単元に進むことができ、レッスンの進捗に応じて「レベル」が上がっていく仕組み。
スキマ時間にゲーム感覚で手軽に取り組めるのが、アプリ版のメリット。
「勉強しなきゃ」と考えると気が重くなってしまうというタイプの人にはよさそうです。
Web版は自分でコードを入力
続いて、Web版でも挑戦してみました。スライドの内容や演習問題はアプリ版とおおむね同じですが、こちらは演習問題のコードを自分で打ち込む必要があります。

「できた!」ボタンを押すと答え合わせをしてくれますが、ここで親切なのが、間違っているときに「どこが間違えているか」を教えてくれること。
独学の場合、正解/不正解がわかるだけでは、間違えた場所の見当がつかずそのまま挫折しがち。修正の必要な箇所が具体的にわかるのは心強いと感じました。

さらに、どうしても正解にたどりつけないときは、「解答を見る」ボタンで正解を表示したり、自分の書いたコードと正解のコードを並べて比較することもできます。初心者でも挫折しない仕組みがしっかりと作られています!

穴埋め式問題のアプリ版に比べると、Web版の演習は難易度は上がりますが、より実践的なトレーニングをしたい場合はこちらのほうがよさそうです。
アプリ版で概要をつかんだ後、同じレッスンをWeb版で取り組むのも有効かもしれません。
スマホ版とWeb版は同期されない点に注意
スマホ版とWeb版を併用するときに気をつけたいのが、「レッスンの履歴が同期されない」という点です。
レッスンの進行状況を確認できる「ダッシュボード」では、Web版、アプリ版の表示が分かれていて、履歴は別々に表示されます。
そのため、「アプリ版で学習したレッスンの続きをWeb版で取り組みたい」という場合には少し管理しづらいのが難点。

また、レッスン数も異なり、たとえばJavaScriptコースの場合、Web版は全7レッスン用意されているのに対して、アプリ版は4レッスンとなっています。
コースのスライドを検索できる機能も
復習をしたいときに便利なのが、「スライド検索」の機能です。各コースのスライドを一覧で見ることができ、キーワード検索も可能。後でもう一度見たいスライドを「お気に入り」に登録しておくこともできます。

さらに、終了したレッスンのソースコードはダウンロードも可能。自分で用意した環境でプログラムを動かすなど、より踏み込んだ学びにつなげることができます。
レッスンの内容が充実しているので、980円の有料プランに加入しても十分に元が取れそうです。
自宅で過ごす時間にスキルアップをしたいと考えている人、春に向けて何か新しいことを学びたいと考えている人は試してみてはいかがでしょうか?
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Image/Source: Progate
酒井麻里子