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冬に停電したら? 電気を使わずにできるだけ暖を取る方法

冬に停電したら? 電気を使わずにできるだけ暖を取る方法
Image: Koukichi Takahashi / EyeEm/Getty Images

冬場の停電は暖房が止まってしまう人が多いので特に危険です。最近、アメリカのテキサスでまさにその危険な状況が発生しました

停電で暖房できなくなった家の中で暖かく過ごすためのヒントをいくつかご紹介します。

安全を確保するための注意事項5つ

何よりも安全第一です。密閉された空間で有毒ガスを発生させると、死亡する可能性があります。

そのため、安全を確保するための注意事項を先にお知らせします。

  • ガレージも含めて、密閉された空間で車のエンジンをかけないようにしましょう。車を使って暖かく過ごしたいなら、車を屋外に出してから、暖房をつけて暖かい車内で過ごしましょう。くれぐれも、家を暖めるために車の暖房を使おうと思わないでください。
  • 密閉空間で、プロパン、ガソリン、その他の燃料を動力源とする発電機を稼働させないでください(「屋内発電機」といっても、実は単なるバッテリーパワーバンクでしかないものもあり、その場合は屋内で安全に使用できます。持っているものを確認し、付属している安全警告に従いましょう)。
  • キャンプ用のストーブを使うときや、料理をしたりお湯を沸かすために火を起こすときは、必ず屋外でしてください。
  • 気分が悪くなったり、めまいがしたり、力が抜ける感じがしたら、一酸化炭素中毒の兆候の恐れがあります。新鮮な空気を吸い、医師の診察を受けてください (これを機会に、家の中に煙探知器一酸化炭素モニターを取り付けましょう)。
  • 自家発電機の安全性について、詳しくはenergy.govのこちらのファクトシート(英文)を確認してください。

1. 部屋を密閉する

家全体を温かく保つより小さい部屋だけを暖かく保つ方が簡単です。特に、停電で自分の身体しか熱源がないときはそうでしょう。

家の中の部屋を1つか2つ選んでそこだけ暖かく保つようにしましょう。理想的には家の中央にある部屋を選んでください。外壁(向こう側は屋外です)は、内壁(向こう側は自宅の別の部屋です)よりも熱が逃げやすいからです。

ですから、なるべく角部屋は避けて、他の部屋に通じるドアは閉めましょう(閉めるドアがない場合は、出入り口に毛布を掛けてください)。

選んだ部屋をメインルームと呼ぶことにします。その部屋に子どもやペットも含めて家族全員を集め、ペットのエサ入れ、スナック、その他の必需品を持ち込みましょう。

屋外や他の部屋に通じるドアは、どうしても必要なとき以外は開けないでください。水差しや観葉植物など、凍ってはいけないものもこの部屋に持ち込みましょう。

小型ヒーターがあれば利用しましょう。ただし、安全上の注意事項を必ず守ってください。付属の説明書を読んで(またはGoogleで調べて)、ヒーターの周囲に十分なスペースを確保し、電源タップに接続しないようにしましょう。

あるいは、手持ちのヒーターのタイプに応じた推奨事項に従ってください

2. メインルームを隔離する

次に、ほとんどの時間を過ごすメインルームを中心に、家から逃げる熱量を最小限に抑えましょう

  • ドアの下や、壁、窓、出入り口にあるひび割れや隙間にタオルを詰めましょう。
  • 窓やカーテンを閉めましょう。
  • 窓にゴミ袋やプチプチをテープで留めて、窓を密閉しましょう。
  • 取り外せない窓のファンやエアコンは、毛布やタオルで覆いましょう。
  • 窓に毛布を掛けましょう。
  • 壁に毛布を掛けて、外の寒さが壁を通り抜けてこないようにしましょう(壁の向こう側が屋外になっている壁の室内側に毛布を掛けるという意味です)。
  • 床をカーペット、タオル、あるいは汚れた洗濯物でもいいので、使えるもので覆いましょう。

寝る場所はメインルームの中心にすることが理想的です。

家族全員が1つの部屋で夜を過ごさなければならない場合は、必要に応じて家具を動かして、部屋の中央にいられる人数をできるだけ増やしましょう。

3. 重ね着で体温を保つ

今こそ、ありったけの暖かい服を重ね着するときです。

足りない場合は、工夫しましょう。レギンスやタイツを履いた上にズボンを重ね履きしてください。

家族からレギンスを借りてジーンズの下に履いたり、誰かの大きすぎるスウェットパンツを重ね着することになっても、この際しかたがありません。

シャツをなるべくたくさん重ね着しましょう。手袋とミトンも重ねてつけましょう。

屋内であっても、帽子、パーカー、冬物のコートを着てください。薄い衣類を何枚も重ね着した方が、ぶ厚いコートを1枚だけ着るより暖かいことが多いようです。

ペットにも服を着せましょう。人間の靴下やTシャツを着せてもいいですし、古いセーターやスウェットシャツを改造して、ペットを暖かく保つこともできます。

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4. 熱を発するものは何でも利用する

床も壁も冷たくなるので、壁にもたれかかったり、必要以上に足を床に置かないようにしましょう

あぐらをかくようにして座り、両足を身体の下に置き、腕組みをして脇の下に両手を挟むと手足を暖かく保てます。

暖を取れるものは何でも利用してください。

(安全な!)家電を使えるだけのバッテリーや電源があるなら、暖かくしている部屋で使用して、その周りに集合しましょう。たとえば、ノートパソコンで映画を見るときは、そのノートパソコンを家族の間で順番に膝の上に置きましょう。

温かい飲み物が作れるなら作ってください。熱いお茶を飲むと身体が温まるのはもちろんですが、熱いお茶を入れたマグカップを握ると手も温まります。

温かい食べ物や飲み物はすぐに冷えるので、タオルなど断熱できるもので何層にも包み、すぐに食べたり飲んだりしましょう。

最後になりましたが、食べることを忘れないでください。

体温を保つことは身体にとって大変な作業なので、身体にカロリーを供給しましょう。また、身体が冷えているときは、アルコールはおすすめしません。

血管が拡張して一時的に身体が温かくなりますが、落ち着くと、結局は体温が下がってしまう可能性があります。また、アルコールは体が震える能力を阻害する可能性もあります。

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Image: Koukichi Takahashi / EyeEm/Getty Images

Source: The Washington Post, Department of Energy(1, 2), Twitter(1, 2, 3), Mental Floss

Beth Skwarecki – Lifehacker US[原文

訳:春野ユリ

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