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QOLを上げる「良い習慣・悪い習慣」の見分け方と3つの解決策

QOLを上げる「良い習慣・悪い習慣」の見分け方と3つの解決策
Image: GettyImages

2019年8月30日公開記事を再編集して再掲しています。

QOLを上げるためには、何が良い習慣で、何が悪い習慣なのか。この定義は非常に難しいものです。

ある人にとってお酒はストレス解消のための良い習慣ですし、飲みすぎて2日酔いに悩む人にとっては悪い習慣にもなり得るからです。

また、スマホも同じで、新しい情報を得たり、SNSでコミュニケーションをとることで充足感を感じられる面では良い習慣と言えます。

一方、寝室までスマホを持ち込んでいじっていると、夜更かししてしまって慢性的な寝不足になるため、制限したいと思っている人にとっては悪い習慣となります。

ある行動習慣を単純に「良い」「悪い」と断言はできないのですが、QOLを上げるのにその習慣が自分にとって良いか悪いかを判断する基準が1つだけあります。

今回はその基準と習慣について紹介したいと思います。

良い習慣・悪い習慣を決める基準とは?

「それは自分を充電してくれる習慣か、放電させる習慣か?」を見極めることです。

自分を充電してくれる習慣とは、「エネルギーアップ」につながるものです。

気分がスッキリする・やる気が湧く・楽しい・成長が感じられる・自己肯定感が上がるなど、その行動が終わった後、自分が精神的に満たされた感覚を得られる習慣です。

一方、放電させる習慣とは、「エネルギーダウン」につながるものです。

つい飲みすぎてしまった・食べすぎてしまった・スマホを見すぎてしまった…というネガティブな気持ちは、自分のエネルギーが奪われていく感覚があるのではないでしょうか?

この観点に照らしてみれば、自分にとって良い習慣・悪い習慣を決める基準になります。

つまり、自分の精神的なエネルギーがアップする習慣を増やして、ダウンする習慣を減らすことが自分にとって取り組むべき習慣化のテーマです。

放電習慣・充電習慣とは?

では、放電・充電となる習慣はどのようなものでしょうか?

「習慣化の学校」という私が主宰する1年間のスクールの受講生にアンケートをとったものをご紹介します。あなたには何が当てはまるでしょうか?

放電となる習慣

  • 遅寝・遅起き
  • だらだらとTVを見る
  • スマホ・ネットサーフィン・動画サイトの見すぎ
  • 食べすぎ(空腹でもないのに何か食べてしまう・お菓子やスイーツの食べすぎなど)
  • ︎たばこ
  • ︎お酒の飲みすぎ
  • ︎残業(当初の予定に参加しない)
  • ︎妻/夫との口喧嘩
  • ︎心ここに在らずで子どもと向き合う・子どもを怒る
  • ︎だらだらと休日を過ごす
  • ︎無駄遣い・衝動買い
  • ︎部屋が片付いていない
  • ︎ギチギチの満員電車に乗る
  • ︎タスクに追われている

充電となる習慣

  • ︎早寝・早起き
  • ︎十分な睡眠
  • ︎わくわくする行動(趣味など)
  • ︎アウトプット(ブログ・日記など)
  • ︎勉強・読書
  • ︎時間を守る・5分前行動をする
  • ︎運動する(ジム・ランニング・筋トレなど)
  • ︎片付け(部屋・資料の整理など)
  • ︎定時退社
  • ︎妻/夫と会話する
  • ︎目を見て子どもの話を聞く・子どもの笑顔を見る
  • ︎始発通勤
  • ︎お酒を飲まない日をつくる
  • ︎目標を振り返る
  • ︎1日を振り返る
  • ︎1日/1週間の計画を立てる
  • ︎感謝日記を書く

究極の充電は「早起き・運動・片付け」

上記にあるような放電となる習慣をやめて、充電となる習慣を増やすことでQOLは上がります。

私が習慣化コンサルタントとして、自らの経験・コーチングの経験を踏まえると最も多くの人に共通する放電は以下の3つです。

  • 夜更かしして朝遅く起きるうえに、寝不足
  • 自宅が片付いておらず、部屋が汚い
  • 医者に運動不足と言われているが、運動していない

この3つは、人生において繰り返し起きてくるテーマであり、放電となり続ける習慣の代表格です。そしてこれらの解決策は、「早起き・運動・片付け」となります。

早起き

一般的に、早起きをすると、1日に余裕を持つことができ、自分が決めたスケジュールでものごとを進められるため、主導権・コントロール感が持てます。

会社の出社時間に起こされる生活ではなく、自分で決めた時間に自ら起きることは、主体的な生活の要となります。

運動

運動すると、セロトニン・ドーパミン・エンルフィンなど、幸せホルモンが放出されます。

「健康のために運動しろ」と言われてピンと来なくても、自分を速攻でポジティブにする習慣として運動を取り入れて見てはいかがでしょうか?

仕事で落ち込むこと、気がかりや不安があっても、運動で幸せホルモンが放出されれば不思議と前向きになります。

前向きになり、ストレスが流されれば、お酒の飲みすぎ・過食・ネットサーフィンなどの習慣に依存する度合いも減ってきます。

片付け

「片付けをするとスッキリする」。この効用は、実感されている方が多いと思います。

私は、部屋の物理的な環境の整頓度合いよりも、片付けるプロセスで充電されていく効果を重視しています。

朝に15分片付けることを推奨していますが、タイマーをつけて片付け始めると、15分後には不思議と高揚感が得られます。

精神面の効用を考えるならば、部屋がどれだけ片付いているかという結果もさることながら、片付けるという行為・プロセスを習慣づけることをおすすめします。

カリスマ整理収納アドバイザーに聞く、片付けの基本ルール5つ<片付け連載>Vol.1


早寝早起きができて、運動ができて、片付けができている生活は、非常にエネルギーがアップするものです。もちろん、ご自身の心で充電か放電かを判断してくださいね。

ご自身にとって生活の質を高める習慣化のヒントになれば幸いです。

古川武士(ふるかわ たけし) 習慣化コンサルタント

furukawatakeshi

約5万人のビジネスパーソンの育成と約1000人の個人コンサルティングの現場から「続ける習慣」が最も重要なテーマと考え、オリジナルの習慣化理論・技術をもとに個人向けコンサルティング、習慣化講座、企業への行動定着支援を行っている。「続ける習慣」「やめる習慣」など著書は全20冊、計80万部を超え、中国・韓国・台湾など海外でも広く翻訳され読まれている。公式サイト

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古川武士

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