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マネー特集─MONEY SWITCH

口座開設から預金管理までフルデジタル。新しい金融のカタチ「みんなの銀行」誕生!

口座開設から預金管理までフルデジタル。新しい金融のカタチ「みんなの銀行」誕生!
Image: みんなの銀行

コロナ禍において、さまざまな分野で急速にデジタル化が進んでいます。銀行をはじめとする金融業界もそのひとつ。福岡銀行では、2010年からの10年間で店舗に来店した人の数は3割減になったのに対し、インターネットバンキングの利用は2.4倍に増加。金融業界全体において、この動きがいま一気に加速しています。

このように急速に変化する金融業界に、未来のカタチとも言える新しい銀行、「みんなの銀行」が誕生します。

みんなの銀行は、ふくおかフィナンシャルグループ(FFG)の子会社として20年12月22日に銀行業の営業免許を取得し、21年1月4日に「国内初のデジタルバンク」として、銀行システムの稼働をスタートさせました。一般ユーザーへのサービス開始は5月下旬を予定しています。1月14日には事業方針発表会が実施され、そのサービスの一部が明らかになりました。

みんなの銀行のサービスは、私たちの暮らしにどう役に立つのか? 一体何が新しいのか? 今回は、サービス開始に先駆けて、その詳細をご紹介します。

そもそも「デジタルバンク」って何?

みんなの銀行は「日本初のデジタルバンク」と銘打っていますが、そもそも「デジタルバンク」とは何なのでしょうか?

すでにオンラインバンクに口座を持っているよとか、一応通帳はあるけれど、オンライン上で預貯金の管理をしているよ、という人も多いと思います。しかし、デジタルバンクは、これらの既存の銀行サービスの延長戦上にあるものとは一線を画す位置づけとされています。

デジタルバンクの明確な定義は、「フルデジタル」であること。現在のオンラインバンクは、ネット上に口座はありますが、コールセンターの機能があるなど、デジタルだけでは完結しません。それに対し、デジタルバンクは、スマホのアプリひとつですべてのサービスが完結します。発祥はイギリスと言われており、欧州ではベンチャー企業が多く参入したことから「チャレンジャーバンク」とも呼ばれています。

みんなの銀行は、日本で初めてのアプリだけで完結する“デジタルバンク”です。新しいサービスでありながら、その基盤は140年にわたり銀行として培ってきたノウハウを持つFFGなので、安心感があります。

これまでの銀行の常識を覆すまったく新しいサービスのため、ITベンダーが持つ既存の汎用パッケージは使わず、すべてゼロベースでシステムを構築したそうです。システムはアクセンチュアとの共同開発で、国内の勘定系システムでは初めて、Googleクラウドプラットフォームを使用しています。

また、みんなの銀行の現在の従業員100人のうち、約6割が他業種からのキャリアチェンジ組で、5割はバンカーではなくエンジニアやデータサイエンティスト、デザイナー、マーケターとして働いています。ここにも従来の銀行とは違う新しさを感じます。

それでは、具体的なサービス内容を紹介していきます。

【新しさ①】スマホで完結! 24時間365日口座開設ができる

みんなの銀行は、主にデジタルネイティブ世代をターゲットにしています。そこで、口座開設もお金の管理もすべてスマホで操作できます

特に、口座開設は審査があるためにこれまではスマホだけでは難しかったのですが、ビデオチャット機能により、身分証明書をカメラで映して撮影するだけで手続きが完了します。まさに、印鑑レス、書類レス、郵送レス! 24時間365日、口座開設の手続きが完了し、その場ですぐに使えるようになるのは日本初とのことです。

【新しさ②】お買い物用のWalletも預金も一元管理

口座開設時に、バーチャルデビットカードを発行し、アプリ内にカード情報を登録します。普段のお買い物ではそのカードを使ってキャッシュレス決済が可能。口座を開設すると自動で貯蓄口座が開設され、自由に名前をつけることができます。入出金は全国のセブン銀行で行えます。

ひとつのアプリで預金管理やローンの管理、お買い物まですべてを一元管理することができるのです。

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みんなの銀行はバンキング機能とWallet機能の両方を兼ね備えたアプリ。記者発表会で機能の説明をする、みんなの銀行取締役副頭取の永吉健一氏
Image: みんなの銀行

【新しさ③】プレミアムサービスをサブスクで利用

みんなの銀行では、サブスクで利用できるプレミアムサービスがあり、例えばセブン銀行での出金時の手数料が無料になったり、月5万円まで無利子で借入ができたりするサービスが利用できます(※月額料金やサービスの詳細は未発表)。

【新しさ④】お金の収支を「ハッシュタグ」で管理できる

カード明細やWalletのお買い物などの項目にはメモ機能があり、個別にハッシュタグを入力できます。例えば、子供へのプレゼントに「##家族」というタグをつければ、家族に関連した出費が月にどれくらいなのかを把握することができます。

「##飲み会」「##食費」など、いろんなタグで活用できそうですね。SNSのような感覚で金融サービスを利用できるのは、まさにイマドキです。


「みんなの銀行という名前には、“みんなの声が形になる”という思いを込めています。ユーザーの皆さんの声を聞きながら、必要とされるサービスをどんどん拡張していきたい」と副頭取の永吉さんは意欲を燃やします。

ニューノーマルな時代に、銀行の在り方も、どんどん変わっていきそうです。私たちの生活を便利で豊かにしてくれる「みんなの銀行」の新しいサービスに、期待が高まります。


Image: みんなの銀行

Source: みんなの銀行

尾越まり恵

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