予測不能な状況でも、将来の計画をうまく立てる4つの方法
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昨年は、歴史的なイベントがなくなる出来事が続きました。
世界的なパンデミックによって誰もが孤立し、警察の残忍さがこれまで以上に目に見え、政治的に対立する指導者は陰謀論を煽り、街中に混乱を招きました。
暴動や予測もしなかったことが、あっという間に日常になりました。
人生設計をすることが、増々不可能に感じます。
しかし、大いに不確かな時代にあっても、将来に備える方法はあります。
1. ビジョンボードをつくる
そもそもはビジネスで実践されていたことですが、プライベートでも自分の目標を可視化する方法として一般的になっています。
ビジョンボードの作成は、人生全体の目的に基づいて、自分の将来を思い描くクリエイティブな方法です。
ビジョンボードとは、雑誌やポスターなどから写真を切り抜き、一枚のボードにまとめたもの。人生全体の方向性を可視化するのに役立ちます。
最近は、アプリでも簡単に作成できるようになりました。
iOSのPagesや、WindowsのMicrosoft Wordを使って、パソコンやデバイスで画像をカット&ペーストしてコラージュしてもいいでしょう。
2. わかっていることに意識を向ける
これから何が起こるか予測できなくても、少なくとも計画することはできます。
事前に計画し、わかっていることに準備をすると、わからないことを心配するストレスから解放されます。
ノースキャロライナ州立大学の研究で、事前の計画で頭がいっぱいだった被験者は、そうでない被験者よりも日々のストレスレベルが低いことがわかりました。
まず、現在の状況に関する事実を受け入れましょう。
Kristel Van der Elstarchiveは「MIT Technology Review」で、現在不確かなことを認識することは、将来のビジョンについて考える時に不可欠だと書いてします。
わからないことを取り除きましょう。
新型コロナウィルスのパンデミックによって、世界がどれほど急速に変化するかが明らかになりました。
そのような大規模な混乱は、私たちが考えるほど少なくはありません。
破滅的な変化は、何の前触れもなく突然起こっているように思うかもしれませんが、おそらく脅威はずっとあったのです。
潜在的な重大事項を軽視したり、それが起こる可能性を低く見積もったりしていたのかもしれません。
将来起こりそうなことに関する幅広い視野を身につけることで、自分が心底思い込んでいることを見直すことができます。
現在と将来起こりそうな状況に関する事実を認識したら、自分の計画や能力を見直す時間をもうけましょう。
今年ヨーロッパ旅行に行けるとは想像できないかもしれませんが、近くの山小屋で週末を過ごす計画は立てられます。
3. 慎重に、そして柔軟に
まず明日のことを計画し、それから翌週のこと、そして翌月のことへと想像を広げてみます。日々の小さな目標を明確にすることから始めましょう。
「Passion Planner」のメソッドは非常におすすめです。自分の大きな目標を見直した後で、その目標を3カ月毎の目標に分解します。
そして、毎月、毎週、毎日の目標へ、それからその日の目標を達成できるような個々のタスクに落とし込みます。
目標を小さなタスクに落とし込むことで、日々の新しいチャレンジとして大きな変化を起こせるようになります。
不確かなことから逃げるのではなく、複数の現実的な計画を立てましょう。
戦略実行会社「Coraggio group」は、「ひとつの状況でしかうまくいかない計画に囚われず、様々な未来の状況に適応できるようなことを考えましょう」とアドバイスしています。
計画段階で様々な状況を想定し、柔軟になりましょう。ひとつの計画だけに固執しないようにしましょう。さもなければ、状況が変わった時に路頭に迷うリスクがあります。
方向転換すること、キャンセルすることをいとわないこと。
計画の最中もこのような考え方でいることで、起こりうるあらゆる変化に備えることになります。
4. 限界を認める
計画を練る時には、自分にやさしくしましょう。
今対応しなければならないことは、すでにたくさんあります。
たとえば、やる気があるのはいいですが、目標をあまりにも高望みすると、参ってしまったり、達成できなかったり、努力が無駄になってしまったりします。
計画には、休息も組み込みます。一度にたくさんの複雑な細かなことを目標に詰め込む必要はありません。
「Blue Cross Blue Shield」は、「不安を感じたら、1分間呼吸をしましょう。今わかっていることは、明日には真実ではなくなるかもしれない、ということは覚えておいてください」と言っています。
数日間、もしくは数カ月間かけて計画します。
私は、計画を立てることと予定を組むことを一緒にやっています。毎月のカレンダーを確認して、特定の日にちに計画を入れます。
これを10日毎にするなど、数学的にやることもできます。例えば、3連休や祝日の前に計画を立てるのも、自分のために使える時間が増えるという意味で理にかなっています。
私は、毎週土曜に定期的に計画を立てるのが好きです。日曜の朝には、落ち着いてその週の計画を実行に移せます。
自分に合った、定期的に計画を立てる習慣をつくりましょう。計画だけにすべてを費やすようなことはしないでください。今は十分参ってしまうような状況です。
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Image: Shutterstock
Source: YouTube, Science Direct, The Oprah Magazine, Coraggio group, Blue Cross Blue Shield, Passion Planner, MIT Technology Review
Aisha Jordan - Lifehacker US[原文]
訳:的野裕子