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変化する時代こそ必要! 極上コンパクト財布

変化する時代こそ必要! 極上コンパクト財布
Photo: 多田悟

ここ数年来のキャッシュレス化によって、財布選びは大きな曲がり角を迎えました。

アプリを駆使したスマホ決済が当たり前となり、たくさんのポイントカードを持ち歩く必要がなく、かつてなく財布の中身は少なくなったからです。

さらに、現金の手渡しを最小限にすることで、感染リスクを下げられるというメリットもあり、かつてのような大型の財布を持ち歩く機会が激減しています。

頻繁に利用するクレジットカードとキャッシュカード、運転免許証やカードキーといった4〜5枚のカードと紙幣を収納できれば、もはや事足りるという男性がほとんどではないでしょうか?

最近はマネークリップ一体型のケース型も人気ですが、実際に使ってみるとお札を折りたたむのが面倒だったり、クリップ部分が邪魔だったり……。

そこで、札を折りたたむことなく出し入れでき、なおかつ必要最小限のカードもきっちり収納できることを今回の第一条件にし、さらにビジネスシーンでも違和感のない高級感のある黒レザーに絞ってピックアップしてみました。

もっちりした手触りが心地良い「hobo」のホースレザー ビルフォード ウォレット

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Photo: 多田悟

アウトドアやトラベルといったシーンにも対応する機能性を加味しつつ、東京ブランドらしい空気感を漂わせるデザインでファッション通から支持されている「hobo(ホーボー)」

こちらの「HORSE LEATHER BILLFOLD WALLET」は丈夫で使い込むほどに味わいを増す、ホースレザーを贅沢に使った2つ折りタイプです。

カジュアルスタイルはもちろん、ジャケット着用時でも遜色なく使えるミニマルな表情が都会的。

冒頭の写真中の左上が正面で、側面には札入れ、内側にはカードスリットを4つ、裏面には小銭入れを配しており、シンプルで使いやすい設計に。

長年の使用でも型崩れしにくいように、しっかりと縫製されているのも頼もしい限り。

HORSE LEATHER BILLFOLD WALLET [W12 × H9cm]価格1万7500円/hobo

高級感重視なら日本人の美学と技術を融合させた「Alt 81」の純札入れを

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Photo: 多田悟

コンパクトな二つ折り財布なのに、小銭入れがあるせいで不恰好な厚みが出てしまうのが耐えられない!

そんな諸兄におすすめしたいのが、“日本の考え方を形にすること”をコンセプトに2013年にスタートし、東京・蔵前にショップを構える「Alt 81(オルトハチジュウイチ)」です。

同ブランドは厳選された革素材はもちろん、日本の皮革産業で培われてきた技術を最大限に活かしつつ、徹底的に削ぎ落とす引き算のデザインが秀逸。

こちらの「純札入れ」は、折りたたまず出し入れしやすい札入れはもちろん、内側には6つのカードポケットと領収書やちょっとしたチケットを一時的に入れる2つのフリースペースを設けながらも、厚さはなんとたったの2㎝!

使い込むほどに味わいを増すワックスドレザーを使いながらこの薄さを実現したのは、段差を最小限にする日本の職人技を見えない部分に使っているからなんです。

純札入れ [W11.5 × H10cm] 価格2万3637円/Alt 81

硬派なアメカジ好きも納得!「キャル オー ライン」のビルフォードウォレット

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Photo: 多田悟

90年代のカルチャーに影響を受けたクラフツマンが手がけ、メイド・イン・ジャパンにこだわるレザープロダクツブランドの「Sean & Ben(ショーン アンド ベン)」

一方でアメリカ黄金期のカルチャーとその後のカウンターカルチャーを、バックグラウンドに持ち、幅広い年代に支持されている「CAL O LINE(キャル オー ライン)」

そんな両者がタッグを組み、丈夫なカウレザーを使って、一点一点ハンドメイドされた財布が「BILLFOLD WALLET」

エンベロープ型のフラップを開けると、内側には3つのカードスリットとマチ付きの小銭入れを装備。

もちろんお札を折りたたむことなく出し入れできる札入れが側面にあります。

さらに、近代建築の巨匠ミース・ファン・デル・ローエの名言を、ゴールドプリントであしらっているのが粋ですね。

また背面側に交通系ICカードに便利なカードスリットを設けて、改札をスマートに通過できるのも現代的な所作かと。

BILLFOLD WALLET [W12.5 × H9cm]価格1万8000円/キャル オー ライン

コインケースのようで収納力抜群な「ITTI」のクリスティ ベリー コンパクト ウォレット

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Photo: 多田悟

国内外から素材を選りすぐり、シンプルでありながらもカテゴライズされない、革新的なデザインを提案する「ITTI(イッチ)」

「CRISTY VERY COMPACT WLT」はブランドスタート時から、ミリ単位での試行錯誤を続けながら定番として君臨するコンパクト財布。

縦横が10cm以内で厚みが2cmという小ささにも関わらず、収納力が高いのが自慢。

従来品よりもファスナーを1サイズ上げ、内装も変更することで、内側にカードスロットを4つ、折らずに収納できる札入れ、さらに外側には交通系ICカードに最適なカードスロットを設けています。

海外高級ブランドでもしばしば採用されている、水や汚れに強いもシュランケンカーフも大人が手にするのにふさわしい風格を漂わせています。

CRISTY VERY COMPACT WLT [W9×H10×D2cm]価格2万4000円/ITTI

「MINIMALIGHT」のもっとも小さくて便利な財布に「ALL YOURS」が別注した特別な黒

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Photo: 多田悟

冒頭の写真中でもお分かりの通り、今回の中で一番小さなコンパクトウォレット。

アウトドアでも使える耐久性と機能性を確保しながら、最小限で最大限の使いやすさを引き出すことをコンセプトに生まれた日本の小物ブランドの「MINIMALIGHT(ミニマライト)」

そして、トレンドに惑わされることなく、服本来に求められる着心地や機能性を追求した現代のワークウェアを掲げる「ALL YOURS(オールユアーズ)」

素材提供を行うこともある両者だから可能になった、特別な黒がこちらの「MINIMALIGHT × ALL YOURS」

ベースとなるのはミニマライトの名作PLAY WALLETのレザーバージョンで、外側にはジッパー付きの小銭入れ、内側にはカードを6枚収納できるポケット、側面には札入れを配置。

手のひらに収まる極小サイズながら、耐久性と汎用性にも優れた特別仕様となっております。

MINIMALIGHT × ALL YOURS [W9.5 × H6.5cm]価格1万2000円/オールユアーズ

ころんとしたフォルムと質感が愛らしい、「objcts.io」のミニウォレット

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Photo: 多田悟

オーセンティックな素材と製法を活かしながら、イノベーティブなデザインを掛け合わせたレザープロダクトで注目を集める「objcts.io(オブジェクツアイオー)」

ファッションに敏感なノマドワーカーからも支持される彼らの美学は、このコンパクトウォレット(冒頭写真の右下)にも凝縮されています。

独自の3つ折り構造によって7枚のカード、さらには各10枚程度のお札と小銭を収納できるんです。

その分、今回紹介しているコンパクトウォレットの中では3cmと厚みがあるものの、手触りの良いふっくらとした防水シュリンクレザーの質感を楽しめます。

たった10cmほどの横幅にこれだけのポケットを持たせ、なおかつカードの出し入れのスマートさにこだわった設計は、ほかではなかなかお目にかかれません。

Mini Wallet [W10 × H7.5 × D2.5cm]価格2万1000円/objcts.io

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手のひらサイズを優先するなら、「ITTI」、「MINIMALIGHT × ALL YOURS」、「objcts.io」を、ジャケット着用が多いトラッド派には「hobo」と「Alt 81」を、普段はジーンズが多いアメカジ派には「CAL O LINE」を推奨。

海外ブランドも積極的にこうしたコンパクト財布をリリースしていますが、細かな縫製やミリ単位でのきっちりとした収納性という店では、俄然日本ブランドに軍配が上がります。

西洋占星術では風の時代に切り替わったと言われている今だからこそ、財布を新調して運気を手繰り寄せる絶好のタイミングでもあるのです。


Photo: 多田悟

Source: hobo, Alt 81, キャル オー ライン,ITTI,オールユアーズ,objcts.io

構成・文/川瀬 拓郎 、スタイリング/仲唐 英俊、編集/庄司 真美

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