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印南敦史の「毎日書評」

自分にあった副業を見つける方法|まず「月に数万円」稼ぐことからはじめよう

author 印南敦史
自分にあった副業を見つける方法|まず「月に数万円」稼ぐことからはじめよう
Photo: 印南敦史

お金の入門書は数あれど、その多くは内容が難しいものばかり。そのため結局は、漠然とした不安を解消できないという方も少なくないはず。

お金の専門家(ファイナンシャルプランナー/コーチ)である『3分でわかる! お金「超」入門』(加納敏彦 著、きずな出版)の著者も、そのことが気になっていたといいます。

そこで本書では、お金について「いますぐできる」対策を、わかりやすさを重視しながら紹介しています。しかも、ひとつの大きな特徴があるようです。

この本で一番お伝えしたいことは、お金や働き方をひとつにしないで「分ける」という考え方です。

その方法を「お金のセパレート・メソッド」と名づけました。

(中略)

これからの新しい時代において、預金しかお金を貯める方法を知らないのはリスクになります、 自分のお金をいくつかに分けると、激動の時代でもお金を守ることができます。

そしてじつは、増やすこともできてしまうのです。(「プロローグ」より)

先行きが不透明なこれからの時代は、稼ぎ方(収入源)がひとつだとリスクが高くなります。その収入源がなくなってしまったら、収入が一気にゼロになってしまうのですから。

そこで著者は、稼ぎ方(収入源)を複数に分ける「お金のセパレート・メソッド」を取り入れることを勧めているのです。

こうした考え方に基づく本書の第2章「副業・起業で収入アップ これからの『お金の稼ぎ方』のなかから、副業に関して押さえておきたいいくつかのポイントを抜き出してみたいと思います。

副業で「月に数万円」を稼ぐ

「自分で稼ぐ力」を高めることは、変化の激しい時代を生き抜くためには必須。

「従業員」の方も「自営業」の方も、さらなる収入アップにつながるはずだと著者は太鼓判を押しています。

とくに「従業員」の方は、まず月に数万円の収入アップから目指すべき。お金の一部を積立投資に回すことも有効であるものの、チャレンジしやすい方法はやはり「副業」です。

多くの企業ではまだあまり副業や兼業を認めていませんが、ひとつ注目すべきポイントがあるのも事実。国(厚生労働省)が働き方改革の一環として、会社員に副業や兼業を促していることです。

「原則、副業・兼業を認める方向とすることが適当である」と、「副業・兼業の促進に関するガイドライン」で2018年に明言しているのです。

したがって、その流れに乗ってみるべきだということ。(66ページより)

副業には「好き」と「得意」の両方が必要

ただ、副業をしようとするときには多くの人が「簡単に稼げそう」「すぐに儲かりそう」という発想ではじめてしまいがち。

しかしビジネスは、「心から好きなこと」でないとなかなか続かないものでもあります。そして本当に「得意」なことでサービスを提供しないと、人に喜んでもらうことは困難。

つまり、「好き」と「得意」の両方が必要なのです。

また、「稼げる」「儲かる」という視点の前に、相手視点での「本当に悩んでいること」を見つけることも重要。不況で変化の激しいいまの時代は困りごと・悩みごとの質も変わってきていますが、それをつかめばうまくいくというのです。

つまり、目の前の人が「本当に悩んでいること」を見つけて、あなたが本当に「好き」で「得意」なことで、その悩みを解決する。

この3つの重なるところでビジネスを立ち上げるのです。(68ページより)

そうすれば、ビジネスが早く軌道に乗りやすいというわけです。(68ページより)

「本当に好きなこと」を見つける3つの質問

でも、人が「悩んでいること」、自分が「好きなこと」「得意なこと」はどうやったら見つけられるのでしょうか?

著者によれば、それを見つけるためのコツは“重なるところを最初からは「探しにいかない」”ということなのだとか。

理由はシンプルで、つまり探しにいこうとすると発想が広がりにくくなってしまうからです。そこで重なるところを探すのは最後にして、まずはそれぞれ探ってみることが大切。

なお心の奥を探るには、自分の心に「上手な質問」をすることが重要。

それは以下の3つだそうです。

(1) お金をもらわなくても、つい「自然とやってしまう」ワクワクすることはなんですか?

(2) これまでたくさんのお金や時間を使ってきた「大好きなこと」はなんですか?

(3) 「誰の」「どんな悩み」を解決している自分を想像すると、ワクワク・ドキドキしますか?

(70ページより抜粋)

これらの質問について考えてみれば、自分のなかの本質に近づけるようになるのだというのです。(69ページより)

「得意なこと」を見つける4つのポイント

好きなことと並行して「得意なこと」も探るべきですが、本当に得意なことは自分で自覚しづらいもの。しかし、そこを見つけることにもコツがあるのだそうです。

「他者の反応を思い出す」「他者と冷静に比較してみる」というように、“他者の視点”を取り入れるべきだという考え方。

4つのポイントを確認してみましょう。

(1) 人からよく「感謝されること」「ほめられること」「すごいね! と言われること」はなんですか?

(2) 人から「お金を払うからやってほしい」と頼まれることはなんですか?

(3) 人より詳しいこと(知識・経験)はなんですか?

(4) 人より簡単にできてしまうことはなんですか?

(74〜75ページより抜粋)

なお得意なことを探す質問は、「自分のことをよく知っている人に聞いてみる」のが効果的だそう。

そして、これら「好き」と「得意」を組み合わせて「ビジネスのアイデア」をつくるべきだということです。(74ページより)

本書は、お金について考えるために大切な「備える」「稼ぐ」「使う」「貯める」「増やす」という5つの視点に基づく構成となっています。

しかも、どの章からでも読めるため、読者は自分に必要な部分だけを読むことができるのです。

お金の不安からは、つい目を背けたくなるもの。しかし見ないでいると、知らないうちに大きくなっていくものでもあります。

だからこそ、1項目を30分で理解できるような工夫が盛り込まれた本書を活用し、お金の不安を解消したいところです。

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Source: きずな出版

Photo: 印南敦史

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