優れたマネージャーが備えている3つの特徴
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本当に優れたマネージャーとは、サーバントリーダー(奉仕型リーダー)であるという意識が広がりつつあります。従業員と職場文化を大切にすれば、ビジネスも自ずと良くなるという考えがそこにはあります。
従業員を大切にすると言っても、それほど単純なことではありません。おそらく、これまであなたにとって常識だったこととは逆のことをする必要があります。
それは、組織をトップダウン型からボトムアップ型に反転させ、トップリーダーが、顧客に最も近い従業員たちのニーズを満たすよう尽力することを意味します。
Gallup社の調査では、従業員を重視し、大切にしていて、従業員エンゲージメントが最も高い企業が、厳しい経済状況のなかでも、最高の財務実績を挙げていることがわかりました。
世の中はまだトップダウン型のマネージメントスタイルが主流ですが、ボトムアップ型のマネージャーには、次の3つの特徴があることで知られています。
1. フィードバックを積極的に受け入れる
トップダウン型リーダーにとって最も厳しい試練の1つは、他者からのフィードバックを受け入れることです。
そうするには、謙虚さと感情的知性が必要となるからですが、どちらも勇気がなければ発揮できません。
優れたマネージャーは、マネージャー仲間や信頼できる従業員に「私はマネージャーとしてどれくらいうまくやれているだろうか」という難しい質問を投げかけます。そして、相手の答えに真摯に耳を傾けます。
優れたマネージャーは、リーダーとしてさらに成長するために、率直なフィードバックを求めるのです。
マネージャーとして重要なのは、受け取ったフィードバックに基づいて行動することです。そうすることで、あなたが従業員の意見を大切に扱っていることを示すことができます。
そして、あなたに相談や質問をすれば、きちんと聞いてもらえて、適切な対応をしてもらえるという空気をつくることができます。
2. チームとして勝つことを目指す
優れたマネージャーは、影響を与え、結果を出し、一見不可能と思われる勝利を勝ち取ることに力を尽くします。
しかし、それを従業員を犠牲にする「いかなる代償を払ってでも」の精神で実行するなら、尊敬を失い孤立し、優秀な従業員を遠ざけてしまうでしょう。
もっと良いやり方は、自分のエゴを満足させるのではなく、チーム全体に価値と利益をもたらす解決策をチームと一緒にブレインストーミングすることです。
3. 他人の意見に耳を傾ける
トップダウン型マネージャーは、他人の意見に耳を傾けることができません。常に自分が正しいと考えているからです。
有能なボトムアップ型マネージャは、常に状況をフラットな目で見ようとします。そして、他人の意見に(反対意見でさえ)積極的に耳を傾けます。そこに解決策が隠されているかもしれないからです。
従業員たちも、トップから熱心に耳を傾けてもらえれば、つがなりと支えを感じ、組織の成功に力を尽くそうとするでしょう。
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Image: Graphics-Design/Shutterstock.com
Source: Gallup
Originally published by Inc. [原文]
Copyright © 2020 Mansueto Ventures LLC.
訳:伊藤貴之