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早期リタイア・定年退職をしないほうがいい4つの理由

author 訳:的野裕子
早期リタイア・定年退職をしないほうがいい4つの理由
Image: umaruchan4678/Shutterstock.com

従来の感覚だと、リタイアや退職というのはどんな状況でも辛い変化です。

正社員として人生の大半を過ごした後で、運が良ければ、早々に好きなこと、もしくは転職先が見つかるかもしれません。

しかし、リタイアしない理由は、人によって様々です。

揺るぎない覚悟で人生を捧げずとも、仕事と健康に年を重ねることのバランスを見つけましょう。

今回は、リタイアを先延ばしにしたほうがいい理由をいくつか上げていきます。

1. 早々に退屈と孤独がやってくる

一般的に、年齢を重ねると倦怠や退屈を感じます。

1日の大半を占めていた日課の仕事がなくなり、ぼんやりとし始めます。

英国の「National Citizen's Service」が実施した去年のアンケートでは、リタイアした人の40%が非常勤で働き、ちょっとした社会交流を楽しんでいると回答しました。

調査したリタイアをした1,000人のうち、退職後の生活について説明するのに、最もよく使われる3つの単語は「退屈」「孤独」「静か」でした。

人とのつながりというのは、 人間の充足感において不可欠なので、毎日が何となく過ぎていき、孤独を感じる場合は、仕事を探すのもいいでしょう。

退職後ののんびりとした生活ペースと、これまでのキャリアの需要のいい落とし所として、アルバイトや非常勤の仕事がいいと思います。

実際、パートタイムでもフルタイムでも、求人市場に再び参入することで仲間は増えます。

2018年、RANDのシニアエコノミストKathleen Mullenは、ニューヨーク・タイムズ紙にこのように語っています。

リタイアや引退が流動的になっているという証拠が確かに見られます。

特定の年齢まで働き、リタイアして、世界を旅して回るという、従来の動きは少なくなっています。仕事人生を伸ばしている人が多いです。

2. リアルな経済的な問題

多くの諸大国に比べて、米国の社会的セーフティネットはかなり弱いです。

このことを念頭に置くと、2019年のTDアメリトレードの調査によると、住宅価格の高騰によって、ミレニアム世代の66%がリタイア後の生活に十分な貯蓄がないと感じているのは、さらに憂慮すべきことです。

2013年の連邦準備制度理事会の調査でも、同じような状況の退職者もいることがわかりました。

the Center for American Progress」にはこのように書かれています。

55〜64歳の回答者(すでにかなりの貯蓄をしているはずの退職者に最も近い年齢層)の間で、貯蓄や年金が無いと回答している人たちが19%いました。これは退職者に近い世帯の5人に1人の割合です。

パンデミックの経済状況により、この事態は悪化するばかりです。仕事が必要だとしても、つながりを求めていたり、目的がある人の場合は、仕事の世界に戻るのは簡単です。

しかし、誰もが頼りになる年金や確定拠出年金(401k)を持っているわけではありません。これは21世紀の悲しい現実ですが、それでも年配者にとっては、働いてもいいと思える低賃金の仕事はたくさんあります。

3. 職場での高齢との戦い

リタイアや退職をしないと考える、前向きな理由のひとつは、周囲に対して、信頼できて仕事もできる年配の同僚という輝かしい見本となれることです。

the Equal Employment Opportunity Commission」の2018年のレポートによると、企業社会では年齢差別が横行していることがわかりました。

しかし、経験豊富な社員は組織の知的財産となる傾向があります。退職後であれば、それを間違いなく資産として使うことができます。

職場での年齢差別を明らかにする非営利団体「Respectful Exits」の創業者でありCEOのPaul Rupertは、AARPにこのように語っています。

彼ら(高齢の社員)は会社の成功に不可欠なことを知っており、その知識が次の世代に継承されなければ、会社にとっては莫大な資本の損失であり、最終的に代償を支払うことになります。

4. 誇りと意義の感覚を蘇らせる

誰もが自分の仕事が好きになれるほど幸運ではありませんが、生産的になろうとがんばることで、幸せを感じられるのは事実です。

幸せは生産性を生むので(その逆は必ずしもありませんが)、朝起きる理由があることで充足感があるのであれば、もう一度仕事をしようとする十分な理由になります。

繰り返しになりますが、リタイヤや退職をしない理由は人それぞれです。

経済的にも精神的にも必要なのかどうか十分に検証が必要な、大きな決断であることは間違いありませんが、そうなってしまうこともあります。

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Image: umaruchan4678/Shutterstock.com

Source: University of Oxford, The Balance Careers, PBS, Restirement, The New York Times, Study Finds, ESPN, AARP, the Equal Employment Opportunity Commission, the Center for American Progress

Sam Blum - Lifehacker US[原文

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