
2020年、すさまじい勢いで変化した私たちの生活環境。リモートワークやウェブ会議といった仕事のスタイルはもちろんですが、“学び”においても、ウェビナーやMOOCなどを通じてオンラインの可能性を知ることとなりました。
オンライン一辺倒だった時期を過ごし、その良さを知った今、思い出したいのは「オフライン」の学び方。それまでに身につけた自分なりの学び方と新たなオンラインを活用した、学び方の“いいトコ取り”ができれば、理解はますます深まるのではないでしょうか。
今回は、動画を使ったオンライン学習と書籍を使ったオフライン学習を組み合わせた“ハイブリッドな学び方”について考えます。
オンライン(動画)とオフライン(書籍)の学び方、それぞれのメリットは?

動画学習が支持される理由のひとつが「時間や場所を選ばずに自分のタイミングで学べる」ということ。PCだけでなく、スマホやタブレットと視聴手段が多いのも忙しいビジネスパーソンにはありがたいポイント。資料やワークシートなどをクラウド上に保管し、さまざまなデバイスで閲覧したり編集したりできるようになったのも、動画学習を進めやすくなったポイントのひとつですね。
そして動画を再生すれば、講師と自分の1対1なはずなのに、なぜか感じるのが予備校のような一体感。いい意味で“巻き込まれる”のは動画学習のメリットと言えるかもしれません。
また、動画の良さを感じられるのが「技術の習得」。講師が実践している様子を目でみて学ぶことができるので、特に操作を伴うスキル習得に関しては、よりイメージがしやすくなると言えるでしょう。

一方、オフライン学習の楽しみは、書籍を“自分のもの”にしていけること。書き込んだりページをめくったりすることで生まれる使用感は愛着になりますし、読み終えたときの達成感や同じシリーズの本を集めるといった収集欲も満たしてくれます。出版社によって著者のカラーが変わったり、共著があったりするのも書籍の魅力ではないでしょうか。
ベッドでも通勤中でも学べるのはオンラインも同じですが、Wi-Fiや通信速度を心配しなくていいのは気がラクというもの。重点的に学びたいところにはマーカーを引き、かいつまんでもいいトピックはページをペラペラとめくって流し読み。扱いやすさにも優れています。
一覧性が高いのも書籍の特長で、そうした意味では動画が「技術の習得」に向いているのに対して、「概念理解を自分のペースで行う」ことには書籍が向いていると言っていいでしょう。
動画と書籍の組み合わせで実現! 学びの効果を高める「ハイブリッド学習」

動画は「技術の習得」に、書籍は「概念理解を自分のペースで行う」ことに向いていると紹介しましたが、それを組み合わせるとどのようなメリットがあるのでしょうか。
例えば、英語を学びたいとき、文法の理論や単語については書籍で大枠を把握し、言語ならではのニュアンスや余白については動画で身体に落とし込む。また、振り返り学習として書籍を使うといったかたち。
一方、エクセルやデータ分析などは、基本的な考え方について書籍で学んだうえで、実際の講師の画面や手の動きが見られる動画で具体的な活用方法を学び、今度はハンズオンで試してみる。そして、分からないところがあれば、また書籍などで復習するといった使い方ができます。
著書を持つ講師から“動画で”学べる! オンライン学習プラットフォーム『Udemy』
そんなハイブリッド学習を体感できそうなのが、動画学習プラットフォーム『Udemy』。さまざまな経歴を持つ講師が得意分野の講座を公開しており、そのコースの数は13万以上。3500万人もの受講生がオンライン動画で学んでいます。
書店で本を立ち読みするように、プレビューで自分にあう講座かどうかを確認することが可能。ひとつのテーマについて、複数の講師がさまざまな観点から講座に落とし込んでいることも多いので、より理解が深まります。
疑問に思ったことはコメントで質問するなど、講師を身近に感じることができるのも特長です。
また、本に付箋を貼るように、動画にメモが残せます。読み終えた本を書棚に並べることで感じる達成感の代わりに、『Udemy』では修了証明書を発行。学びが可視化されるので、ヤル気にもつながります。
ほかにも、モバイルアプリを使えばWi-Fi環境下でダウンロードしてオフライン視聴もできたり、講座によっては付属している資料をダウンロードしておいてオフラインで学んだりもできます。
さらに、買い切りスタイルの料金設計のため、期限にとらわれず書籍と一緒に長期的に学ぶスタイルにも対応できます。セール中なら書籍と同じくらいの価格で購入可能でふところにも優しいですし、30日の返金保証もあります。
そんな中で、今回おすすめしたいのは著書を活用した動画学習。『Udemy』は著書を持つ講師が多いのも特長で、動画と書籍のメリットを最大限に享受することで理解をより深めることができます。
それでは、著書のある講師のコースをいくつかピックアップしてみましょう。
「KPI」に本腰を入れて、目標達成を目指す

10年間、読み継がれるウェブマーケティングの指南書的存在『マンガでわかるWebマーケティング 改訂版 ―Webマーケッター瞳の挑戦!』(インプレス)などの著書を持つ、村上佳代さんによる講座。データを活用した実践的なデータドリブンマーケティング、そしてマーケティング目標達成のためのKPIの策定の考え方や取り組みの仕方が学べます。
PV/MAUの事例では、Yahoo!やメルカリといった誰もが気になる企業を例に出して紹介。最新の情報がしっかりと盛り込まれています。一方、KPIの実践をエクセルで習う場面では、エクセルのワークシートをダウンロードして使用するので、通常は書籍に付いているようなワークブックで学んでいるような気分を味わえました。
講師の好きな言葉は「KPI」というだけあって、データドリブンマーケティングの基本である「KPI」の解説はわかりやすく実践的。データドリブンマーケティングの初心者から、数字やデータを活用して効果を上げて目標達成を目指したい人まで、幅広いビジネスパーソンにおすすめしたい講座です。
【入門編】デジタルマーケティング初心者のためのKPI攻略講座~基本用語の理解から実践まで~
データ分析の知識を基本から叩き込む

さまざまな企業で培ったマーケティングデータ分析のスキルを、セミナーや『外資系投資銀行のエクセル仕事術』(ダイヤモンド社)をはじめとする数々の著書で紹介してきた熊野整さん。Udemyの講座も受講生から高い評価を獲得しています。
データクレンジングなどの応用、ピボットテーブルなどへの発展、ファネル分析や相関分析といった実践までが丁寧に解説されているため、本講座は6時間12分もの超大作。ただし、76のレクチャーに細かく分けられており、メモ機能を活用すれば大切なページに付箋を貼るように、あとで気になったところだけをピンポイントで振り返ることもできます。
そしてありがたいのが「エクセルの基本」までおさらいしてくれること。正しいデータ分析に、正確かつ迅速な入力は欠かせません。エクセルを見よう見まねで使ってきたものの、誰かに聞こうにも聞けなかったという人は動画を見ながらこの機会にブラッシュアップしてみては?
【 初心者から上級者まで 】エクセルで学ぶマーケティングデータ分析マスターコース
初級編、中級編と学びを重ねる楽しさ

船井総研を経て、データ分析に特化したコンサルティング業務をおこなう齋藤健太さん。『問題解決のためのデータ分析』(クロスメディア・パブリッシング)などの著書を持っています。この講座では、売上や利益に直結するマーケティングの場面で、いかにデータを活用するのか、実例をもとに考え方や活用方法の基礎を7つのセクションに分けて学びます。
それぞれのテーマを事例をもとにワーク形式で進め、そのあとにワークを説く考え方の解説があって、章の最後にケーススタディがあるというカリキュラムは、まさに「ドリル」のよう。ワークやケーススタディには「リソース」がダウンロードできるようになっており、参考書と問題集で勉強した受験生時代を思い出します……。
初級編で基礎をつけた人、もしくはある程度データ分析の経験のある人には同じ講座の「中級編」も用意されています。レビューを見るとどちらのコースも受講しているという人が多く、人気の高さがうかがえます。
【数字を味方につける:初級編】ビジネスの現場で使えるデータ分析
知識ゼロでも大丈夫。会計からビジネスを読む

「数字が読めなければ、経営者には向かない」などといわれますが、企業同士の協業や会社員の起業が増えるこのご時世、決算書(財務諸表)を読めることもひとつのビジネススキルになり得ます。
この講座を担当するのは、『いちばんやさしい会計の教本』(インプレス)など5冊の著書を持つ公認会計士の川口宏之さん。 会計知識がゼロでも、簿記なんて学んだことがなくて日経新聞を読んでも3~4割しか理解できないほど経済に疎くても大丈夫と、心強い言葉で受講者を励まします。
ただ計算機を叩くだけの授業ではつまらないですが、有名企業の貸借対照表を図に置き換えてみたり、2社のどちらが安全性が高いかを見比べたりするテーマも盛り込まれ、受講生を飽きさせない工夫が満載。会計の中核となる「決算書」が読み解けるようになれば、世の中にも経済ニュースにも、関心が持てるようになるはず。
苦手意識のある英文法の“学び直し”に最適

発売から2か月で5万部を突破したというベストセラー『英文法の鬼100則』(アスカカルチャー)の著者、時吉秀弥さんがアシスタントの伊地知あこさんとともに展開する “英文法”に特化した講座。
「英文法=ルールの暗記」と思い込んで苦手意識を持っている人や、英文の文法的な仕組みがよくわかっていない人でも、「ネイティブの気持ち」を理解するように英文法を理解することが可能に。中級者向けの英文法“やり直し”の授業が全21回で完結します。
興味深いのは、小説の目次のような見出しです。一般的な英文法の参考書だと、目次に「前置詞+関係代名詞+to 不定詞」「SV+S仮定法」などと、学ぶ前から戦意喪失しそうな文字が羅列されるもの。ですが、この講座の目次には「人間は『時間』を『場所』として理解している」「canとmayのきもち」といった情緒的な言葉が並んでおり、本が得意とする「目次を読む楽しみ」も味わえます。
認知文法に基づく英語学習 英文法HACKER ネイティブの気持ちをハックしろ!
他にも、著書や共著を持つ講師による講座はさまざま。ぜひプレビューを見ながら、自分にあいそうな講座をチェックしてみてください。
他にも著書を持つ講師から学べる講座が多数! その他のおすすめ講座
~離職を無くしエンゲージメントを高める~社員が辞めない会社づくりセミナー

「営業の一流、二流、三流」の著者がお届けする、「誰もがトップセールスになれる!営業スキル大全」

説得力を高め問題解決に導く!実務直結”データを活かした”戦略的ストーリーメイキング講座

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書籍と変わらない価格で学べるキャンペーンをお見逃しなく!
『Udemy』によるオンライン学習と書籍を用いたオフライン学習。そのどちらのメリットも享受できるハイブリットな学び方は、1+1の可能性が無限大であることを教えてくれるのではないでしょうか。
ここで、「2021年になにを学ぼうか」と学習意欲が高まった方に朗報です。
2020年12月30日(水)から2021年1月7日(木)までの期間、『Udemy』ではお得なキャンペーンを実施。なかには書籍とあまり変わらない1000円台の価格で申し込めるコースもたくさん用意されていて、オンライン学習と書籍による学習の垣根はさらに低いものとなりそうです。
また、Udemy Japan公式Twitterアカウントでは、新春キャンペーン期間中、抽選で10名様に「アマゾンギフト券5000円分」が当たるフォロー&引用RTキャンペーンも実施しているとのこと。
今回のキャンペーンはRTしてくれる人が増えれば増えるほど、最大50人まで当選者数も増えていくそうです。
【賞品内容】抽選で10名様に「アマゾンギフト券5000円分」をプレゼント(当選者には後日DMでご連絡)
【応募期間】2020年12月30日~2021年1月7日
【応募条件】Udemy Japan公式Twitterをフォローし、該当の投稿に「2021年の学びの抱負」を添えて引用リツイートしてください。
その他、詳細につきましては公式Twitterのキャンペーンについての投稿をご確認ください。
知識は力なり。振り返ったときに「2021年の学びがあって今の自分がある。あのとき学んでよかった」と心から思える、そんな講座を『Udemy』で探してみませんか?
※表示している価格は本キャンペーン期間中の価格で、期間終了後の価格は異なります。また、紹介した講座名や講座内容、評価は記事執筆時点のものです。あらかじめご了承ください。なお、掲載講座の一部にセール対象外を含みます。
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Source: Udemy
大森りえ