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必要とする人に必要な情報を。誰もが抱える「小さな困りごと」の解決に大切な考え方

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author 渡邊徹則
必要とする人に必要な情報を。誰もが抱える「小さな困りごと」の解決に大切な考え方
Image: Mugendai(無限大)

検索エンジンやSNSの発達で、欲しい情報は簡単に手に入るようになりました。その一方、昨今は情報が溢れすぎて、本当に必要なものになかなかたどり着けないジレンマもあります。

必要としている人に正しい情報を届ける」を信念に活動するメディア編集長が、IBMMugendai(無限大)に登場。「困難に直面する人のサポート」から始まった、運営の変遷が語られていました。

欲しい情報が手に入らなかった悔しさが原動力に

インタビューに登場していたのは、NPO法人soar代表理事の工藤瑞穂さん。当初、社会的マイノリティの可能性を広げることを主題に「soar」を2015年にスタートさせました。

工藤さんがsoarを立ち上げたのは、身内が統合失調症になってしまった経験から。戸惑いの中、病状が進んでいくのを見ているしかなかったある日、そうした人たちを支える素晴らしい施設があることを知ります。

工藤さんは、このような活動が知られていないことにもどかしさを感じ、「もっと困難に直面している方々に届くかたちにしたら社会が良い方向に向かうのではないか」と感じたそう。

それ以来、障がいや病気、貧困といった社会課題にアプローチしてきましたが、今では「どんな人でも生きづらさや悩みを抱えている」と、日々生きていく中にある、病名がつかない「困りごと」を扱うようになったといいます。

1つの記事に1年。丁寧な心配りは一緒に働くスタッフにも

インターネットの発達により、情報過多ともいわれるようになった現代。soarでは、記事を「困難のかたち」「サポート種類」「悩みや願い」といったカテゴリーに情報を整理し、読者がたどり着きやすい仕様にしています。

その他にも、コンテンツの質を高めるために心がけることとして、工藤さんは以下のように語っています。

記事にする際、困りごとにアプローチする活動はもちろん、私たちが「回復の物語」と呼んでいる、困難に出会った人が一つひとつ自分らしい生き方を見つけて歩んでいくストーリーを大切にしています。

普段から丁寧な取材を心がける工藤さんたち。時には、1つの記事の制作に1年かけることもあるそうです。

必要とする人に必要な情報を。弱さや情けなさを包み込む、メディア編集長が見ているもの
Image: Mugendai(無限大)

テーマのみならず、メンタルヘルスに不調を抱えている方を仲間として運営メンバーに迎えるのも、soarの特徴の1つ。

困難を抱える人に寄り添う、とてもエネルギーが必要な仕事だそうですが「弱さのある人たちが自分を生かして働ける職場環境を作りたい」と、積極的に採用しています。

そしてその仲間たちへも、取材対象者同様に接しています。

たとえば、以前、連絡もなく突然休んでしまうスタッフがいたそう。一般的には辞めてもらうことも考えるほどですが、工藤さんたちは「問題と人格は切り分けて考えるべき」と、日頃の記事制作のスキルを生かし「なぜ無断欠勤してしまうのか」と本人にインタビューしたそうです。

その結果、前日深夜まで頑張りすぎて次の日朝起きられない、会社のツールに不慣れであるといった要因が判明。それらを丁寧に取り除くと無断欠勤もなくなったそうで、当時を振り返り以下のように語っています。

この機会がなければ、生活習慣やツールの使い方に不慣れだということが問題なのに、人格や性格のせいにしてしまうところだったということをメンバーが学び、また、みんなで課題を解決できたことで、弱さが強さになるという気づきを得る貴重な経験でした。

必要とする人に必要な情報を。弱さや情けなさを包み込む、メディア編集長が見ているもの
Image: Mugendai(無限大)

その他にも、SNSなどでみられる誹謗中傷など、不寛容になりつつある社会における情報への接し方など、心が軽くなるインタビューの続きはMugendai(無限大)よりお楽しみください。


Image: Mugendai(無限大)

Source: Mugendai(無限大)

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