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マヨネーズや味噌汁にちょい足しで体調管理。「薬膳」を日々の食事に取り入れるには?

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マヨネーズや味噌汁にちょい足しで体調管理。「薬膳」を日々の食事に取り入れるには?

「薬膳」と聞くと、どんな料理を思い浮かべますか? 「体によさそう」なイメージがある一方で、作り方が難しい、材料をそろえるのが大変……といった印象を持つ人が多いと思います。

『大人気レストラン「然の膳」の世界一美味しいカンタン薬膳ごはん』(アスコム)は、そんな薬膳への先入観を覆してくれる一冊。スーパーで買えるいつもの食材で、手軽に「薬膳ごはん」を作るコツをお届けします。

味噌汁もマヨネーズも「薬膳」にできる

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本格薬膳を定番メニューにアレンジした料理が評判となり、病院や医療センターを中心に店舗を拡大中の薬膳レストランぜんの膳」。

本書では「然の膳」による生薬を使わずに食材の組み合わせを工夫するだけという「カンタン薬膳ごはん」のレシピを中心に、薬膳を生活に取り入れる方法を紹介してくれています。

薬膳の考え方は、東洋医学の中医学に基づくもの。

なんとなく体がだるい、重い、疲れがとれない……こうした状態を東洋医学では「未病」といい、病気にならない未病のうちに健康な体を取り戻すのが、東洋医学の働きかけ。

そして、それを食で実現するのが薬膳なのだといいます。

そもそも薬膳料理を食べたからといって、すぐに血圧が下がるとか、糖尿病が治るとか、疲れがとれるといった効果があるわけではありません。

毎日食べることで、少しずつ体質を変えていくのが薬膳

続ければ続けるほど、血圧が安定してきたとか、血糖値が安定してきたとか、疲れにくくなったといった効果があらわれるようになります。

(『大人気レストラン「然の膳」の世界一美味しいカンタン薬膳ごはん』16ページより引用)

薬膳を毎日の習慣にするためには、がんばりすぎないのが一番

味噌汁に疲労回復効果のあるレモン汁を数滴落としたり、マヨネーズに体をあたためるしょうがを足したりするだけでも、薬膳を食事に取り入れることになるのです。

下痢、関節痛、腰痛は「腎」の衰えが原因かも?

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本書によると、体のなかでも冬に負担がかかるのは、「じん)」と呼ばれる部分とのこと。

エネルギーをため込もうとする冬は、生命活動のエネルギーを貯蔵する腎に負担がかかるようになります。

腎の機能が衰えるとあらわれる症状がむくみや冷え、貧血、膀胱炎、下痢、関節痛、腰痛など。腎を助ける食材は、黒豆、黒ごま、黒きくらげ、ごぼうなど黒い食材や鹹味※塩味の食材です。

(『大人気レストラン「然の膳」の世界一美味しいカンタン薬膳ごはん』122ページより引用)

しじみ、いわし、あさり、昆布、わかめのほか、ほうれんそう、ねぎ、大根、白菜といった冬野菜は、冬に食べると心身を整えてくれるそう。

旬の野菜は、季節の薬膳としても効果的なんですね。

寒さでつらい腰の痛みを和らげる「さば缶」薬膳

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『大人気レストラン「然の膳」の世界一美味しいカンタン薬膳ごはん』39ページより

寒さとともに腰痛が悪化してきたという方は、本書の「さばとひじきの旨辛そぼろ」を試してみては?

こちらは、忙しいときでも薬膳を簡単に食べられるようにと考案された、「かける薬膳」のバリエーションのひとつ。

東洋医学では腎の衰え、冷え、水分の滞りなどで腰痛が起こるとされています。

血行をよくするさばと、水分代謝を高めるひじきで、腰のつらさを和らげる働きが期待できるとのこと。

さばとひじきの旨辛そぼろ

<材料>

乾燥ひじき……5g

しょうが……1片

にんにく……1片

ごま油……小さじ1

豆板醤……小さじ1/2

さば缶……1缶

A

・しょうゆ……大さじ1

・酒……大さじ1/2

・きび砂糖……大さじ1/2

<作り方>

準備:乾燥ひじきは水で戻す。

1.しょうが、にんにくはみじん切りにする。

2.フライパンにごま油と1を入れて弱火にかけ香りが立ったら、豆板醤を加える。

3.Aの調味料とさば缶を汁ごと、2、ひじきを入れ、ほぐしながら水分がなくなりパラパラになるまで中火で炒り煮にする。

※冷蔵庫で2~3日保存可

(『大人気レストラン「然の膳」の世界一美味しいカンタン薬膳ごはん』39ページより引用)

食材の組み合わせのコツを重視する薬膳では、あれを食べてはいけない、これを食べてはいけないといった「食の制限」があまりないのもいいところ

1年の疲れがたまりがちなこの季節、ぜひ「カンタン薬膳ごはん」で心身を整えてみてください。

Image: Shutterstock

Source: アスコム

マイロハスより転載(2020.12.8公開記事)

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