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伊庭正康の「最高効率ワークハック術」

2021年を飛躍の年にするために振り返りたい「3つの質問」

author 伊庭正康
2021年を飛躍の年にするために振り返りたい「3つの質問」
Image: oatawa/Shutterstock.com

毎年12月になると、きちんと1年を振り返っておきたいものですが、今年は普通に振り返るだけではもったいないと感じます。

なぜなら、2021年はあなたの飛躍につなげる絶好のタイミングだと確信するからです。

2020年のコロナ禍以降、我々の生活は大きく変わりました。今後の人生そのものに影響する年だったと言っても過言ではないでしょう。

だからこそ、コロナ禍をどのように過ごしたのかを総括することは、きわめて重要だと考えます。

そこで今回は、環境変化の激しい今だからこそ、やっておきたい振り返りのポイントを整理しました。

未曾有の変化をチャンスにすることができたか?

ジェンガとビジネスパーソンのフィギュア
Image: Sirichai Puangsuwan/Shutterstock.com

事実だけを見ると、ポジティブな要素を見出しにくい人もいるかもしれません。

ただ、そのような時だからこそ、今後に向けた「新しい動き」が取れていたかどうかは極めて重要です。

有名な経営コンサルタントのトム・ピーターズは、常に自分の履歴書を想定しながら仕事に取り組めと言っていますが、2020年はそのチャンスだったと言えるのではないでしょうか。

実際、オンラインでの仕事が可能となり、リモートワークも加速しました。

一方、今までのやり方では成果を出しにくくなった人もいることでしょう。さらには、今まではタブーであもあった副業が解禁された会社も少なくありません。こんな変化が一気に訪れることは、なかなかないでしょう。

だからこそ、新しいことを実践するビッグチャンスだったとも言えるわけです。

そこで、3つの簡易的なチェック項目を用意しました。いくつ当てはまるか確認してみてください。

少し歯ごたえのある質問ですが、これらができていれば2021年は充実の1年になることほぼ間違いなしでしょう(ビジネスパーソン向けの設問になっています。ご了承ください)。

2021年を飛躍の年にするための3つの質問

1. 2020年、新しいチャレンジを自分から実践したと言えるものがあるか?

2. 2021年に向け、すでに新たな挑戦、または自己投資などやるべきことは決めているか?

(2021年は景気は緩やかながら回復傾向になることが、各シンクタンクから発表されている。今は飛躍の前夜ゆえ、出遅れることは避けたい)

3. 会社に依存しない生き方へのイメージはできているか?

(日本の会社は雇用を守ることを優先する慣習はあるが、それでも社員の自立を求める傾向は強くなっている。 経団連の中西会長、トヨタ自動車の豊田昭雄社長も「終身雇用を前提とするのは難しい時代」と言ったことは時代の変化を象徴している)

さて、いかがでしょうか。

いたずらに転職や独立、副業の必要性を説いているわけではありません。もっと大事なこと、それは「自分がどんな生き方をするのか」がクリアになっているかどうかです。

たった3つの質問ですが、2021年以降変化が激しいことは間違いないでしょうし、ひとりひとりがその変化に向き合うことになるはずです。

会社が、あるいは第三者が、あなたの人生を決めてくれたり、安定を約束してくれる時代ではなくなってきています。

自分自身で、自分の人生をデザインする。それが2021年をチャンスに変えるうえで必要となる条件だと考えます。

セルフマネジメント力を習得できたか?

チェスとビジネスパーソンのフィギュア
Image: Sirichai Puangsuwan/Shutterstock.com

一方で、大げさに考える必要はないとも思っています。

2021年以降はセルフマネジメントの時代ともいわれますが、このセルフマネジメントの力があれば問題ありません。

あたかも受験生のように、自分で自分のやるべきことを決め、自分で計画を立て、集中力を切らすことなく確実に進捗させ、1人であってもストレスに悩むことなく、自分のぺースで仕事をする。

それがセルフマネジメントできている姿です。

リモートワークになったとしても、むしろ生産性が上がるという人はいませんか。それはセルフマネジメントができているからです。

場所がどこであれ、1人であれ、ペースを崩しません。

朝起きる時間、仕事にかかる時間、休憩する時間、仕事を終える時間、自己投資する時間を決め、わからないことがあれば、躊躇せずオンラインか電話で質問をする。

どこの会社に勤めていようが、このように自分なりのペースで実践できるようにしておきましょう。

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あなたにとって最も大切なことは見つかったか?

風船を持つ人のフィギュア
Image: Sirichai Puangsuwan/Shutterstock.com

私は、とりわけ今年に関しては、「あれができた」「これができた」といったこと以上に、本当にやるべきことを自分ができていたかどうかを確認することの方が重要だと感じています。

さもないと、2021年が慌ただしくバタバタと動くだけの1年になる可能性は否めません。

これから、変化は今まで以上の勢いで加速するはずです。回復期は変化が速い。これは常のこと。

流されないために、あなたにとって最も大切なことを明確にしておくことをおすすめします。まずは、5年後、10年後、今の時期だからこそどのような仕事、生活を実現させたいのかを考えておくと良いでしょう。

おすすめは、Excelを使って縦軸に年齢を入れ、その横のセルに“なっていたい状態”を書いてみてください。

最初は書くのが難しいものですが、セルを埋めるように書いているうちに、思った以上に人生が短いことにも気づき、焦りにすら似た感情の中で、今やるべきことが見えてきたりもします。ぜひやってみてください。

***

さて、今回は未曽有の1年の振り返り方を紹介しました。少し、ハードな設問だと感じられたかもしれません。

実は、私自身も振り変えってみて、景気が一気に悪化して「果たして自分はどうなるのか」と危機感を感じたときに、新たに行動したことによって人生が大きく好転したのを実感したからこそ、こうした設問になりました。

変化を不安と感じるかチャンスと感じるか、私は準備次第だと感じています。今回の内容が少しでも参考になれば幸いです。

伊庭 正康 株式会社らしさラボ 代表取締役

伊庭正康さん

リクルートグループ入社。残業レスで営業とマネジャーの両部門で累計40回以上の表彰を受賞。その後、部長、社内ベンチャーの代表を歴任。2011年、株式会社らしさラボ設立。リーダー、営業力、時間管理等、年間200回以上の研修に登壇。リピート率は9割以上。現在は、オンラインを活用した研修も好評。近著に12万部を超える『できるリーダーは、「これ」しかやらない メンバーが自ら動き出す「任せ方」のコツ (PHP研究所)』のほか、新刊の『目標達成するリーダーが絶対やらないチームの動かし方(日本実業出版)』『結果を出す人がやっている! 仕事を「楽しくする」方法(アスカビジネス)』をはじめ、他多数の書籍がある。

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Image: oatawa, Sirichai Puangsuwan(1, 2, 3)/Shutterstock.com

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