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変動費がポイント。年末に見直したい2021年に向けたお金の使い方

変動費がポイント。年末に見直したい2021年に向けたお金の使い方
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2020年も、もう終わり。今年は新型コロナウイルスに暮らし方が左右され、収入やお金の使い方が変動した年でした。

企業の業績不良による減給やボーナスカットなどの話題も多く、生活や将来に不安を抱えた人も多く、やはり必要最低限の「現金」を持っておくことが非常に大切だと再認識させられました。

半面、仕事が休みになったり、テレワークで在宅時間が増えたりしたことで、料理や動画鑑賞、ネットショッピングなど今までと異なった楽しみ方を見つけた人もいたようです。

年が明けてもしばらくは、感染予防のため行動には制限がつく暮らし方が続くと思われます。

その中でも自分なりの楽しみ方を見つけ、暮らしていきたいもの。そのためにも、年末のうちにお金の使い方を見直し、2021年に新たなスタートが切れるよう、準備しておきましょう。

今年は変動費から見直しを

ショッピングリスト
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家計を見直すといえば、いつもは固定費からの見直しをおすすめするのですが、今年は外出自粛などにより、家で時間を過ごすことが多かったため、多くのご家庭で支出の仕方が変わりました。

例年よりも「変動費」が増えたのです。

そのため、今年の家計の見直しは変動費から始めることをおすすめします。

まず目立ったのが食費。食材の買いだめをしたこともありますが、外食機会が減り、自宅で料理、デリバリーやテイクアウトを楽しむ人が増えたことも原因のひとつになっていると考えられます。

生活につきものである水道光熱費も増えがちに。

さらに、高騰するマスクや消毒、紙製品などの日用品代への支出が増えていた家計も多かったと感じています。

外出機会が減り、買い物はネットでするようになった人も多くなりました。そういう人の中には、ストレス発散のために洋服や装飾品などを買いすぎてしまった人も。

このような支出の傾向から、この年末には自分の家計にはどんな変化があったのか、コントロールすべき支出はどこなのかを把握しましょう。

生活と安全の充実を求めて増えた支出があれば、生活行動の制限により減った支出もあると思います。

その変化は生活の仕方の変化によりやむを得ないことですから、無理にそれを以前に合わせようとしなくても大丈夫。

増えた支出があれば、何処かの支出を減らせば、バランスはとれますから、それを検討していけばよいのです。

また、キャッシュレス決済が増えて、支出の把握がしにくくなったことが原因だという場合も。その場合は、支出の全体が見える管理の仕方を検討していくとよいでしょう。

変動費の削減やコントロールは、モチベーションに左右されやすいので難しいものです。ですから、無理がなく、生活に取り入れやすい方法でコントロールしていきましょう。

固定費も見直してみる

キャッシュレス
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変動費の見直しをしても支出が多すぎると感じたら、固定費も見直してみましょう。固定費は月に一度、定額を支払うもの。ですから一度見直すと、その削減効果が長続きします。

例えば通信費。以前から格安スマホがありましたが、最近は大手通信キャリアも利用料金を引き下げるプランを出しています。

現状で1台1万円近くをかけてスマホを使っているのなら、ぜひ契約プランの見直し、変更をしてみましょう。

また、生命保険の見直しをしてもよいでしょう。コロナ禍の家計相談では、収入減、もしくは今後収入が減るかもという不安で、保険料を削減したいというご相談を多く受けました。

ですが、過度に減らしすぎて保険本来の役割(必要な保障)が失われてしまってはいけません。家計における保険料の負担軽減だけではなく、さまざまなリスクを踏まえたうえで、保険の有無、保障内容を検討する見直しができれば良いと思います。

今では過剰に契約しすぎているサブスクリプションの見直しも必要です。雑誌、音楽、動画をはじめ、ジャンルを問わず様々なサブスクが登場しています。

金額に見合う使い方ができているのかを念頭に、見直しをしましょう。

2021年を楽しく暮らすためのお金の使い方

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今年の支出を見直し、家計を整えられる見通しが立ったら、次は来年のお金の使い方を考えてみましょう。

例年通り、固定資産税や年払いのものなど必要な支出はあると思いますが、娯楽などにかけてきた支出はここ数年と異なりそうです。

旅行の計画をしても、先の状況はわかりませんし、不確実な予定は流動的な予算として確保しておくとよいでしょう。

新しい生活様式の中で、新たに自分が「お金をかけたい」と思える部分が見つかった人もいるかもしれません。

食であったり、趣味であったり。そこへの支出の比重を大きくし、他の支出を少なくするような、毎月の支出の予算感を持っておくこともよいでしょう。

お金をかける部分が変化しているので、改めて支出の感覚を認識しておくという意味もあります。

必要なところへしっかりお金をかけ、削減できるところは減らすという当たり前なやりくりですが、支出の内容が変化すると戸惑うことも多いからです。

年末のお金の見直しについては、特に代わり映えのないことばかりですが、今年はその細かな内容が異なっています。

その変化になじむ暮らし方を身につけていくことが、楽しむお金の使い方にもなっていくと考えています。

横山光昭(よこやま・みつあき)

横山光昭

家計再生コンサルタント、株式会社マイエフピー代表。お金の使い方そのものを改善する独自の家計再生プログラムで、家計の確実な再生をめざし、個別の相談・指導に高い評価を受けている。これまでの相談件数は23,000件を突破。書籍・雑誌への執筆、講演も多数。著書は60万部を超える『はじめての人のための3000円投資生活』や『年収200万円からの貯金生活宣言』を代表作とし、著作は累計330万部となる。

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