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フィギュアスケーターからの転身。町田樹が第二のキャリアに「研究者」を選んだ理由

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author 渡邊徹則
フィギュアスケーターからの転身。町田樹が第二のキャリアに「研究者」を選んだ理由
Image: Mugendai(無限大)

トップフィギュアスケーターとして活躍し、数年前に引退した町田樹さん。その町田さんが、現在研究者に転身されているのをご存知でしょうか。

当のご本人が、IBMのWebメディアMugendai(無限大)に登場。誰もが意外と感じた転身の理由と「理想のスポーツ界」について語られていました。

町田樹がフィギュアスケートに抱いた危機感

ソチ五輪5位、世界選手権銀メダルと、まさに世界のトップフィギュアスケーターであった町田さん。第二のキャリアとしては、解説者や指導者など多くの選択肢があったはずですが、あえて研究者を選んだ理由として、フィギュアスケートが持つある問題を指摘しています。

多くの選手の活躍によって人気を集め、メディアバリューの高いスポーツとなったフィギュアスケート。しかしその競技人口は約8000人(2019年)と少なく、たとえばサッカーの約90万人(2019年)と比較すると遠く及びません。

この現状を、町田さんは「見る」市場だけが拡大し「する」市場が小さい、トップ選手のハイパフォーマンスだけが求められるバランスの悪い状態と指摘。スポーツ競技における「底上げ」の重要性を語ります。

フィギュアスケーターからの転身。町田樹が第二のキャリアに「研究者」を選んだ理由
Image: Mugendai(無限大)

スポーツの発展には「学際」こそが鍵になる

フィギュアスケートは、いわば「美しさを評価」して優劣を決める競技。得点などではっきりと勝敗が分かるスポーツに比べて懐疑的に捉えられる面もあるといい、町田さんご自身でさえ疑心暗鬼に駆られたこともあったといいます。

そこで町田さんが始めた研究テーマが、ご自身で命名された「アーティスティックスポーツ」。

これは、フィギュアスケートや新体操など芸術的側面を持つスポーツを指し、経営経済学、法学、社会学、芸術学など複数の学問を横断して研究しているそうです。

町田さんは、スポーツ科学と複数の学問を掛け合わせることの重要性を以下のように語っています。

たとえば、女性アスリートの摂食障害や無月経などの問題を考えてみてください。

多くは、競技成績へのプレッシャーやハードな体重管理などの心理的ストレスから拒食症や過食症などの摂食障害が起こり、それが、骨粗鬆症や無月経などに発展してしまう。

そこには栄養学はもちろん、心理学からのアプローチも必要です。

町田さんは、スポーツの発展にはそうした「学際(研究対象が複数の学問領域にまたがること)」こそが重要だと指摘。

たとえば、フィギュアスケートのジャンプの回転数など目視では限界がある分野へのAIの適用などは、すでに可能性が模索されているそうです。

フィギュアスケーターからの転身。町田樹が第二のキャリアに「研究者」を選んだ理由
Image: Mugendai(無限大)

一流の競技者として活躍し、研究者として貢献する生き方、とても素敵ですよね。

ほかにも、新型コロナウイルスの影響で町田さんが感じた今後のスポーツのあり方など、スポーツ好き必見のインタビューの続きはMugendai(無限大)よりお楽しみください。


Image: Mugendai(無限大)

Source: Mugendai(無限大)

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