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印南敦史の「毎日書評」

「副業」で稼げるようになるために、すぐにでもやっておきたい4つの行動

author 印南敦史
「副業」で稼げるようになるために、すぐにでもやっておきたい4つの行動
Photo: 印南敦史

いつのころからか、「副業(複業・兼業)」「パラレルキャリア」などということばをよく目にするようになりました。

複数の仕事を持つという考え方がそれだけ浸透したのかもしれませんが、「難しそう」「自分には関係ない」と感じる人もまだまだ少なくないようです。

また、「副業」と聞いて、本業の合間にコンビニや飲食店などで時給を稼ぐ働き方や、特殊な技能が求められる仕事などを思い浮かべる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

しかし、決してそうではないと断言するのは、『いつでも、どこでも、ローリスクでできる「新しいマネタイズ」 副業力』(染谷昌利 著、日本実業出版社)の著者。

「副業」は、労働集約型産業のような時間を切り売りするようなスタイルや、特殊な技能が必要なものばかりではありません。

気軽に、自分の空いている時間を活用して、自分の好きなこと、得意な分野でひっそりとはじめることができるのです。(「はじめに」より)

たとえば趣味を副業にするという手段もあるでしょうが、そこでポイントとなるのが「金銭的な収入が発生するかどうか」。

副業禁止の会社に勤務しているのであれば、急いで金銭を発生させることを考えるのではなく、「いつでもお金を生み出せる状態」にしておくことが重要であるわけです。

その際、大きなきっかけになるのは、趣味や得意分野。

副業には十分な準備が必要です。

準備さえしておけば、副業が解禁された、あるいは会社を辞めたときに、すぐにお金を生み出せるようになります。(「はじめに」より)

Part_1「『副業×本業』で収入は倍増する」内のChapter 1「『副業』が当たり前の時代に」のなかから、基本的な考え方を抜き出してみたいと思います。

まずはとにかく行動に移してみる

会社で副業が認められているなら、意欲さえあればすぐにでも副業をはじめることが可能。

とはいえまだ現実的に、副業を解禁している会社は少数でもあります。

一般的に、「本業以外の仕事で収益を得ている業務」が副業と認識されていますが、実は法律で「副業」に関して明確な定義はありません。

会社の規定や就業規則によって、本業に影響が出る恐れがあるため、副業を禁止している会社が大半です。(19ページより)

会社に隠れてこっそりと副業に取り組んでいる方もいらっしゃるでしょうが(伏業)、就業規則を気にして二の足を踏んでいるというケースが大半であるはず。とはいえ、行動に移せることはたくさんあると著者は言います。

副業が「本業以外の仕事で収益を得ている業務」であるなら、収入を得ていなければ副業には当たらず、単なる趣味の延長線上。それを将来的に収益を得ることができる業務にするため、準備をしておけばいいということなのでしょう。

そこでこの項で著者は、自分自身の「信用度」や「影響力」を向上させる点にフォーカスし、「すぐにでもやっておきたい4つの行動」を紹介しています。

信用度や影響力を高めておけば、お金を稼ぐことは容易になるというのです。(19ページより)

行動1:勉強会やイベントに参加する

会社とは、非常に小さな世界。ところが勤めている人の多くは、その小さな世界が世の中のすべてだと思いがち。著者も会社員時代はそうだったといいます。

しかし、会社という環境から一歩踏み出し、社外の勉強会に参加することも有効な方法。視野を広げ、新たな人脈を構築できる可能性があるからです。

たとえば、「Peatix」という日本最大級のイベント管理サービスをのぞいてみると、さまざまな勉強会やセミナーが開催されていることに驚くはずです。

有料・無料、オンライン・オフライン問わず、自分の興味ある分野の勉強会があれば積極的に参加してみましょう。(20ページより)

新型コロナの勢いが収まらないだけに、オフラインで参加できる勉強会があることは魅力的。

会社内とは違ったタイプの人とも出会えるでしょうし、同じテーマに関心を抱く参加者が集まっているので、関係性はより深くなっていくはずです。(20ページより)

行動2:「情報発信力」を鍛える

いまの時代は、ブログやSNS、YouTubeなど、個人が気軽に情報発信できるツールが豊富にあります。

したがって情報発信力を高めておけば、自分が商品やサービスを開発した際に、その商品を求める層に対してストレートに情報を届けることが可能になります。

ブログやSNSで読者を集めることができていれば、そこから収益を得ることは決して難しいことではないようです。

アフィリエイトと呼ばれる成果報酬型広告や、クリック数に応じて報酬が得られるクリック報酬型広告など、ブログ運営で生計を立てることも可能な時代になっているわけです。(21ページより)

行動3:自分の「趣味」がお金にならないか調べる

著者によれば、自分の趣味がお金になるはずがないという考えは単なる思い込み。世の中には、趣味をお金に変える仕組みが数多く存在するというのです。

たとえば、自分でアクセサリーや洋服を作る趣味を持っている人には、「minne」や「Creema」といったハンドメイド商品を売買できるサービスがあります。

スマートフォンでインスタ映えする写真を撮影するのが趣味という場合、「スナップマート」という写真素材を売買できるサービスもあります。(21〜22ページより)

これらはあくまで一例ですが、自分の趣味が世の中に求められているサービスがあれば、売ることを意識して在庫を増やせるわけです。(21ページより)

行動4:自分を中心とした「コミュニティ」を運営する

ここでいうコミュニティとは、「自分がリーダーとなるグループ」。ただしリーダーといっても堅苦しいものではなく、「半歩先を行く人」というイメージだそう。

コミュニティ内のリーダーとメンバーとの関係は、売り手と買い手ではなく、同じ方向に向かって一緒に歩む仲間。

リーダーが理念(やりたいこと)を語り、ひとつ上のステージに行くために必要な情報(商品)を提供することにより、みんなで成長できて楽しい「場」を生み出せるわけです。(22ページより)

著者はこの項のまとめ部分で、「まずは行動あるのみ! 動かなければ現状はなにも変わらない」と主張しています。これは、副業全般に言えることではないでしょうか?

「副業」にまつわる現在の環境の解説はもちろんのこと、具体的な「副業」のやり方までがわかりやすく紹介されています。

そのため、「副業に興味はあるけど、どうしたらいいのかわからない」という方に最適。将来の生活を少しでも安定させるため、読んでみる価値はあると思います。

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Source: 日本実業出版社

Photo: 印南敦史

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