キャリアを高め続ける秘訣とは。スティーブ・ジョブズの決定版アドバイス
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2011年に56歳で亡くなったスティーブ・ジョブズ。ビジネス界の大物、投資家、テクノロジーの先駆者として、彼が与えた大きな影響はその死後も生き続けています。
ジョブズはテクノロジーと電気通信の分野において継続的な進歩をもたらしただけではありません。
アイデアの開発やキャリア目標の達成に関して、彼がインスピレーションに満ちた観点を持っていた点でも人々の記憶に強く残っています。
Resume.ioのインフォグラフィックでは、キャリアを継続して前進させるための、ジョブズをはじめほかの成功者や起業家の洞察に満ちたアドバイスが取り上げられています。
ジョブズはかつてこう述べました。
何かをして成功したら、次の素晴らしいことを実行するべきです。1つの成功に長い間こだわらないで、次に何をするか。それを考えるのです。
次の目標にフォーカスする
上の発言から、キャリアの勢いを維持するには新しい目標を設定することが重要であるのがわかります。現在の成果に気を取られてしまうと、刺激的な機会や長期的な大望を見失ってしまうかもしれません。
ジョブズはその言葉通り、1つの成功にとどまってはいませんでした。
Appleを共同設立してからわずか1年後、1977年の時点ですでに名声と富を獲得していましたが、それからの30年間、新しいアイデアやシステム、製品などを求め続け、開発し続けました。
1つの成功を収めたら、もちろんそれを祝ってもかまわないのです。ただ、その後に新しい目標に目を向けない限り、長期的なキャリアの展望は限られてしまう可能性があります。
ジョブズのイノベーションと業績の一覧を見ると、目標設定は1回限りの出来事ではなく、動的で継続的なプロセスであることがわかります。
「次は何?」と問い続ける
将来の成功への準備ができているのを確認することは、はっきりとした最終目標を1つ持っていなければならないということではありません。
ローマは1日にして成らず。1976年のジョブズは、2007年に自分がiPhoneを世界に発表することになるとは知らなかったのですから。
ジョブズが偉大だったのは、「次は何か」と問いかける方法を知っていた点です。それによって、イノベーションのポートフォリオは拡大し続け、消費者向けテクノロジーの世界に革命を起こし続けることができました。
進歩というのは本質的に少しずつ起こるもので、新しいアイデアや開発は過去の成功から生まれて成長することがあります。
ジョブズのキャリアは、自分が達成した基本的なスキルと知識に基づいて新しい目標を設定し、前進し続けるために新しい課題を模索する先見性を持っていたことの証といえるでしょう。
これは、あらゆる分野のあらゆるキャリアに当てはまります。成功を目指してやる気が起きる次のことに目標を設定する必要があります。
過去の業績を考慮したいかもしれませんが、焦点を当てるのはあくまでも次の目標なのです。
小さな目標を達成し続け、自信につなげる
次は、自分が責任を負うためのシステムが必要です。
オール・オア・ナッシングの目標では、無理だと感じて自信をなくしてしまいます。そうではなく、キャリアの勢いを維持するために小さな目標を設定します。
それなら、キャリアの成功・不成功を決定づけるような大きな目標1つだけに頼るよりも、ずっと実用的で、達成可能です。
まず大胆な目標を特定したら、それを測定可能な小さい目標に分割して管理しやすくします。小さな目標を達成していけば、進歩は持続可能であると感じることができます。
新しい目標を設定する準備ができたら、次のことを自問しましょう。
- いつこの目標を達成したいのか?
- どのくらいの時間がかかるか?
- 自分が持っているリソースとスキルは?
- 自分に必要なリソースとスキルは?
自問することで、現在の状況を振り返り、目標を達成するためには何をする必要があるかが明確に実践的に見えてくるでしょう。
新しい目標を設定するたびに、リソース、スキル、経験の範囲は拡大し続け、自分のさらなる進歩を感じることができるのです。
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Image: NWM/Shutterstock.com
Originally published by Inc. [原文]
Copyright © 2020 Mansueto Ventures LLC.
訳:ぬえよしこ