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緊急時用の食料、何をどう備蓄する?

緊急時用の食料、何をどう備蓄する?
Cutaway display of a concrete masonry basement fallout shelter from the 1950s.
Image: Alex Kosev/Shutterstock.com

核シェルターがあればと思っている人は多いようです。

パンデミックや選挙はもちろん、過去のいろいろな出来事によって本格的なブームが訪れ、この10年で右肩上がりの需要を満たすべく民間の爆弾・防災シェルター建設業界は着実に成長しています。

爆弾シェルターを自分で作るのか、防爆扉と空気濾過システム完備のタイプを特注するのかにかかわらず、生き残るためには多量の食料が必要です。

シェルターの食料備蓄庫は、涼しく、暗く、特に換気が良くなくてはなりません。

乾物や缶詰、MREなどの携行・インスタント食品など、いろいろなものを備蓄する必要があります。シェルター用に食料を選び保管するヒントをいくつか紹介します。

まずは十分な水

生きるために必須な水。

緊急時用の食料備蓄の最優先アイテムは、ボトル入りの水です。その量はというと、おそらく考えているよりもずっと多いと思います。

推定によると、1人あたり1日に最高100ガロン(約380リットル)もの水を使う可能性があるそうです。ボトル入りの水を使い果たしてしまって他の水源がないなら、徹底した浄水システムがあっても無意味です。

時間をかけてできるだけ正確な量を見積もりましょう。思いつく限りの使用量を考慮して、何度も計算したうえでボトル入り水を備蓄します。

乾物を優先する

適切に保管されている限り、乾物は購入できる中で最も長持ちする食品です。

米、乾燥豆、全粒穀物、粉ミルク、ジャーキーなどはどれもほぼ無期限に保存できる優れた選択肢です。もちろん何を備蓄するかはそれぞれですが、保管については従うべきベストプラクティスがあります。

真空シーラーヒートシーラーに投資して、脱酸素剤*を使って乾物をホイルバッグに密封し、密封されたホイルバッグを食品用のプラスチックバケツに保管します。

そして、食品類を床より上に置いておくための棚を作ります。乾物が放射性廃棄物の水たまりに浮かんでしまっては台無しですから。

*脱酸素剤についての注意:これはボツリヌス中毒症につながる可能性があるので、水分の多い(10%以上)の乾物には決して使わないでください。保存スペースについてのラベルを確認し、かならずメーカーの指示に従ってください。

缶詰は涼しい場所に

タンパク質は人間の食事には不可欠です。缶詰食品にはタンパク質が豊富なものがたくさんあります。

豆、シチュー、チリ、スープ、魚はどれも簡単に入手することができ、約5年間は安全に保管できます。

コンデンスミルクやエバミルク、それからコンビーフ、スパム、ウインナーソーセージなどの塩分の多い肉類の缶詰もいいでしょう。

摂氏26度を超える高温の環境では缶詰の保存期間が短くなるため、食品備蓄エリアの換気を十分に行ないできるだけ涼しく保ちます。

15ºCはかなり良いと思いますが、温度は低ければ低いほうがいいでしょう。

自分で缶詰にする場合は、安全性を確保するために、家庭用食品の保存に関するUSDA(アメリカ農務省)のガイドラインをしっかり確認してそれに従います。

暑さに加えて、ガラス容器のものはどれも光から保護しなければなりません。これも食料備蓄の際に考慮すべき点です。

食用油や調味料も必要

スパイスラックはスペースを少々取りますが、無視はできません。食用油や塩、砂糖は料理には必要です。

オリーブオイルの保存期間は3〜4年ですが、ココナツオイルや植物性ショートニングは約2年で、塩と砂糖は無期限にもちます。

乾物や缶詰と同様に、油や調味料類はしっかりと密封し、熱、湿気、光から保護して、できるだけ長く保存できるようにしましょう。

携行食やインスタント食品も

予知能力がなくても、終末後のライフスタイルに乾燥豆ばかりを調理する時間の余裕がそれほどないだろうことは想像できます。

ですから、MRE(携行食)やその他のインスタント食品を備蓄する必要があります。

本物のMREは大部分の軍需品店で購入できますが、私はアウトドア用携行食ブランドのMountain Houseの製品にどっぷりはまっています。

「万が一」用のバケツ入り朝食はいかがですか?ビスケットとグレービーの10ポンド(4.5kg)缶はどうですか? バルクフード(量り売りの食料)で備蓄ができていたとしても、3600カロリーもあるバーのような非常食を買っておくことをおすすめします。

空腹(つまり、文字通り餓死)を絶対に避けたい時があるとしたら、それは核の冬の真っ只中でしょう。

厳選の嗜好品も少々

どんなに準備したとしても、現実的には地下シェルターで2年以上生き延びられる可能性はかなり低いでしょう。

ウイスキー、ジン、チョコレート、ワイン、バイコディン(麻薬性鎮痛剤)など、日々の苦しみからささやかな息抜きを与えてくれるものなら何でも、特につらい日のためにこっそり備蓄しておくのも悪くはありません。

タバコの煙で死ぬ願望がない限り葉巻やパイプはおすすめしませんが、そのへんはご自由にどうぞ。

私はアパート暮らしなので黙示録を生き残ることはできないでしょう。終末時、地下での盛況なパーティーにたっぷりワインを持ち込むのが私の計画なんです。

自宅を持っている皆さん、おたくのシェルター状況はどうですか? 自宅の地下室の一角であったとしても、自分で作ったシェルターはどんな感じなのか、ぜひ聞きたいところです。

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Image: Alex Kosev/Shutterstock.com

Source: Atlas Survival Shelters, Rising S Company, Ultimate Bunker, Utah Shelter Systems, Hardened Structures, Chicago Tribune, Wikipedia, USGS, Amazon(1, 2, 3, 4, 5, 6, 7), National Center for Home Food Preservation

A.A. Newton - Lifehacker USA[原文

訳:ぬえよしこ

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